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装いは自己表現であり 自己ブランディング  あなたがあなたであるためのFascination 藤原純子さん


「人間力」「生き方」「心の大切さ」をファッションを通じて発信していらっしゃる藤原純子さんにお話を伺いました。

藤原純子さんプロフィール
活動地域:関東、関西、九州エリア
経歴/現在の活動:
11年間勤務した銀行員時代、営業成績トップを毎年獲得。
退職後、ファッションはもちろん内面・外面・精神面の3柱に着目し、カラー・マナー・メイク・心理学・コーチングを学ぶ。
個性を尊重しながら "大人のカッコいい女性らしさ" を引き出すのを得意とするファッションコンサルは延べ1万4千人以上。企業研修やセミナー講師、イベントトークショーなども務め、法人・個人と活動は多岐にわたる。
後進の育成にも力を入れている。
またアパレル部門
「JUNCOブランド」を立ち上げデザイナーとしても活動。あえて数量限定のオリジナルデザインが高い人気を博している。2017年初出版本「ファッションで生きる〜私の場所で息をする〜」がある。
座右の銘:笑う門には福来る

「 着飾る」ではなく「着こなす」ことを伝えていきたい

記者:個人のクライアントさんだけではなく、企業研修も多数されていらっしゃる藤原さん。どのような夢やVisionをお持ちですか?

藤原純子さん(以下敬称略):
夢と聞かれると、次世代につないでいきたい想いがすごくあります。今の日本の教育には義務教育(小、中学校)の中で "服育"だけに特化した授業は取り入れられていません(家庭保育、技術家庭科などはあっても)。今、食育は見直されていますが、本来「衣」という分野も人間が生活していく中で必要な3つの「衣」・食・住の一番初めに来る言葉なのに、優先順位としては1番下なのではないでしょうか。まぁわかる気もします。
人間食べる事がまず大事。住む環境も重要。それに比べて服は極端に言えばジャージがあればいい(笑)って人もいると思います。別に洋服を着飾るってことではなく、洋服の歴史を、日常の中にある洋服のマナーやルール、TPOに合わせる、という事を知っていたら恥をかかなくてすみます。日本では中学、高校と制服で登校する学生が大半ですよね。大学生になった時に何を着ていいかわからない。いや疑問にも思わない…。流行や見た目で購入し、みんなと一緒が安心と感じ個性をなくしている傾向があります(リクルートファッションはまさにそう)。そんな中、まずは自分にはどんな色・形が合うのだろう?と考えて見て欲しいのです。そうすると人と体型・骨格の作りが違うと感じると思います。そこに気付けば自分に合うものと人が合うものは違うんだ!と納得。それが個性を活かすことになる。外国人からみたら日本人はみんな同じに見えるというイメージから変わっていくと強く強く感じます。そして自分にフィットした上質なものを1枚でいいので持つことで愛着がわく。そうなるとファストファッションの洋服の使い捨て感も変化すると思いますし、それが環境問題の改善にもつながるんだと思ってます。平成はファストファッションが流行っていった時代ですが、令和になって少しは本物志向に変わるのではないかと感じます。安価なものを10枚買うより上質なものを1枚買う。量より質にちょっとこだわって大事に長く着る事を伝えていきたいです。なぜなら、その洋服が手元に届くまで色んな人の手が関わっていること、そして人はそこに価値を感じてお金を払うということを知ってほしいんです。洋服の歴史を知ることについても、いつ着物から洋服になったのか、など楽しく・わかりやすく知ることで、もっと服の事を身近に感じられるし大事に着るようになると思うんです。そしてそれが躾に繋がるのです。
私はイメージデザイナー・ファッションコンサルタントという職業でやっているのですが、ビジュアルだけではなく、あらゆる視点から伝えていくことをコンセプトとしています。私がやっている仕事に対して子どもたちが「そんな仕事があるんだ!」「こんな仕事やっていきたい!」と思ってもらえたら嬉しいですし、そういう事を含めて、次世代につないでいける事を願っています。


記者:新しい時代に繋げていきたい藤原さんの想いを感じますね。その夢を具現化するための目標や計画は立てていらっしゃいますか?

