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植物栽培の仕様とAI【やってしもた】

植物栽培の仕様はプログラミングより難しい

コンニチハ。
突然ですがもうすぐ暖かくなるというのに、今ごろ部屋で育てている観葉植物(パキラ)が枯れました。
この手の鉢植えはあまり失敗しないんですが、今回はよく分からなかったです。
掘り起こしてみたら、根が張ってなくて完全にダメになってる。病気っぽいかな。

サボテンや多肉は余裕で冬越しできてるのに。

私は10年以上も某大手の農業系販売在庫関連のシステムを作ってきました。肥料や農薬、土の種類など、商品マスターに入っているものについてはほぼ全て知っています。
そのため、職歴の浅い店員さんよりも詳しいです。店舗にある鉢が枯れていたり調子が悪そうな場合は、置き場所や水やり、肥料のことなど、大体分かります。
特に勉強したわけではありませんが、長い間関わっていたので、無意識に覚えてしまいました。

ネットに出回っている栽培ノウハウの情報や動画もまあまあよく見る方だと思うのですが、おおよそ放置OK系の手入れが不要なタイプの植物の育成仕様は、

  1. 水をやる時は土が完全に乾いてから(乾き具合は状況による

  2. 水をやる場合は鉢底から水が出るほどたっぷりあげる(水の量は状況による

  3. 冬季は生育が止まるので水と肥料は控えめに(冬季の期間は状況による

  4. 耐寒性の無いものは室内で管理(寒さの判断は状況による

  5. ある程度の日当たりを確保する。日照が強すぎてもダメ(日当たり具合は状況による

  6. 水はけの良い土を使い通気性も確保する(土の種類は状況による

みたいな感じだと思います。
万能な逃げのワード「状況による」の振り幅がサボテンと観葉植物では違うのはイメージできるんですが、たぶん何か違ってたんでしょう。

プログラムの仕様

ベタなプログラム仕様だと
「在庫量がXXXXより小さかったら発注データを1レコード作成」
みたいに明確で、状況にはよらない。
状況による場合もifで分岐させる程度の機械的な状況判断でいい。
「なんとなく元気がない」のようなモヤモヤした条件は無い。
個人的には鉢植えの植物を育てるよりプログラムのほうが簡単です。

農業の未来

家庭用の園芸と比べると、農業界では人手不足や収益確保といった課題を「AIが解決してくれる」という議論がよくされます。また、高額の補助金も支給されることもありますが、その費用の使い方についてはよくわかりません(内部事情は詳しく知りません)。
温度や湿度、大気の成分を測定する機器や農業用ドローン、観察用カメラを組み合わせて大量の学習を行えば、将来的には解決策が見つかる可能性はあると思います。ただし、計測機器を購入したら補助金が使い果たされ、プロジェクトが終了してしまうという懸念もあります。
画像識別で「病害虫の兆候があるのでこの農薬を散布する」と判断するよりも、同じテクノロジーを医療分野で画像診断に活用する方が、投資のリターンが高いとされています。

「数千万の機材を投じてキュウリの収穫高が5万円増えた」みたいな結果を受け入れる価値観は、経営的に簡単に受け入れにくいけど、このような積み上げは誰かがしなきゃいけないですよね。宇宙開発みたいだけど。

枯れる事も学習材料であるという事

ところでなんで枯れたかわからないけど鉢が1つ空いたので、3月になったらまた苗を買ってこよう。枯れた事も経験で学習だ。
ある少年革命家が「人生は勉強や!」と言ってたので、その通り実践していこうと思います。(登場2回目)
では。

#IT
#プログラマ
#農業DX
#AI
#パキラ

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