見出し画像

江戸城無血開城アンサング9

―――――――――――――――――――
エンドゲーム
―――――――――――――――――――

【GM】
キミたちが境内の入り口へと移動すると、そこには既に見知った男、勝海舟がいた。
対峙しているのは見知らぬ男。

【勝 海舟】
「するってえと、何かい? あんたは坂本君の生まれ変わりだってのか?」

【坂本 龍馬?】
「相変わらず微妙にずれてるんだよな、勝先生は。あんたがリベレーターとして覚醒してくれれば話は早かったんだが……ソムヌスのままじゃあ、表舞台を任せるわけにはいかないなあ。革命には血が流れてもらわないと困るんだ」

【レイ】
まじか!!

【坂本 龍馬?】
「西郷さんとの会談には行かせられない。死んでもらおう」

【GM】
過去のリベレーター、坂本龍馬の手元に諸刃の長剣が忽然と現れる。遺物だ。それを振りかぶる。
キミたちはこれを止めようとするかもしれない。しかし、それよりも速く、白刃が閃き金属音が響いた。
ひとりの侍がふたりの間に割って入り、斬撃を跳ね返したのだ。
リベレーターの一撃を、一般人が跳ね除けられるわけがない。

【坂本 龍馬?】
「半覚醒者……人類の進歩を邪魔するつもりか?」

【鉄蔵】
「坂本龍馬。お前は日の本のためなんて、欠片も思っていない」

【マモル】
……そうか、ここで死ぬ鉄蔵が、俺のシナリオメモリーになるのか……!

【坂本 龍馬】
「ああ、以蔵のメモリー持ちか、お前さん。さっさとその体を乗っ取って、こんなちっぽけな国が大切なんて煩悩を捨てろ。ニッポンの夜明けは血と炎で染まる朝焼けから始まるのさ」

【カナエ】
岡田以蔵の記憶を持つ抵抗者の記憶が入ってたってことですね。

【GM】
キミたちは加勢しようとするだろうか。
しかし、キミたちが相手をすべきリベレーターは過去の坂本龍馬ではない。
背後から聞き覚えのある男の声が響いた。

【サンジェルマン】
「見ての通り、坂本龍馬は《文明進歩学会》のリベレーターだった。このまま行けば、半覚醒者の鉄蔵は国を守るために死力を尽くして坂本龍馬を打ち負かす」

【マモル】
所属が違うのか……!

【サンジェルマン】
「勝海舟は西郷隆盛との会談を成功させてキミたちの知る歴史に繋がるんだ」

【マモル】
その声を聞いた瞬間、咄嗟に俺は鼎ちゃんの手を掴み自身の元に引き寄せ、そのまま後ろに隠す。
「……だが、今ここにお前が居ると言うことは、その事実を変えようとしているのか! サンジェルマン!」

【サンジェルマン】
「そう、私がここで鉄蔵の背中を攻撃したら? 呆然と立ち尽くす勝海舟を攻撃したら? 新門辰五郎は勝海舟の焦土作戦を実行に移すだろうね」

【マモル】
「――梓ァ!」

【レイ】
「そうはさせるかってんだよ!!」
得物の薙刀をサンジェルマンに投擲する!

【GM】
サンジェルマンは手にした水晶玉を持ち上げ、その遺物の効力によってレイの投げた刀身を宙に止める。

【サンジェルマン】
「明治維新を血によって迎えたこの国は、そして世界は、どう変わるだろう? 想像できるかな? 福沢諭吉のメモリーを持つそこのキミ」

【カナエ】
「そ、そんなの……」
青ざめて震えている。
「だ、ダメです。そんなの絶対……! そんな面白半分に、誰かが生きた時間を、証をめちゃくちゃにするなんて、そんなの、絶対に……!」
震える喉で、それでも言葉を押し出し切った。肩で息をしながら、涙を浮かべながら。それでも、その瞳をサンジェルマンから外すことはしない。

【サンジェルマン】
「ははは、面白半分か、私の場合それは否定できないね。まぁ、アカシックレコードはまだまだ思い通りにはできない。新しい上書き方法を試してみるつもりだが……改変率予測は12%といったところだな。とはいえ、東京を焼き払えば邪魔な《機関》を潰すチャンスが生まれる。それはそれで有益だ」

【カナエ】
12%か……ガチャより確率高いじゃん!!!

