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『この部屋から東京タワーは永遠に見えない(麻布競馬場)』を読んで

『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』

 わたしの部屋からは、富士山が見える。


そういう話ではない(笑)

アラサーなのか、20代30代の
『なんとかうまい具合に大人になれる
とおもっていたけど、そうじゃなかった』
っていう、日常の中、
日々、心の中に抱えている想いを
言葉や文字に表現するのが難しくて、
しっくりと来るピースがない。

そんな風に思ってたけど
曖昧に抱いていた感情が綴られていて、面白かった。

全部、自分のこと言っているんじゃないかって、
共感の嵐 の一方で、


『あー、絶対いるいる、こういう人』って気持ちで、
少し達観した、斜に構えた感じで読んでいたし、

自分の意地汚さを鼻で笑える。



焦燥感
羨望
嫉妬
諦め
葛藤
僻み
蔑み

もう色んな感情が、もつれている。
そう、『拗らせてる』ってヤツ。



吾輩はココちゃんである

女の子であれば、誰でも思ったことのあることだと思う。
あの子の可愛さ、異性からモテる愛嬌、
仕事もできて、キラキラしてて、毎日充実してる

でもわたしは…

っという想い。

それでも、毎日を過ごす。
お酒飲んで自己嫌悪になって泣いている飼い主に、
70万円の猫のココが、
『立派なものだ』『呪縛を剥がしてあげたい』
って…

わたしも猫飼おうかな(笑)



東京クソ街図鑑

『〇〇〇の街に住んでる人って〇〇って感じwww』
っていう気持ちを見事に言い当てて、笑っちゃった。
大丈夫、わたしも大体同じようなこと思っている。


だから、都心に住みたくない。
(ま、家賃高すぎて住めないけど。)

都心まで1時間。ぼーっと窓の景色見ながら、
音楽聞いて、多摩川渡って。
『あー、早く週末来ないかな』って毎日思ってる。




『わたしの部屋からは、富士山が見える』くらいが身の丈にあっている。





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