7月半ばから毎週のように続いた観劇ラッシュ（こんなスケジュールにしたの誰だよ？…私だよ！）。トリは『ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル』！
前に行ったのがいつだったか思い出せないくらい、お久し振りの帝国劇場は真っ赤に染まっていました。

2021年に宝塚を退団されてから、まだ一度も観ることができてなかった元雪組トップスター望海風斗さん（のぞ様）。日程が合わないのとチケットが取れなかったので、今まで縁がなかったわけですが…。単純にどうしてものぞ様を観たいという一点だけで観劇することにした『ムーラン・ルージュ』。夏休みナシにもかかわらず（←実は今回も日程が合ってない）、無理矢理休みをぶん取って観に行きました。

何の予習もしなかったのですが…元々映画なんですか？
のぞ様一択だったので、ほかの役もダブルキャストなのに全然調べなかったら、あまり知らない顔触れになってしまった！
まあ最近は宝塚以外の舞台から遠ざかってしまっているから…しょうがない。

パリのナイトクラブムーラン・ルージュの花形スターのサティーンと作家の青年クリスチャンが激しい恋に落ち、その2人の仲をサティーンのパトロンになったデューク（モンロス公爵）が引き裂く…みたいところがメインの話なんですかね？（←いつも通り記憶に自信がない）
でもこの話にピンと来ず…私は男女の恋愛物にあんまり興味の持てない人間だということを再確認させられてしまった！なんとなく悲しい…( ´△｀)
どちらかというと、豪華で妖しくショーアップされた場面の方が好きだなと思いました（←ストーリーを根本から否定してるみたいになってしまった…）。
「みんなでカンカン！」楽しい♪o(ﾟ∀ﾟo)(oﾟ∀ﾟ)o♪

オープニングのショー場面はのぞ様サティーンがなかなか出てこないので「焦らすなぁ」と思っていたら…ブランコ乗って上からの登場。しかも予期せぬセクシーな格好でどぎまぎしてしまいましたよΣ(*ﾟдﾟﾉ)ﾉ
2年ばかり観てない間にすっかり女性らしくなって…と感慨深い。相変わらず素敵な…というかパワーアップした歌声でした。
元娼婦だけど色気全開というよりも、賢さの方が勝っているなと思いました（だからセクシーな衣装でもすごく色っぽいって感じでもなかったのかな？）。まあ実際のしあがってる（←言い方！）ワケですから、頭良くないとできないよね？
でも最初にクリスチャンをデュークと勘違いしなければ良かったのにね…（そうしないと話が進まないけど）。 メロドラマの部分には興味の持てない私ではありますが…サティーンの仲間想いのとことか、クリスチャンの作った歌を世界に届けるために命を懸けて最後のショーに臨む姿とか、強くて格好良い！けど切ないですね。 

クリスチャン役の甲斐翔真君ははじめましてなんですが、第一印象は大きいワンコみたいだなでした。突っ走りがちで若さ溢れる感じが合っているような。
クリスチャンはサティーンしか目に入っていないみたいだから「もっと周り見なよ！」と言いたい（ただサティーンのこともちゃんと見てるかは微妙なところですが…）。その一途さが良いところなんだろうけど。
でもサティーンに捨てられて酒に呑まれて自暴自棄になっちゃう拗らせっぷりの方が好き。

お金で何でも買えると思っているデューク。
サティーンもムーラン・ルージュも自分の意のままにしようとしてますが…まあこういう話にはこういう人が付きものですからねー。この回はKさんでしたが、高圧的ないけ好かなさで攻めてきます。観ててイラっとしました（←ほめてます！）。

いずみん的びっくりポイントが…興行主ジドラー役の松村雄基さん。映像の方だと思っていたし、ミュージカルに出るような歌う人だと思ってなかった！イケオジじゃないですか！Σ(*ﾟДﾟ*)
サティーンとデュークを引き合わせるし、一見小狡くサティーンを利用しているようだけど、どちらかというと同志のように感じました。サティーンの最後のショーの開演前のやり取りは泣けたよ｡･(つд`｡)･｡…セリフうろ覚えだけど。

物語は悲しい結末を迎えますが…エンディングのショーも豪華で楽しい♪( ´∀｀)人(´∀｀ )♪
物語の余韻も吹き飛びます！（←それでいいのか？…でも湿っぽく終わらなくていいと思う）作中ではひどい人のデュークもこの場面では笑顔なのがギャップでよき。
カーテンコールでは翔真君が差し出した手を取るのぞ様が男前すぎてなんか安心しました｡:+((*´艸`*))+:｡
結局オープニングとエンディングが楽しく、全部持ってかれた感がありますが…終わりよければすべてよしってことですね！