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取り扱う対象がより高価にみえる工夫

そろそろ、白手袋の話をしたい。


宝石などの高価なものを取り扱うとき、白い手袋をしているのをよくみる。
最近では、スマートフォンを販売する店でも白い手袋をつけているケースもある。

「高価なものを傷つけないように、汚さないように」
というのが白い手袋の役割だと思うのだが、白い手袋をつけることによって、取り扱う対象がより高価にみえる効果が生まれる気がする。

大切に扱われると、より価値があるものにみえる。

あるコンサルタントは、クライアントと打ち合わせするときは天然革皮で重厚なケースにいれたノートに万年筆で丁寧に話の内容を記録する。
クライアントの情報を丁寧に扱うことを目にみえる形で示すためである。クライアントに対しても誠実さを分かりやすく伝えることができるかもしれない。

「ちょっと自分にはマネできないな…」と思いつつも、
ひとつひとつの所作には、相手への見え方があり、どう見られどう伝わるのか、白い手袋をみると想い出す。

ちなみに、
歴史的な価値のある書物や紙媒体文書の場合は白い手袋をつけるのは逆効果であるという意見もある。
白い手袋に蓄積した汚れが人の手よりも悪影響を及ぼすらしい。

なにとぞ。

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