【サンジェルマン】
「キミたちもよく見ていたまえ」
そう言って勝海舟に手の平を向けた。
風が逆巻き刃を形成していく。
秘術によって攻撃するつもりだ。何らかの方法で勝海舟を守らなければ、サンジェルマンの思惑通りとなってしまうだろう。

【マモル】
「させるかよ」
己の遺物である小太刀を握り締め、鯉口を切りその刀身を抜き放つ。
それは、人を斬るために造られたモノであり、その刃が届く存在を殺め、誰かを守る象徴である。
そいつを振り抜き、放たれた光の刃でもってサンジェルマンの術の発動を潰す!

【GM】
風の刃は光の刃によって相殺され、初撃は防がれた。

【サンジェルマン】
「面白い。半覚醒者の諸君は抵抗者と自称しているんだったな。どこまで抵抗できるか実験といこうか」

〈行く者は行かず〉
目標値:90/タイミング:任意/効果:抵抗者全員に浸蝕判定を行わせる。1ラウンド1回。

1D100<=90 > 69 > 成功

サンジェルマンの秘術によって全員、浸蝕判定をお願いします。

【マモル】
1D100<=52 > 69 > 失敗
1D6 > 5

【カナエ】
1D100<=52 > 41 > 成功
1D6 > 3

【レイ】
1D100<=51 > 88 > 失敗
1D6 > 3

【マモル】
お、励起状態入った!

【レイ】
ここでPC1励起はあつい!!!!

【カナエ】
クリティカル率が上がるドン!!

【GM】
サンジェルマンの秘術によってキミたちのメモリーがかき乱される。
マモルさんは励起状態となります

【カナエ】
記憶が違和感とともに脳を掻く。
その不快感に眉をしかめながらも、響くのは二人の声だ。
放すな、見失うな、噛み締めろ、と。
大丈夫。……大丈夫だ。鼎はいま、鼎としてここにいる。

【レイ】
自身に植え付けられた別の記憶。
彼我の境界が曖昧になっていく。視界がぐらつく。
バチンと自身の両頬をぶっ叩いた。
「おい、スカシ野郎! その面、血で汚してやるよ」
宙に留まる投擲した刀身に向かって突進する。

【マモル】
人斬りの記憶が湧き上がり、俺自身の記憶と混ざり、溶け、ひとつになっていく。
その時、声が聞こえた――すべて、斬り捨ててしまえ。
所詮、誰かを守るなんて事は、誰かを殺す事でしか成し得ない。
所詮、お前は人斬り……人殺しでしかない、と。
――黙れ。
あの時、俺は守れなかった。だからこそ俺は力を、誰かを守る力を求めた。
そして今、ここに存在している。
「逃げるなんて事はしない。たとえ、この戦いの果てに俺を失っても。この手が届く限りのすべてを! 俺は! 守りきってみせる!」
それ以上の言葉は要らぬ。
ただ、一足に飛び込み、奴を斬る!

【GM】
戦闘開始です。
敵は《秘術寺院》のリベレーター、サンジェルマン伯爵1人。
後ろで戦ってる龍馬と以蔵にも介入できますが、一般人である勝海舟もいます。

では、ラウンド1
精神的支柱により全員、意志が3点回復します。

【サンジェルマン】
〈声よりも疾き言葉〉
目標値:90/タイミング:ラウンド開始時/効果:自身の手番終了後、行動力0として再度手番を迎える。

1D100<=90 > 62 > 成功

では、カナエの手番です。

【カナエ】
〈千爛の魔眼〉
目標値:80/コスト:2/タイミング:キャスト/効果:見た物の状態が詳しく判る。秘術の影響を受けているのであれば、どのような秘術によるものか判別できる。/ファンブル:意志を3点失う。

1D100<=80 > 39 > 成功

【GM】
サンジェルマンの持つ水晶玉状の遺物がどのような力を持つか、それを見て取ることができる。
あれはおそらく、外敵からの攻撃を防ぎ、その力を返す類いのものだろう。

【レイ】
カウンターかよ!

