自分らしく仕事をするために忘れたくないこと四箇条

また何者かになろうとしている私へのリマインド

「こんにちは!
KAANE代表の伊澤ゆくです。」

はぁ、またしても自分の名前の前に肩書きをつけ、それを語ることに慣れ始めてしまっているのだよ。
前回の投稿まではこんな「癖」はなかったはずなのに。
慣れとは時に便利だけども、反面とても恐ろさも感じるのよね。

寝る時に履いたまま寝られて、ショーツと一体型になっている布ナプキンの開発をし始めて早一年。
夜用布ナプキンショーツの「KAANE(カーネ)」というブランドをまもなく、願わくば、立ち上げようと奮闘中な私です。

15年ほどのミュージシャン生活の後、妊娠出産を経験し、自らのトリセツが崩壊したり、その先に幸せな次男の出産を経験したりとトリセツ再構築中な日々をnoteでは綴っておりました。

不思議なもので、何者かになろうとするのをやめたあの時に、きっと次の「なにかの種」を植えるための土壌が耕され始めたのだろうなぁと振り返ってみると思う。

あの時は本当になんにもする気にもならなくて、この先少なくとも10年は自分が何をしたいのか深く考えたくないから急かさないでくれ、と夫にも豪語していたのに、3年後には生理パンツを作り始めたのだから。

なにか打ち込めることがあるのがいいのか悪いのか、人それぞれだし人生のフェーズにもよると思うのよね。
さらに私がしていることはまだ一円も利益を生んでいない、それどころかお金ばかりかけている弊社の新規事業として進行させてもらっていて(夫と会社経営をしています)「やめちゃえよ」って言われてもぐうの音もでねぇんです。

だけど細々としたパッションが私を続けさせている。
いよいよプロジェクトのローンチが見えてきた今、振り返りと忘れがちな信念をリマインドするつもりで書いています。

いよいよ後戻りできない感

「細々としたパッションが私を続けさせている。」
とか言ってる場合では、なんか済まされなくなってきたフェーズなう。

これまでは私と夫のミニマムチームでマイペースに進行してきたKAANEプロジェクト。
プロダクト化が現実的に見えてきたのは今年度あたり。
そこからありがたいことにチームメイトにも恵まれ、ブランディングやビジュアル戦略などプロの力を借り、一丁前になろうとしているのだ。

そんなある日、ふと怖くなった私。

・・・ねぇ、これほんとにやるの・・・?
そんなたくさんの人の技術や知恵を巻き込んでさ、ほんとにやっちゃうの?やれるの?と。

あ、これ、あれだ、急になんか怖くなるやつだ。
完全に「何者でもない私」が今の私の足をつかんでいる図みたいなのがイメージできちゃったんです。

何を勝手に変わろうとしちゃってるのよ、と元の場所に戻されそうになる

これまでの私だったら「てやんでぇ!やってやるんでぇい!」くらいに突き飛ばしてダッシュしてたと思うんですが、年の功なのか今回は自然と優しくなれたのよね、自分に。

そっか、私は私が変わるのが不安だし怖いんだね、よしよしわかるよぉ。大丈夫な方法を考えようよ、と思えたんです。

そこで私は、ミュージシャン時代から産後にかけて構築してきた大切な信念とか、こうやれば間違えずに済む、というルールが自分の中にあったことを思い出しました。

今こそ、このルールを見直し公言するべきだ!
デジタルタトゥーの力を借りて(使い方違う?)自らに刻み込もうと思う。

其の壱:正直でいるべし

子育てしているとうっかり嘘をついてしまうことがあって、毎度反省するんだけど、子どもの不安を取り除くためのやさしい嘘だったりすることもある。とは言え嘘は嘘だ。

嘘ってとっても簡単につけるんだけど、嘘をつき続けるのってめちゃくちゃ労力かかりませんか?

