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3分ダメンズクッキング~男の執着を煽る方法~

学生の頃から周囲には"男をダメにする"と言われていた。
理由は簡単。これまでに付き合ってきた男達のほとんどが粘着質だったから。

束縛男、公共の場で号泣男、執拗なまでのプライベートやSNSのストーカー男...

何故しばらくの間でも付き合えていたのか、本当に不思議でならない。
恋は盲目。なんてよく言ったもので、その時点ではどんな男も好きフィルターを通すことにより自分の中での許容範囲がバカみたいに広がる。

待てよ、本当に付き合った当初からそんな人たちだっただろうか?
そもそも粘着質だとわかっていれば付き合っていない。当たり前だ。

束縛男は
熱し易く冷め易いとまわりから言われていたが、筋肉質な体とくしゃっとなる笑顔に女性人気は悪くなかった。

公共の場で号泣男は
理性的で物腰が柔らかく、どんな相手にも優しく接するところから彼を好いている人が何人かいることを知っていた。

SNSストーカー男は
頭が良く、まわりからイジられるような愛されキャラだった。

果たして、何故、付き合ってから様々なタイプの粘着質男へと変貌してしまったのか。
私と当時付き合っていた彼らと両人をよく知る人たちから半ば興味本位で話を聞いてみたのが、この文章を書くきっかけとなった。

ここからは私が彼らに対してどのような態度を取り、言葉を掛けていたかについてまわりの意見も踏まえながら書き記す。

【ダメンズメーカーの特徴】

1.相手を甘やかす

基本的には相手のお願いを聞いてあげたい!相手が困らないように先回りして何かしてあげたい!と思うタチで、お節介焼きな私。
付き合い始めに関しては、相手の求めること+αすることに対してあまり苦と感じない。

これがダメらしい。

相手は自分にどれだけ尽くしてくれるか=愛情の深さや自分の価値だと思い込むようになる。
付き合って早々の何でもやってあげる期が終わると、自分が雑に扱われ、相手が離れていっているように感じることで依存が生じる。

2.緊張と緩和を激しく感じさせる

会っている時は2人だけの時間を大切にしていたし、会っていない時は1人の時間や、その他の時間に充実していた。

これも心理的に依存の作用があるらしい。。

普段通りに接する中で、付き合いが長引くほどに会っている時間とそれ以外の時間のメリハリをつけるのが上手になっていたと感じる。
恋人との甘い時間はもちろん大切だったけれど、それ以外の友人とバカやる時間だったり、働いている時間だったり、1人で趣味に没頭する時間にも重きを置いていた。

この会えない時間の"緊張状態"と会った時に安心する"緩和状態"が繰り返されるほどに、会った時の幸福感を植え付けてしまう。

3.すぐに頼る・甘える

基本的に末っ子気質な私。兄弟も兄がいるだけの末っ子。後輩よりも先輩との方が接しやすく、甘えることと頼ることが大好き。
(客観的に見てこの文面、殴りたくなるな。。)

恋人に対しても勿論頼ることが多い。
高いところの物が取れないだの。固くて開かないだの。家電の説明書読めないだの。

その他にもお願い事をよくしていた。
頭撫でてだの。ぎゅっとしてだの。寝てる横に来てだの。腕枕してだの。

しかし、無意識にやっていたこれらにも依存性があるらしい。男性は本能的に、頼られると守ってあげたい、やってあげた分大切にしたいと思う習性があるらしい。

こうして日常的に"やってもらう"ことを当たり前にしていたおかげで(?)相手は手離し難くなり、執着心を煽っていた。


いずれも無意識に。というか、性格的にやってしまっていた行動や言動ではあるが、しっかりと依存性を高めるような行いをしていたので自業自得だって話。

もし相手の執着にお悩みの方はこれらと逆のことをすればいい。

もし相手を執着させたいのならこれらを実行してみてほしい。

いずれにしても私が感じることとしては、
相手を大切にすることで幸せにするが、
相手に依存をすることは幸せにはならない。

あくまでも経験上の話であり、少しでも参考になれば嬉しい。

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