始めたばかりだしと意識して毎日更新しようと思い、早数日。久々に人様の目に触れる文章を書いているため、なかなかひとつ書き上げるのも時間がかかりますね。まだペースが掴めない鰯野つみれです。

今は錆び付いた機械に無理やり油さして動かしてるような感覚です。ウゴゴゴゴ…(軋んでいる音)。リハビリ、まだまだ続けていきたいと思います。

さて、今回は「書く方」の話でなく「読む方」のお話です。

勤勉な「読書家」ではない私ではありますが。

もし「量を読むのが読書家だ」というのが正道としたら、私はきっとそれほど勤勉な読者ではないのかもしれません。日々の生活の中から睡眠時間や食事などの時間、社会人的な作業(やるべき仕事や家事など)に使われる時間などを差し引いたフリーな数時間。その全てを「読むこと」のみに使えているわけではないので。

ですが、それでも「読むこと」は好きなことのひとつです。

その日の全ての用事を終わらせて手に入れた時間、これと決めた物語とのみ向き合って、あとはトイレと食事のみしかせずに終わりまで一気読みする。「リアルな私自身の事情」はなるだけ回顧せず、物語のみに耽溺する。眠くてたまらなくなるまで。

その幸せは私にとって宝物みたいなものです。そんな贅沢をフルに楽しめる頻度は滅多にないことではありますが。

どうしても「読んでて好きな展開」ってある。

今我が家の本棚に並んでいる、本屋で買ったもの。ネットで買ったり無料で読めるもの。それ以外にもこの世に大量の物語があるがゆえに、私1人が目を通すものは自然と限られてしまいます。どうしても時間の都合で選別は必要になりますし、苦手なジャンルや作風は避ける形になって内容も片寄ります。

そうして「私が好んで読む物語」のみが私の本棚や読書系サイトのお気に入りページなどにリストとして抽出されることになります。見ているといくつかの傾向がありますね。

こういう展開に弱い。

①ジャンルが恋愛メインではない作品の、脇道にある恋愛要素。

恋愛もの自体が嫌いなのではなくて「スポーツもので真剣に部活に励んでる主人公であくまでも青春スポーツもの作品なんだけど、たまにキャラの恋愛要素が入る展開」における恋愛描写が好き、だったりします。「人死にが出るバトルもので主題は生きるか死ぬかな作品だけど、あるキャラが好きな人のために奔走する展開」みたいなのも好きです。

多分、私の脳には直球の恋愛ものは甘味過多なんだと思います。メインの横に添えてある恋愛が異様に好き。

②少数精鋭仲良しな人たち。

3人で全然性格違うけど俺ら私ら仲良しイツメン～みたいなのとか、ヤッターマンの敵3人みたいなドタバタ女上司+手下2人とか、ポケモンのムサシコジローとか、教室にいる時は違うグルーブAとBにそれぞれ属してるけどお互い1人の時は一緒にいるのが心地いいクラスメイト2人組とか。

そういう2～3人の関係性に弱いです。バディ・相棒関係ものも好きな方かな。こいつには心許してますとか対等な感じがいいよね。そういう関係に憧れがあるのかも。

③いかつい系の男性がかわいかったり見た目ふんわり女性が性格苛烈。

これは男性向け女性向けジャンル関係なくなんですが、どう見てもかわいい要素がない、いかつい体型や目付きが悪い顔やヤンキーやヤクザなどの怖い系・悪人などの人がモジモジ照れたり弱気になったりかわいい趣味を晒したりする話が好きですね。BLでもですが、TLの女性×男性ものでも。仕事もの作品に出てくるお茶目おっさん上司とかサスペンスの追い詰められて慌てる犯人とかでも。

逆に女性・女の子と見紛うほど美人・かわいいキャラデザの男はBLでは攻めでいて欲しい～となりがちです。女子もふわふわキューティな見た目の子ほど毒舌だったりすると弱いです。ギャップ萌えというか。

あと、男装の麗人にはそこはかとなく憧れがあります。女性なのにお尻小さめでシュッとしてる佇まい、いいですよね。男装して男子校や軍施設などに潜入する女子の話にも惹かれます。男に囲まれて逆ハーちやほやではなく、あくまでも男の1人・公平な同僚の1人として場に入る感じが好みです。

もしくは、見た目はゆるふわだけどキレがある軍師タイプとか小柄でもパワータイプで戦力として強めの女子。あとは、かっこいいおばあちゃん。エレガント上品な見た目だけど平気で銃ぶっ放つような。

無意識のうちにジェンダー的なバランスを取ってるのかもしれません。

④人外キャラクターが出てくる。

耳と尻尾だけついてるタイプでも全身獣で直立してるタイプでも人と獣混ざってるタイプでも、獣人キャラは全般的に好きですね。あと動物とか妖精の形なんだけど人の言葉しゃべるマスコット的な生き物とかも。

あとは妖怪とか、吸血鬼とか、フランケンシュタインとか、人形とかアンドロイトとか、ホムンクルスとかも。ファンタジーに出てくるエルフとかドワーフとかリザードマンとか鳥の羽がついた種族とかモンスター、天使と悪魔とか、竜とか、もう何でもじゃないか…。

でも人間語はなるだけしゃべって欲しい。話せなくても対話の意思は多少見せてくれるとありがたい。問答無用で敵扱いでも悪くないけども、それはそれで嫌いたる執着があると私の萌えが助かる…！

人類と仲良くなりたかったり敵対したり、迫害したりされたり。人外と人の関係は違うからこそ歩み寄ろうとしたり逆に離れようとしたりで、多様性や歴史やより視点の違いによる壮大な物語性を感じるところが好きです。

⑤何らかの組織や文明、秩序が崩壊する展開や、それによって生まれる廃墟・破壊。そして新文明や新組織や新秩序。

廃墟や荒れた土地、「現代の地球に生きる我々が、今これがまともと思っている共通のルール」が揺るがされる展開が意外と好きです。異次元に行くとか。軍艦島あたりも、ぶっちゃけいつか行ってみたいんですよね。崩壊の美、みたいなものに惹かれること多いです。

あと、今の人類の文明が一度滅んだ後に新文明が生まれている世界で、今の地球の現代人とは全く違った生態や倫理観や国家観で完全に新しい人類や生物が暮らしている、みたいな展開もたまりませんね。たまに旧地球人の遺物がひょっこり出てきて何やこれ？ってなるみたいな。

わりと分かりやすい趣味してんな…。

以上、ある意味分かりやすい性癖披露でした。笑。

でも、こう書くとやっぱり、ホラーとかサスペンスとか狂気とかが本質的に好きなんだろうな…。男がかわいくて女が強めなキャラ設定で、バディとか少数精鋭グルーブ主体で、人外が活躍する、秩序が崩壊したり今の地球とは別の次元や異世界な世界観、恋愛を添えて…とまとめると、それじゃね？ってなるな…。

むしろ何でこれまで自分でそういうの書いて満足しようと思わなかったんだ、逆にびっくりだよ。

お読み頂きありがとうございました。よろしければスキ・コメントなど頂けると嬉しいです！

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