藤原:みんなが心地よく洋服を着れる状態になるのがベスト。「服を着ることが楽しい!」と思えるようになって、周りからも「素敵ね!」と言ってもらえたら楽しい連鎖が生まれます。そういうことを家庭で親が伝えたり、親でなくても周りの人生の先輩が伝えていくことで子どもが自分に似合う服がわかるようになると、少しずつ個性を活かしていけるようになりますよね。
そしてよく「“いざ” という服を教えてください。」と聞かれる事が多いんですが、「“いざ” はありません。」と答えます。日常ができていれば“いざ”は無い。そこは日常の延長線上なので、日常の方がはるかに大事ですよ、とお伝えしてます。日常のTシャツを着るのでも、自分が心地よくなるのはどういうTシャツだろう?と意識をすると楽しくなるじゃないですか。それが個性につながっていきますし、心地よいものを着ていたら自分の体型もそんなに気にならなくなると思うんです。そして個性を活かすと言っても、マナーも必要だということが伝わると社会性も育つし、思いやりのある服装選びができるようになると思います。そういうのが食育なども含めて、日常の会話の中で飛び交うようになったらいいなと思います。小学校中学校の生徒さんたちにもそれを伝えていきたいですし、PTAのお母さん方にも向けて服育の大事さを伝えていきたいです。その為に今いろんなところで発信してます。
実は、洋服のデザインをやり始めたのもクライアントさんの声からなんですね。クライアントさんが 流行のものには興味がない、自分を活かして輝ける服がないだろうか?って背中を押されて立ち上げたんです。
着てくれた人がブランドになればいいなと思っています。「 着飾る」ではなく「着こなす」ことを伝えていきたいですね。

記者:日常で自然にお洋服を着こなせたらかっこいいですね!その目標や計画に対してどのような活動指針を持っていらっしゃいますか?

藤原:実は、服育を通じて一番伝えたいことは「人間力」や「生き方」なんです。たまたま私がファッションがずっと好きだし得意と思っていたので、その得意分野を活かして伝えているのですが、お客様のかゆいところに手が届くコミュニケーションを取るように心がけています。言い換えると何を求めているのかピンポイントで掴んでアドバイスをするために「聴き取る」に徹しています。それが仕事に対しての私の「人間力」ですね。一見、地道で時間の無駄という人もいますが、仕事をする上で「信頼」が一番大事。信頼って1日2日では作れるものではないですから一つ一つのコミュニケーションを大事にして信頼を育てています。
また30代40代の頃は「自分でなんとかしよう!」という考えで苦手な事を努力でこなして、それを美徳として頑張っていたんです。50代になって「これ誰か得意な人いない?」と苦手なものは得意な人に任せるようにして、自分の得意分野をもっと活かそうと思ったら生き方が楽になったんです。そして一人でやっても面白くないって思うようになったんですね。「みんなで成功したら楽しいよね!」と想いを共有して回りを巻き込みながら、それを伝えていけたらいいなと思ってます。
あとは想いを持った人同士が繋がっていくことも大事だと思ってますし、発信さえしていれば繋がっていくと思うんですけどね。SNSもそういう形でやってます。ITが今から更に進歩していくと思いますけど、ITの良さもうまく使いながら個性を活かしていく動きをやってますね。

記者:その夢やVisionを持ったきっかけは何ですか?どのような発見や出会いがあったのですか?

