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AI失業を恐れない!ビジネスパーソンがこれから磨くべき「3つの能力」。

異業種×異職種転職を3回経験。
現役ベンチャー企業人事のキャリアコンサルタント 岩澤 望(@hope_3n)です。

今回、以下の本を読みました。

📚能力を磨く~AI時代に活躍する人材「3つの能力」~
(田坂広志)

AIによって、ホワイトカラーの仕事の大半が奪われると言われています。そこで恐れは抱くものの、「一体どうしたら良いのか…」と思い人も多いのではないでしょうか。

今回は、今後に漠然とした不安を抱くビジネスパーソンの方にお勧めします。引用しながら、メモベースで書いていきます。解説noteではありませんので、きっとより深く知りたいな、と思うことがあるかもしれません。

その際はぜひ、本書をお読みください。


誰にも求められる「五つの能力」

1.「基礎的能力」≒知的スタミナ
2.「学歴的能力」≒勉強ができると評される能力
3.「職業的能力」≒体験的智恵
4.「対人的能力」≒非言語的能力
5.「組織的能力」≒人間関係力、人間力

P33~34から一部抜粋

1と2は分かりやすいですよね。従来まで、就職・転職において、求められてきたものです。
しかし、これら能力はAIが代替できるようになってきているため、人間の強みにフォーカスする必要があります。

田坂氏は、上記3~4が重要であると説きます。
以下たった2行ですが、重みのあるお言葉です(=会社に頼ってはいけない、ということです)。

自分をAIによって代替できない「高度な能力を持つ人材」へと再教育できるのは自分自身しかない。

P56から一部抜粋

AIが代替できない能力

1.「クリエイティビティ」(創造力)
2.「ホスピタリティ」(接客力)
3.「マネジメント」(管理力)

P61から一部抜粋

ビジネスパーソンとしてどう能力を磨くか

【「職業的能力」≒体験的智恵】

私自身、本を読み知識をインプット→仕事にいかすことを考えて行動してきました。また、仕事に対する取り組み方や向き合い方は、実際に苦労した仕事体験や尊敬する上司・先輩の何気ない一言や考えから学ぶことが多かったです。

AIに代替されないためには、この後者の方がより重要です。特に、「仕事経験を振り返って、智恵として落とし込むか」です。今後も「やって、おしまい」ではなく、きちんと「やって、どうだったか」を振り返っていきます。

これからの時代は、「書物で学べる知識」よりも、「経験でしか掴めない智恵」を、どれほど身につけているかが、人間の存在価値になっていく。

P119から一部抜粋

「私淑」とは、優れた能力を持っている人物を、心の中で「師匠」と思い定め、その人の仕事をする姿から、言葉を超えて、直接、その技術や心得を学ぶことである。

P133から一部抜粋

また、AIは「考える」ことはできたとしても、「行動する」ことはできません。

「創造的」と言われるプロフェッショナルは、単にアイデアが卓抜なだけでなく、それを組織の中で、さらには社会に向けて提案し、実現する力を身につけている。

P148から一部抜粋

組織の中で働くビジネスパーソンとしては、アイデアを実現させていくための土壌を作り、推進できるかが、AIとの違いでありキーですね。
例えば、人を巻き込むPJや新規事業の推進など、フィットすると考えます。


【「対人的能力」≒非言語的能力】

いわゆる「コミュニケーション力」です。もっと言うと、「ノンバーバル」のコミュニケーションの重要さが書かれています。

相手のことを観察し、想像することはできますか?
この資本主義社会で戦っている多くのビジネスパーソンの方にとっては、少し苦手な部分かもしれません。

大手企業やレガシー企業でも働いたことがありますが、「メンバーの同質性は高く」、「指示・命令の一方通行」が当たり前だったように感じます。
であれば、働く相手のことを観察し、想像する必要はありません。

人間の心に対する推察力や想像力といった曖昧さのある「非言語コミュニケーション」においては、やはり、AIは、人間の高度な能力には追いつけない。

P162から一部抜粋

今後この力を伸ばしていくためにも、「自分自身が様々な経験を積み重ねながら、人に向き合って」いきたいですね。

また、もう一つ重視されていることは「共感力」です。
ちなみにキャリアコンサルタントを学んでいた時に出会ったロジャーズ先生の理論があります→「受容」「共感」「一致」

自分自身に、それなりの「苦労」の経験が無ければ、何かに苦労している人に対して、本当には「共感」できない

P178から一部抜粋

救われるような言葉ですね。

今振り返っても、「正直こんな苦労はしないに越したことはないよな…」と思う経験がいくつかあります。しかし、この経験があるからこそ、間違いなく誰かに「共感」できる”人としての広がりや深さ”が出たと思います。

ー 無駄な経験は何もない ー

管理職が部下を見ている以上に、部下の方が管理職をよく見ていると言われます。部下が何かを口にするとは思いませんが、管理職にとって、「苦労」経験は決して無駄ではないですね。


【「組織的能力」≒人間関係力、人間力】

結局は「心のマネジメント」が重要というお話です。
今までの経験をもとに、仕事の答えを出せる時代ではなくなりました。たとえ経験豊富なマネジメントであっても、仕事の正解を持っているとは限りません。であれば、現場で仕事に直面している部下に自主的に動いてもらった方が良いわけです。

そこで重要なのが、この「心のマネジメント」です。

第一:「共感協働のマネジメント」
第二:「働き甲斐のマネジメント」
第三:「成長支援のマネジメント」

P208~209から一部抜粋

私自身、人事の育成担当して、知識やスキル面のみならず「人間としての成長」をも支援できるように、日々是精進です。

本書を通して、小手先のテクニックではなく、「人としてより良くどう生きていくか」を考えさせられました。
文庫で読みやすいので、是非。


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