あの時ああ言ったからこういう提にしないと、っていう不確定な要素がどんどん増えちゃって支離滅裂なアブナイ人になりがちなのよね。
なにより、いちいち考えなくちゃいけなくてめちゃくちゃ面倒くさい。
結果、信用も失うしね。

もし誰にもなにごとにもほんとうのことしか言ってなかったら、とても楽なんですよ。
私は夫と結婚することを公言した時にその感覚を味わいました。

嘘って巡り巡って、人に対してじゃなくて自分に対しての嘘ってことだから。
全てを伝える必要があるかどうかは吟味するべき時もあるが、嘘はとことんやめたい。

パートナーに、チームメイトに、お客さまに、そして自分に。

其の二:間違えた時は今の自分の考えを伝えよう

例えば間違えた情報がもとで誤解を生んで相手を傷つけてしまった時とか。
自分のミスやちょっとしたすれ違いをFIXしようとすればするほどこんがらがっていく。

  • まず間違えちゃった時はあやまりを認める。

  • なぜあやまりがあったのか自分を振り返る。

  • 今、私はどう感じているのか率直に伝える。

  • そこまで行ってやっと今後のことを話し合う。

  • パニックを起こしたり相手の非を探して攻撃するのは、ダメ、絶対。

大体これを忘れずにいれば、今以上糸がこんがらがることはない気がする。
もちろん、嘘をついていないという自分が一貫していることはマストだよ。

夫婦関係にも言えるなぁ・・・(遠い目)

其の三:相手を信じる

これは言い換えればリスペクトを忘れないってこと。
端くれながらアーティストとしてクリエイティブに関わっていたからこそ、見えないものへのリスペクトが難しいのもわかる。
プロダクトを作る中で見えないものを、可視化していくわけだからわかっていても危うい場面はたくさんある。

何かを任せたのであれば、後は流れに任せるしかないのよね。
放任ってことじゃなくて流れの方向はちゃんと作るし、しっかり見守り、軌道修正もする。
任せる相手を選んだのも自分だし、指示を出したのも自分であれば、もしそれでうまくいかなかったら自分のせいじゃん。
対人を信じるということは自分を信じることにも通づると思うんだよ。

流れに乗る、は結構たいせつ。でもたまにはいっそ流されてしまいたい時があるのも事実

先見力、洞察力、コミュニケーション力がものを言いそう。
それからある程度の鈍感力があると私の場合は楽。
楽観的でいるのも大事だね。

私は夫と仕事をすることが多く、お互いがどこまで任せたらどんな感じになるかってわかってる部分が多い。
だから私たちの基準にハマりきらないように気を付けなくちゃいけない。

自分のメンタルにも左右されるから簡単ではないよね。
言うは易く行うは難しの極みかもしれん。

其の四:何者かになろうとしなくてもいい、私も他人も

今の私に一番いいたいこと。
うっかり何者かになってるのはいいことな気もする。
だけどそいつであり続ける必要もないし、他の何かになる必要もないよと。

私だけでなくて、私と接してくれる人も常に肩書きがあるわけです。
肩書きは非常に便利で、それがはっきりしているとそれぞれが発揮する分野も共有できるので、結果ものごとがうまくいくことが多い。だから否定するわけじゃないんだ。

だけど、私もあなたもみんな「ひと」なんだよね。
自分が何者かになろうとするとそれを忘れがちになることに気づいた。

そんな中、何者かに極力なろうとしたくない私でも、これは私だって感じていることがある。

それは私が女だってこと。
このことだけは忘れたくないな。

さいごに

SNSをやっていると誰かのベネフィットになることをわかりやすく発信するのが通説のようで、KAANEのブログでも一生懸命役に立ちたくて書いているつもりです。

だけど、久しぶりに好き勝手書きたいよ、って気持ちが芽生えてきて、自分の心の整理だったりそれこそリマインドのために好き勝手書きました。
ここまで読んでくれた方は相当私のこと好きだね?笑

ありがとうございます!

振り返ってみて思うのは、今このプロジェクトは私のライフワークになりつつあるってこと。
さらに、自分のチームが大好きだってことです。

なにかを具現化したり、よりわかりやすくするためには壁打ちが必要だなって思うんです。
壁打ちするには壁が必要で、打つためには深堀りが必要なんだな、とパートナーやチームメイト、友人や家族と接するたびに痛感します。

せっかく女である「ひと」に生まれたのだからコミュニケーションだけは絶対に諦めたくないな。
人に対してももちろんだけど、なにより自分に対して。
KAANEはコミュニケーションすることをサボらせてはくれない大切な存在になりつつある!

最後まで読んでくれてありがとうございました。

胸を張って。
KAANE代表
伊澤ゆく

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