【カナエ】
もう失いたくないのなら。もう忘れたくないのなら。
脳裏に、誰かの笑顔がよぎる。
思い出せないその笑顔に背を押され、鼎の眼がそれを捉える。
「――! 気を付けてください! あの遺物、外からの力を返します!」

【マモル】
言葉を返す必要は無い。彼女の言葉を信じる。それが、その想いに応える方法だから。

【サンジェルマン】
「おや、種を暴かれた手品を披露するのは面白くないね」

【GM】
サンジェルマンは〈遺物:凝視する水晶球〉をしまい込んだ。
魔眼成功の結果として使ってこなくなります。

【カナエ】
ヒュ~~~! 舐めプ!!!!
ありがとう~~~~!!!

【GM】
サンジェルマンの手番。

【サンジェルマン】
「ちょっと驚かせてあげようと思ったのだけど、そんな悪戯よりも……格の違いを見せてあげた方が良さそうだ」

〈偉大なる古きもの〉
目標値:90/タイミング:キャスト/効果:全員に8D8+8点のダメージを与える。1シナリオ1回。/クリティカル:更に8点のダメージを与える。

1D100<=90 > 89 > 成功

【GM】
あぶな

【レイ】
チィ!

【カナエ】
ギリやった!

【マモル】
2少ないよ! 何やってるの!

【サンジェルマン】
8D8+8 > 37[2,7,8,1,6,7,3,3]+8 > 45

【レイ】
いやマズイw

【カナエ】
これは全員だから勝さんにもいくって考えていいんですよね?

【GM】
これは言及してないので三人だけでいいです。

【マモル】
〈沈思黙考〉
目標値80/コスト:6/タイミング:キャスト直前/効果:自身の次の行使判定の目標値を90に変更する。/クリティカル:目標値は99となる。/ファンブル:目標値は30となる。
〈無量無尽光〉
目標値:40/コスト:4/タイミング:ダメージを受ける時/効果:味方全員の受けるダメージを6D4点軽減する。/クリティカル:更に4点軽減する。/ファンブル:意志を4点失う。

【GM】
沈思黙考の判定をどうぞ!

【マモル】
1D100<=80 > 89 > 失敗

【カナエ】
支援!

【GM】
承認! 振り直しどうぞ!

【マモル】
すまねえ、助かる!
1D100<=80 > 6 > 成功

【GM】
では、無量無尽光を目標値90でどうぞ!

【マモル】
1D100<=90 > 37 > 成功

【GM】
では、軽減量どうぞ!

【マモル】
6D4 > 11[1,1,2,4,2,1] > 11

【GM】
全員11点ダメージ軽減されますが、他にも防御秘術使う方いますか?

【カナエ】
〈堅忍不抜の氷盾〉
目標値:60/コスト:4/タイミング:ダメージを受ける時/効果:1人が受けるダメージを1D6+8点軽減する。/クリティカル:更に8点軽減する。/ファンブル:意志を3点失う。

梓さんで!

【GM】
判定どうぞ!

【カナエ】
1D100<=60 > 11 > クリティカル

【GM】
クリティカル! 軽減量どうぞ!

【カナエ】
1D6+8+8 > 1[1]+16 > 17

【GM】
では、レイさんは17点、他のふたりは34点ダメージどうぞ。

【サンジェルマン】
「どうだい? 目が醒めたかな? 半覚醒者諸君」

【マモル】
「……ぬるいな、リベレーター。この程度では、俺たちは倒れんよ」
自身を含めた周囲に光り輝く壁を造り出し、ダメージを軽減する。

【カナエ】
目前に迫る衝撃。それを防ぐように現れた光の壁に鼓舞され咄嗟に握りしめたビー玉へ力を込める。
突出した分攻撃を受けやすい梓に向かい、更に青い光が重なる。

【GM】
では、そのままレイの手番といきましょう。

【レイ】
壁の上を飛び越え、薙刀を投擲する構えを取って叫んだ。
「続けェ!! 戦ってのはなァ!! 勢いがあるほうが勝つって決まってんッだァ!!」
投擲した薙刀は一直線にサンジェルマン目がけて飛んでいく!

