あたまのひきだし【2/19~2/25】


「マイズナー」をよく耳にするようになったので

色々調べたりWS受けた方の感想見てたりして。


There is no judgement.


「どんな感情や反応も、ジャッジせず受け入れること」


いちばんストンと腑に落ちたのがこの言葉。


わりと私は「相手の反応や言葉に対して」どうこう思うよりも

自分が発する言葉や感情をぶつけていいのか一度ジャッジしてしまう

癖があるなあと思った。


インプロではよく相手にギフトを送ると言うけれど

私が今渡そうとしているものは果たして相手にとって

「良いもの」であるのだろうか?困ってしまわないか?と

瞬間的に考えてしまうから、いつも1テンポ遅くなってしまうのかな。


でもそれって私自身の問題もあるけど

心のどこかで相手のことを信じきれてないってことなのか

「絶対受け止めてくれる!大丈夫!!」って言いきれないからかも。



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ストレートプレイやミュージカル、最近はインプロショー

たくさん色んな劇場空間に足を運ぶことが増えて

「作る側の目線」で客席にいることが増えたなと感じている。


何をしたら客席と舞台の隔たりが感じられて

何をしたらよりお客様と会話や交流がしやすい環境になるのか。


客電の落とし方、上げ方

客入れ時、終演時の雰囲気づくり

このあたりも客席に座りながらどうかなーと考える。


わりと照明にしても音響にしても

消えきりの瞬間や明るくなり始め、聞こえ始めの瞬間が

何より大事なんじゃないかしらとも最近は思う。



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ハラスメント防止・対策と

ポリティカル・コレクトネスは異なるもの。


最近企画を動かす側に立つことが多く

ハラスメントについて学ぼうと動き始めた。


色々な年代経歴の方の意見を見ていると

「汚い言葉の台詞や暴力、加害表現が出来なくなる」と

いったことを危惧している方をちらほら見かけた。


芝居の内容と、物事を創り上げる環境とは違う話であって。


ただ「ハラスメントの無い環境を作りましょう」と言っても

年代もジェンダーもキャリアも違う個々人が「嫌だな」と思う

ラインもきっと違うだろうから、そこをどう設定するのか。



ジェンダーに絡めてもうひとつ。


Xで「インプロ現場におけるジェンダー調査」の

結果を公表している方を見かけた。


自身の周りは性自認がからだと心で異なる人や

同性を好きになる、はたまた性別関係なく好きになるとか

性的な欲求が一切わかないといったLGBTQ+の友だちが多いからこそ

「存在」に嫌悪感とか偏見の目を持つことは一切無い。


だけど「性別の固定概念」っていうのは、私もディレクターからのディレクションで感じたことがあるし、仮に自分が平気でも

それを観ているお客様の中には嫌な気持ちになる方もいるかもしれない。


だからと言って性別やポジションを決めない

ふわふわした状態でインプロすることが正解だとも思わない。


大切なのはまず「こういう現状があるんだよ」というのを知って

今までの自分は誤解をさせる行動発言をしていないかを見つめ直すこと。


少数派と言われていた問題だからこそ、まずは知る。


(個人的にはCOしてないだけで割合としてはそこそこいると思っているので、少数ではないんじゃないかなー普通なのではー?と感じてます)




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