藤原:初めて就職したのが銀行の窓口で、それが天職だと思っていました。当時ノルマの為にお客様から預金を預かるという気持ちは一度も持った事はありませんでしたが、毎年全店で1位とか毎回表彰されていたんです。それで「なんでそんなに仕事が取れるんですか?」と周りのみんなから聞かれるんですが良くわかっていなかったのです。ただよく考えるとHow toではなく在り方で、ひたすら「お客様は何を求めているんだろう?」というお客様に寄り添ったコミュニケーションを取っていました。お客様に寄り添い、仲良くなってピンポイントでお客様が求めているのを聴き取る、というのを大事にしていたのでお客様は「覚えてくれているの?」と喜んでくださり、リピートしてくださる方が多く仕事は順調でした。
ただ段々と「年を重ねるほど重宝がられるような、一生をかけてできる仕事をやりたいな。」と20代の頃から少しずつ思うようになり、それは何だろう?とずっと模索していました。「この人だからお願いしたい!」という選ばれる仕事をしたいと思っていたんです。するとある日、信号待ちしてる時に突然「色がない世界はない!!おもしろいぞ!これだ、色だ!!」と思って、次の日から色が学べるところを全部調べました。そして色を学びながら「私がやりたいのは人の事だな。」とも思い、そこでパーソナルカラーを学びました。カラーコーディネート、イメージコンサルタントを学んでいく中で、人間力という部分で内面、外面、精神面という3つの柱を元にしたトータルアドバイスができる自分になろうと決めました。そこから更に心理学、コーチング、国際マナーなど学びました。そのときにネガティブな考えや感情をする人がいる事を学び、それによりすべての人が愛おしい、そして神聖に思えてきたんです。
始めた15年前、企業は自己啓発などを積極的に取り入れていて相手にされませんでしたが、今は「選ばれる自分であるために服装や第一印象が大事だ」というのが受け入れられるようになり企業からオファーをいただくようになってきました。自分で言うのもなんですが「やっと時代が追いついてきた!!」と思っているんですよね。絶対この仕事をやり続けたいんだ!!という想いがあって今の信頼に繋がっていると思います。根本的に自分の仕事を愛してないと続きません。私はこの仕事が大好きなんですね。それが私の生き方にもなっている。磨かせてもらっています。だからきっかけというと1つの出来事と思われるかもしれませんが、この今までの流れがあって今に繋がってますね。

記者:やり続ける決断があって今があるんですね!その発見や出会いの背景には何があったんですか?

藤原:亡くなった祖母の事が大好きで尊敬もしていたので話をよく聴いていたんです。祖母は一代で商売を築いた人なんです。その祖母がやってきた事は「売る」という事ではなかったんですね。相手の気持ちに寄り添ってコミュニケーションをとったり困り事を一緒に解決したり、「人のために」と人が喜んでくれることを惜しみなくやっていたので、自然に人が集まって来ていました。そして結果「どうせ買うなら●●さん(祖母の名前)のお店で買おう!!」という事を多く見てきたんです。だから「こういう大人になりたいな。」とずっと思っていました。
祖母の言葉で一番心に残っているのが「可愛いがってもらえる人間になりなさい。」ですね。その言葉が人生の根本になってると思います。祖母から人生論を教えてもらったり、常に彼女が原動力になってます。
そして、祖母が生き方を教えてくれた人とするなら、母からは美的感覚センスを教わりました。母は明るくて人の事もするけれど自分のことも好きなんです。そしてセンスが良くて家の中もきれいでした。目で楽しみ、食で楽しんでいたので、母から食育、服育を学んだのだと思います。それが今の仕事につながっていますね。毎日生きていく中でそういう事を学ぶことができたんです。気持ち一つで日常に取り入れる事って簡単にできますし、それが人にとって大事な環境になるんですね。
そしてトータルアドバイスをしていく中で、クライアントさんは洋服のアドバイスで来られるのですが、終わった後に「これでいいんだ!ってすごくスッキリしました!楽になりました!」や「お洋服の事を聞きに来たのに人生勉強させてもらいました!」と涙を流されて帰られる方が増えて来たんです。お金をいただいてアドバイスさせていただいて「ありがとうございました!」と感謝をされる。私が伝えることで人生が変わってハッピーになる人が増えるんなら私の役目ってここにあるんだなって、大きいなって思います。そして私の経験を踏まえて徐々にそうなっていったと思うので年を重ねていくことは素敵だなあとも感じています。
私は最終的に「何を選んでも何を着てもいいんですよ!貴方は貴方だから!」というアドバイスをしています。何でも選べるように自分を解き放ち、 基本を知ると、応用もできるし崩すこともできるようになってその人自身が心地よい服を選べる道のりをご案内し、私を頼らないクライアントさんを増やしていきたいですね。

記者:藤原さんのお仕事に対する愛情、人に対する愛情、生き方に対する熱い想いが伝わってくるお話でした!本日は本当にありがとうございました!

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藤原純子さんの活動、連絡についてはこちらから↓↓


【編集後記】
今回インタビューの記者を担当した風見と古川です。お話を伺いながら、
お洋服を通じて人の可能性を一つ一つ優しく開いていかれる藤原さんの在り方に感動をしました!本当に素敵なお話をありがとうございました。

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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いずみ

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