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#3_東京昼呑み日記_女子客だけでの入店お断りのお店

なんとなく昭和ムードに浸りたいなーと思った時に、つい足が向いてしまうのが、私の場合、幼少期から通い続けた吉祥寺のハモニカ横丁か、社会人から随分とお世話になった、世界に誇る日本の大歓楽街新宿は思い出横丁

今回ご紹介するのは、この新宿思い出横丁の名店の一つ「ささもと」

不覚にもこのお店、この歳まで全く知らずに生きてきてしまいました・・・

昭和の闇市らしい、狭い間口から見えるL字型のカウンター。
その奥には反対側に突き抜けられる扉と、小さいテーブル席。
多分、10人ちょいで満席になってしまうくらいのキャパシティ。

今回は昼呑みといいつつ、若干遅れての入店(確か16時頃だったかな)
日曜の夕暮れ時、既に常連さんのような男性達が、慣れた感じの空気を漂わせて腰かけており、入るハードルが中々高いwww

赤身とセンマイの刺串がとにかく旨い❣

とはいえ今回は、昔からささもとに通う連れが一緒だったので、安心して店内へ。

そして、超狭いカウンターを2名分開けて頂いて、目の前に氷の塊と食材が置いてある、ほぼ真ん中あたりの席に。

座った途端、昭和の景色・・・
星野鉄郎、出てきそう・・・w

そしてなんかこう女子っぽい雰囲気を寄せ付けない、バンカラな感じも。
男性1人客が9割なもんだから、自然とこちらも下手なオーダーできないなと、吞兵衛としてのプロ意識を高め、喉を整えてオーダーへw

ちなみに思い出横丁、昭和30年代には「やりとりキャバレー」なんてお店もあったそうで、この雰囲気にキャバレーってどんな異空間だったのか!
やっぱり昭和って面白い時代だな~w

なんて考えながら、1杯目は瓶ビールと刺串に決定。

この味わいの濃い肉刺を夕暮れの涼しい風と共に。。。
いや~美味しい!我慢できずに赤身はお代わりしちゃいました・・
この雰囲気に、このクォリティ・・・
当たり前だけど、アメリカには絶対ない!!

そして2杯目なんにしようかな~ということで
お店の看板メニュー「葡萄割」をオーダー!

うむ。濃いーーーwww

葡萄割という名の焼酎9:ワイン1のお酒

ちなみに、こちらのささもとさん。女子だけでの入店はお断り、焼酎関連のお酒は3杯まで呑んでからの2軒目での利用もNGというお作法あり。

この1つ目の女子だけNGは何故かというと、やはりお客さん同士でトラブルが起こりやすいからとの事。

まぁこの超狭いカウンターで、まぁこの濃い葡萄割3杯呑んだら、まぁ軽い事故は起きそうかもw

とはいえ、この女子だけで入店禁止が未だそうなのか、ルールは破られないのか、次回試してみたいと思います!

こちらも看板メニューの煮込み

そして、この葡萄割をちびちびやりながら、お店名物の串煮込み!

ちなみに、煮込みは東京各地でその店の個性が出る一品ですが、ここの串煮込みは出汁まで旨い❣ 白味噌風味で優しいのにいろんな出汁が効いてて、キャベツ入れたくなる!

と思ったらキャベツの煮込みもありました。
こちらは若干時間かかるとの事で、後半に差し掛かった頃に注文。

しかし日本語ネイティブの私ですら、オーダーにやや緊張するというのに、途中から隣にきた中東系の1人呑み外国人男子、めちゃくちゃこなれた感じで、難しい串の名前をすらすらオーダーしているではないか。。

ちょっと感動というか尊敬・・・

そしてこの日本では珍しい、多様性が普通である空気感、新宿という街の好きなところです。

牛ハラミ(だったと思うw)

その後、フワ(豚の肺)やらチレ(豚の脾臓)やら、エノキ巻やら、〆のキャベツ煮込みやら、いろいろ食べましたが何もかもが美味しかった!

そして1人男性客たちの人間観察をしながら楽しくいただく夕暮れ時。至福でしたw

まるで千と千尋ワールドな、夜の思い出横丁

さて、もう一杯呑み行きますかっという気分になれる、昭和生まれには、なんとも落ち着くステキなささもと、そして思い出横丁。また行こう・・・

それでは今日も、皆さんがステキな乾杯に出会えますように!

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