【GM】
サンジェルマンは一冊の本を盾としてその攻撃を受けた。遺物の攻撃を受け止める本などあり得ない、これも遺物だろう。

【レイ】
〈響き渡る勝利の詩〉
目標値:50/コスト:8/タイミング:キャスト/効果:戦闘の間、味方全員が与えるダメージを1D10点増加する。この効果は累積する。/クリティカル:意志コスト返還。/ファンブル:意志を3点失う。

【GM】
判定をどうぞ!

【PC3レイ】
1D100<=50 > 50 > 成功

っしゃおおおおおわああああああららら

【カナエ】
ピッタリ!!!

【GM】
成功! 以降全員+1D10されます

【レイ】
鼎に向かって『助かったよ』と目配せ。

【GM】
マモルの手番です。

【PC1マモル】
〈沈思黙考〉
目標値80/コスト:6/タイミング:キャスト直前/効果:自身の次の行使判定の目標値を90に変更する。/クリティカル:目標値は99となる。/ファンブル:目標値は30となる。
〈純然たる白の衝撃〉
目標値:50/コスト:7/タイミング:キャスト/効果:8D8+5点のダメージを与える。/クリティカル:ダメージ軽減不可。/ファンブル:障壁を2D10点失う。

【GM】
沈思黙考の判定をどうぞ!

【マモル】
1D100<=80 > 75 > 成功

【GM】
成功! 純然たる白の衝撃を目標値90でどうぞ!

【マモル】
1D100<=90 > 52 > 成功

【GM】
ダメージ+1D10でどうぞ!

【マモル】
8D8+5+1D10 > 36[6,2,5,3,5,7,3,5]+5+2[2] > 43

【レイ】
被せ! 追撃!

【GM】
追撃どうぞ!

【レイ】
〈薙ぎ払う煉獄の焔〉
目標値:50/コスト:8/タイミング:キャスト/効果:6D10+10点の炎熱によるダメージを与える。/クリティカル:対象は次のラウンド終了までアタック不可。/ファンブル:障壁を4D4点失う。
1D100<=50 > 27 > 成功

っしゃ!

【GM】
残念、リベレーター特技使用だ。

【サンジェルマン】
欺瞞:1ラウンドに1回、自身あるいは敵の行使判定の直後に宣言し、判定が成功であればクリティカルか失敗に、判定が失敗であればファンブルか成功に変更する。クリティカルあるいはファンブルした判定結果には使用できない。この特技の対象となった時、意志を10点消費することで無効化できる。

【マモル】
卑怯!

【レイ】
卑怯が過ぎる!

【カナエ】
支援!

【GM】
承認! 振り直しどうぞ!

【レイ】
1D100<=50 > 64 > 失敗

うあああああああああああ
打ち消しとけば良かったあああああ!

【カナエ】
追加振り直しコスト9か……よかろうもってけ!!!

【レイ】
いやちょっとまて。意志の追加消費があったか。

【GM】
意志を追加で消費することで不足分を補えます。
……14ですよ?

【レイ】
うわ! よし。ここは、私が消費しますよ!! 鼎さんは大丈夫だ!!

【GM】
承認! 意志の追加消費により成功。ダメージどうぞ。

【レイ】
6D10+10+1D10 > 42[7,5,2,1,1,8,5,6,4,3]+10+10[10] > 62

【マモル】
「梓ァ! 合わせろぉ!」

小太刀に輝く光を纏わせ、野太刀と見間違うほどに刀身を伸ばし振り抜き、サンジェルマンの障壁を叩き斬る!

【サンジェルマン】
「おお、一撃でここまで障壁を削るか、なかなかやるじゃないか、抵抗者」
愉快そうに笑う。

【レイ】
「良い動きだ、大野!! っらよォ!!!」
大野の肩を飛び越えて、全く同じ場所に叩きこむ!

