こんばんは。ぼくいずみです。
クリスマスのきらきらが、幾つになっても心地よくなれないまま大人になってしまいました。うきうきするよりも深く、孤独の輪郭をなぞるような寂しさがある。それはきっとこれまでのさまざまなクリスマスの思い出が作用している部分もあれば、幼稚園の出し物で村の少女Aを演じたとき、籠にたくさん入れられた毛糸がころんころんとステージから逃げていった、あのときの気持ち、寂しいとか悲しいとか切ないとか、そんなかたまりが、ずっとある。それでもケーキを食べて、好きな人といて、ただ笑って。しあわせなら何でもいい、いつでもいいと思う。あなたがしあわせな日があれば、それで、いい。

10月に名古屋で開催した個展「しあわせの練習」を東京で巡回することになりました。場所は本屋Title。かつて近くに住んでいたこともあり、とても思い入れのあるところで開催できることが嬉しいです。（想いはInstagramに綴っています）
何度も訪れているあの空間に、自分の作品が、言葉が、展示されると思うと夢みたいだ。
ああ、あの日々は夢だった、といつか悲しくならないよう、ずっとずっと書きつづけられるよう、今この詩作を重ねていく尊さを、大事にしたいです。
変わらずテーマは「幸せ」なのだけれど、私ひとりで詩として考えたことを展示しつつも、会場に来てくださった皆さんと一緒に、思考を巡ってゆき、自分にとっての幸せやその本質について、答えを見つけられなくていいから、幸せになる練習をできる機会になればいいなと思っています。

ぼくいずみ個展「しあわせの練習」

2024/1/12（金）〜15（月）
12:00~19:30（日曜日19時 月曜日17時まで）
本屋Title
東京都杉並区桃井1-5-2
荻窪駅 徒歩15分

https://www.title-books.com/event/11824

文筆家で編集者のぼくいずみのしあわせにまつわる、詩の個展を開催します。また、クッキーアーティスト「糸」と制作した詩のクッキーも展示・販売いたします。また、在廊中はオーダーメイドで詩を書くイベントも行います。

しあわせになるために、ゆっくり、やさしく、私をゆるしていきたい。そんな気持ちで詩を書き下ろしました。

冬の真ん中で、あなたに、出会えますように。