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初対面を、考える③【インドア目線】

(写真:とりぎんバードスタジアム)

先日、サッカー好きな社会人の先輩と
久々に会ってきました。

インドアな僕ですが、

一見真逆に思える、
スポーツの世界を観るのは、わりと好きなんです。


ゴールが決まったのはなぜか

うまくいかなかったのはなぜか


以前に比べてチームや選手個々は
どうなってるのか、
その原因は何か…


グラウンドの中に、そのヒントが落ちてないか…


選手やコーチ陣の仕草のなかに、
そのサインが落ちてないか…


台本のない人間ドラマに、ついつい思いを馳せてしまうからです。


初対面を、考える(全4回)

①「自分が話しやすいこと」と
「他人やその場が話しやすいこと」は違う
②自己開示はやったもん勝ち
③初対面だからこそ、「異分野」「わからない」を活かす
④「盛り上がる」=「安心感」


第③回

初対面だからこそ
「異分野」「わからない」を活かす


鳥取に一時的・長期的に住むようになった人

環境の変化で新しく出会った人

絵のメチャクチャ上手い後輩…



「はじめまして」がおこったり、
もてなしたり、もてなされたりするとき…。


そんな中で、趣味や価値観が近い人と、
(運良く)出会えることも、

逆に、
自分には全く知らない世界の人とも
相対することもあります。


新生活で毎日のように訪れる
「はじめまして」にワクワクしながらも、

人と話すための具体的な方法を
心得ていなかったために、

苦労していた人間がいました。


…まあ、
一人暮らしを始めた時の、なんですが。


今、こうして胡散臭い文章を書いていることは
想像していませんでしたし、


学年が上がって、
毎日がルーティーンワーク気味になっても、


学外で出会った
アートギャラリーなどを通じて


絶え間く
「はじめまして」を経験させていただいています。

そんな僕が遭遇した、
「異分野」の人と初対面になったケースを、
いくつか書きます。


自分は初対面の人とも、
抵抗なく話せるよ

という方にとっては、

響かない文だと思いますので

ここから先は、読まないでください!(笑)


case1

A:「高校では、部活は何してたんですか?」

B:「はい、フェンシング部でした」

A:(え…フェンシングとか、ルールもなにも知らないんだけどどうしよう…タスケテ…。)


case2

A:「出身はどちらですか?」

B:「◯◯県です」

A:「え…地元の人じゃなかった…。わからないし、どうしよう…タスケテ…」



case3

A:「学部はどこですか?」

B:「農学部です」

A:(学部違うし…話が通じないじゃん、どうしよう…タスケテ)


…いや、僕だったら、
自分でこういう風に話を広げるけど!!

…というものを既に持っている人は、

もう一度言います、響かない文だと思いますので


ここから先は、読まないでください!(笑)


前回も書きましたが、

初対面の人が、話題が通じる人だったら、
そりゃあ、スムーズに話せるかもしれません。


でも、冷静に考えたら、

自分の土俵の外の人のほうが、

果てしなく多いですよね。


変に仲良くなってから、相手のアレコレを
「今更聞けない…」となってしまう前に、


僕は、

はじめましてのシチュエーションだからこそ


逆の発想をして、

「わからないから教えて!」

と、

「わからないこと」を
まるまる話題にするようにしています。


ときには、

相手に、失礼じゃないのかな…?




と、思うかもしれません。




ただこれは、

相手に急に、


ドイツ語で挨拶してよ!

一発ギャグやってよ!

って
無茶振りをしているのとは違います。


相手の知っている世界のことを、
相手のペースで、話してくださればいいんです。


それを聞くんです。

新しい、新鮮な情報を

時には、掘り下げてもらいながら、聞くんです。


だって、自分の話を、

わからないからといって
放置されるよりも

「ちょっと聞かせてもらってもいい?」

って、興味を持ってもらうことのほうが

ちょっと安心感を覚えますよね。

インドアな僕でも、覚えます。


「未知の世界を、知ることができた!」
という気分で話を聞くと、


ちょっと、得した気分になれます。

なにか自分に、経験値がついた気分になります。

(時には、つらい現実を知るかもだけど…(笑))


では、3つのケースを、書いてみますので、


それぞれ切り抜ける策を出してみましょう。



case1 部活・サークル活動の場合

僕に、運動部の世界は、よくわかりません

美術部の僕に、

合宿とか、レギュラー争いとか…
未体験なので、そのイメージがわかりません。

でも、わからないけど、
それを逆手にとって

質問することはできます。


それを利用して、話を広げることも、
意外とできてしまうものです。

・1試合、どれくらいの時間がかかるんですか?

・何人でやるスポーツなんですか?

・どんなポジションや、役割があるんですか?


また、これが
文化部の場合なら

・週にどれくらい活動してたんですか?

・どんな道具(楽器など)を使ってたんですか?

・コンクールなどはあったんですか?


などなど、
「わからないからこそ」聞くこともできます。


僕も、吹奏楽部出身の人と話していて
見知らぬ楽器

話題に出てきたときには、


ひたすら相手に話して、
説明してもらっていました…。

case2:出身地・ご当地ネタの場合

僕は、旅行好きな人間でもないので、
地理のことには、限界があります。


なので、
「この機会に、日本や世界をちょっと知ることができるかも」

と開き直って、
相手から、その土地のことを聞いてみます。


また、海外に住んでいた・留学したことのある人や、


海外で本場のアートを学んできた
作家さんからお話を聞くときにも、


そういった、未知の世界を
話のタネにさせていいただくことがあります。


・鳥取まで来るのに、どれくらいかかりますか?

・方言は鳥取の人と通じますか?鳥取の方言、わかりましたか?

・テレビのチャンネル数や自動改札は…?
(山陰など一部地域出身だからこそ、できる話題ですが)


case3:専攻、所属、業界が違う場合


興味のある分野、これから進もうとしているコース、

過去のお仕事などを話題にします。


・なにか興味のある分野があるんですか?

・ゼミや研究室ではどんなことをしていますか?

・去年はどんな授業を受けて/
どんな仕事を担当されていたんですか?


同じ大学にいても、専攻によって
時間の流れが違うことも珍しくないので、


その「違い」は僕にとっても楽しみです。


ただ、
あまりにもインタビュー形式になってしまうと、


前回にも書いた、質問攻めになってしまうので…

自己開示も、忘れないでくださいね…。


追伸
今日、献血の待ち時間を使って
この記事を仕上げていたのですが

スタッフさん曰く、年度が替わると
初めて献血をする学生も、多かったそうです。

そんな中、リラックスさせるために


さりげなく、かつ優しく、

「部活は何かやってますか?」

「今日は授業はありましたか?」

などと、


学生に話を振っていたのが、
印象的でした。


~第④回に続く~

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