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PDCAサイクルの回し方ー最適編ー


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前回の記事はこちら

前回蓄積段階のPDCAサイクルの回し方を述べた。今回は、最適段階のPDCAサイクルについて述べていく。

場合分け

最適は、PDCAサイクルを最低1回以上回したあとの段階となる。
知識や経験が蓄積され、DOがスムーズにこなせるようになっていることが
最適の目安となる。

最適の段階は、蓄積で行ったDOを抽象化し、最適化、標準化し、再構築する段階のことである。
この段階でポイントは、行動の細分化と抽象化となる。

まず行動の細分化は、蓄積段階では、DOがひとかたまりのものに見えている。前回例で挙げた料理だと、「料理をする」というひとかたまりのDOを何度も繰り返してきた。最適段階になると、この「料理をする」が「食材を選ぶ」、「食材を切る」、「食材を炒める」、「料理を盛り付ける」など行程を細分化し、それぞれについてPDCAサイクルを回して最適化していく。

次に行動の抽象化は、蓄積段階では、最初のやり方を繰り返していることがほとんどである。前回例で挙げた料理だと一冊のレシピ本の通りやってみることを繰り返している。最適段階になると、同じ料理の別のレシピやアレンジにチャレンジし、視座を広げることで、その料理の本質や定義を知ることができ結果、行動の抽象化がすすむ。

以上を含めて前回のつづきで、料理で最適段階のPDCAサイクルの具体例を示したいと思う。

前提

・料理を何度か繰り返し、料理をすることに苦手意識はない。
・C:CHECKの写真と一言感想で、お気に入りのメニューが絞られている。
※前回のPDCAサイクルのA:ACTIONが今回のPDCAサイクルに接続している。

P:PLAN
目  標:行程の細分化と抽象化
行動計画:食材の切り方と炒め方について変化をつけて、比較する。
     他のレシピで料理を作ってみる。

D:DO
他のレシピを作る。
同じレシピで切り方と炒め方を変えてみる。

C:CHECK
①異なるレシピの共通項の確認。
 →その料理をそれたらしめるものを見つける(定義)
②異なるレシピの相違点の確認。
 →アレンジ可能な領域を把握。(余白)
③同じレシピで食材の切り方が与える影響を評価し、
 現時点での最適解を確定する。
④同じレシピで食材の炒め方が与える影響を評価し、
 現時点での最適解を確定する。

A:ACTION
同じレシピで他の要素の影響の調査する。
同じレシピで各要素がそれぞれ影響を評価し、バランスの調整を行う。
調理器具による影響の調査をする。

最適の段階は、かなり複雑でめんどくさい。
パラメータをいじりながら、その影響を評価する。
地味で地道で正直つまらなく感じる。
しかもこの段階は、各要素でPDCAサイクルが発生する。
PDCAサイクルがパラレルワールドのように同時多発的に発生する。
最適の段階が鬼門である。
この段階を超えなければ改善の段階へ進めない。

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