【GM】
レイの追撃を受けてサンジェルマンの障壁が砕け散るのがわかる。

【サンジェルマン】
「抵抗者諸君、よく頑張ったね。だけど、キミたちと我々の違いを見ておくといい」
破ったはずの障壁はすぐさま修復される。

【GM】
サンジェルマンの手番。

【サンジェルマン】
「なかなかやるが、私の目的を覚えているかな?」

〈地下より出でし顎門〉
目標値:80/タイミング:キャスト/効果:1人に40点のダメージを与える。飛行している対象には無効。/ファンブル:障壁を10点失う。

対象:勝 海舟

【カナエ】
勝さんにいっちゃう!

【レイ】
やべww

【サンジェルマン】
1D100<=80 > 33 > クリティカル

鉄蔵と龍馬の戦いに釘付けの海舟の背中に地面からせり上がった岩の牙が迫る。

【GM】
無駄クリティカル……

【マモル】
カヴァー宣言。そのダメージはこっちで貰う。

【GM】
カヴァー承認!

【カナエ】
〈堅忍不抜の氷盾〉
目標値:60/コスト:4/タイミング:ダメージを受ける時/効果:1人が受けるダメージを1D6+8点軽減する。/クリティカル:更に8点軽減する。/ファンブル:意志を3点失う。

【マモル】
〈永久に不壊なる鎧〉
目標値:70/コスト:4/タイミング:ダメージを受ける時/効果:自身の受けるダメージを4D4点軽減する。/クリティカル:更に4点軽減する。/ファンブル:障壁を4点失う。

【GM】
氷盾の判定どうぞ!

【カナエ】
1D100<=60 > 87 > 失敗

【マモル】
振り直しは要らん。何とか凌ぎきってみせる。

【GM】
不壊なる鎧の判定どうぞ!

【マモル】
1D100<=70 > 79 > 失敗

【カナエ】
支援します!

【マモル】
いや、よい。

切り札〈鬼の腕〉自動成功/コスト:0/タイミング:ダメージを受けた直後/効果:実際に受けたダメージと同値のダメージを攻撃者に与える。この時、自身の障壁が0になった場合、与えるダメージは2倍になる。/※2回以上使用する場合はクレシャスを代償とする。

62点カウンターもってけ!

岩の牙が、勝海舟に迫る。彼が殺されれば、俺たちがここに来た理由が無くなる。
このヴィジョンが、世界が奴の思うがままに、書き換えられてしまう。
言葉よりも早く、身体が動いていた。
即座に岩の牙と勝海舟の間に飛び込み、自身の障壁で岩の牙を受け、最悪の瞬間を止めてみせた。
障壁を抜かれ身体が悲鳴を上げる。流れる血が、痛みが、この身体がまだ生きている事を伝えてくる。
「だったら、よぉ……! まだ、諦める訳には……いかねえよなぁ!」
その瞬間、仕込んでいた秘術を起動させる。
先程の野太刀で叩き切った奴の障壁に自身が受けた衝撃を倍増させて伝わる様に仕込んでいたのを!

遠隔攻撃へのカウンター描写むっず!

【サンジェルマン】
「いい動きだ――ッ!?」
張り直したばかりの障壁が弾け飛び、サンジェルマンが初めて驚きの表情を見せる。
そして、偶然か、何か繋がるものがあるのか、背後の戦いでも同じような光景が繰り広げられていた。
もし後ろを気にしている者がいれば、坂本龍馬の剣が鉄蔵の障壁を斬り裂き、鉄蔵がそれを切り札で返した様子が見えただろう。

【レイ】
くうううううう  ま じ か よ

【カナエ】
かっけええ!!!!!!

【マモル】
そんな事は露知らず、俺はあらん限りの力を振り絞って叫ぶ。
「梓ァ!! もうこれ以上はもたねえ……次で仕留めるぞ!」

【レイ】
「……ッチ 自傷癖、治ってねぇようだな」

【マモル】
「ッハ! 俺は俺だ! 変わってやるかってんだ、なあ!」

【レイ】
「……あぁ! この世に二つとないお前ってやつさ!! 生を謳歌する覚悟のないヤツは……跡形もなく消し去ってやらなきゃなァ……」
サンジェルマンを睨んだ。

【サンジェルマン】
「いいね、愉しませてくれる」

【GM】
1ラウンド目、終了。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?