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不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~

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不換通貨論(ペーパーバック版)の紹介をしています。
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記事一覧

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #011(1章-11) 兌換通貨・金銀の価値は…

兌換通貨・金銀の価値は本当に信用できるのかそもそも兌換通貨の裏付けとして信頼されている…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #010(1章-10) 通貨を生んだ「お返し」の…

通貨を生んだ「お返し」の気持ち『返報性の原理』という心の働きがある。「お返ししたい」と…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #009(1章-09) MMTは通貨の何を勘違い…

MMTは通貨の何を勘違いしているか「MMT現代貨幣入門」(L・ランダル・レイ)には、「…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #008(1章-08) 不換通貨の価値の源泉

不換通貨の価値の源泉原価数十円の紙切れを一万円の価値の通貨にするのが不換通貨発行である…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #007(1章-07) 通貨の発行上限/通貨発…

通貨の発行上限兌換通貨と不換通貨でそれぞれの通貨の発行上限は何によって定められるのだろ…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #006(1章-06) 不換通貨の「源泉」

不換通貨の「源泉」経済学者コーリン・クラークによる古典的な産業分類によれば、人間社会は…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #005(1章-05) 兌換通貨は「物品の預かり証書」/不換通貨は「物品の預かり証書」ではない

兌換通貨は「物品の預かり証書」ここでもう一度、兌換通貨とはいったい何なのか考えてみよう。 兌換通貨は基本的には「物品の預かり証書」のことだ。たとえば日本銀行兌換券は、準備金である正貨が日本銀行に保管されているが、その所有者は日本銀行ではなく兌換紙幣の所有者である。そのため日本銀行にとって、金庫にある「金(きん)」は所有者からの預り金、いわば借り物に過ぎない。そのため、兌換紙幣は日本銀行が発行した借用証書であり、利用者はこれを自己が所有する「金」と同様に扱うことが出来た。

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #004(1章-04) MMT・租税貨幣論は正し…

MMT・租税貨幣論は正しいか最近よく耳にする現代貨幣理論、いわゆるMMT(Modern Moneta…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #003(1章-03) 裏付けのない不換通貨が…

裏付けのない不換通貨がなぜ通用するか現在私たちが使っている「日本銀行券」は不換通貨であ…

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #002(1章-02) 用語の定義/物品貨幣(…

用語の定義 この先の文章を理解しやすくするために、念のために用語を定義しておきたい。 …

不換通貨論 ~忘れられた日本銀行券の正体~ #001(1章-01) はじめに/日本銀行券の…

はじめに1973年2月14日、日本銀行券は名実ともに「不換(ふかん)紙幣」となった。 し…