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論文発表まで辿り着きました。

とてもお久しぶりです。
気づいたら暦は夏至に。一年も半分が過ぎました。
蒸し暑い日々が続きますがみなさんお元気ですか?

大学院の生活ですが今週月曜日に無事教授や同級生の前で論文のプレゼンテーションを行うことができました。

前回の投稿からは大学院生活=ほぼ論文・論文・論文の日々でした。
最終的には14人の方にインタビューを行ったのですが、まずそのデータの分析にとにかく時間がかかりました。
AIのソフトウェアを使って一言一句文字起こし。ダブルチェックで自分でも最初から最後まで聞き直して修正。(今、こんなのあるのですね!ありがたかった・・。NHK時代は全部耳で聞いて一文字一文字書き起こしていた・・。)
そこから要点を抜き出してまとめを作成し、インタビューをお願いした方にも確認していただき。
1人の方に1時間〜1時間半聞いているので、文字起こしだけでもA4 25ページほどになります。まとめを作っても5ページ。
これを1人分を作るのに最低2時間はかかりました。
NHK時代インタビュー企画も作っていましたが、それが一気に14個きた感じ。。夜な夜なパソコンと向き合っていました。笑

でもこの作業は本質ではなくそこから何を導き出すかが一番重要なわけで。
その後は得たデータを先行研究と照らし合わせながら何が発見と言えるのか、どう分析してそれをどうまとめるかを考える作業に頭を使いました。
私の論文は発見的なものなので何かが証明されるという類ではないのですが、だからこそ出す仮説がどうしてそうだと言えるのかを論理的に構成すること。一見こうじゃないかと思われる仮説も何が条件でそうなっているのかそうなっていないのかなど考えることがとても多く、またpolicy paperを書くプロセスにも全く慣れていなくて指導教授からいただくアドバイスで立ち止まることが本当に多くありました。
このプロセスは私にとっては毎日コツコツ時間をかけたらできるというものではなく、本当に集中して考えを深められる時に一気に進んだりもして、なかなかスケジュール通りにいかなかった。インタビューのまとめ作業とはまた違う筋肉を使う感じでした。

そして、構想を練っていよいよ書き始めたのが5月半ば過ぎ。
初稿を書いたものの足りない部分や分析しきれていない部分が多々。。修正して指導教授にチェックしてもらい、要素を追加したり減らしたりしてまた修正し・・の繰り返し。
実は5月からつい最近まで体調も崩しがちで、一時は本当に完成できるのかなと弱気になることもありました。弱気以前に体調が悪く全く机に向かうことができないコンディションの日もあったので、この時期は本当に辛かった。

そんな日々を経てのプレゼンだったので本当に月曜日はホッとしました。いつもと違う教室でいつもよりもカチッとしたジャケットを着た同級生は、すごく格好良かったです。

発表は10分+質疑応答5分という短めのものでした。スライドの枚数も限られます。一枚一枚にエッセンスをギュッと凝縮して、台本も一文一文よく考えました。
今学期はプレゼンテーションのクラスも履修しているので4月以降随時論文のプレゼンのことも相談しながら進めることができて、これには本当に感謝しています。
プレゼンでの質疑応答の時間も今期とっているpolicy discussionのクラスでの学びが良く作用したように思いました。これらのクラスの教授たちにも本当に感謝しています。
日曜日は毎週のように夫が子どもを遠くに連れ出してくれました。子どもも3歳ながら「だいがくいん」「ろんぶん」という言葉を既に認識して励ましてくれます。(笑)
本当に色々な人に支えられています。

ありがとうございます!

同級生たちのテーマも千差万別でそれぞれの個性が出ていて、ああこの人はこんなことを考えて日々の大学院生活を過ごしていたのだ、など発見も多くとても興味深かったです。

この日はやっぱりみんな解放感があったのか六本木でプチ打ち上げ!

Programの同級生たち

提出まで残り3週間。
1日1日を大事に、たまには息抜きもしながら論文を完成させたいと思います。



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こんな風に時間の使い方としては論文漬けの日々だったのですが同時にこれ
を書くためだけに大学院に入ったわけではないという客観的な目線を持つ自分も常にいます。論文の中身や結論の質ももちろん大事だけれどきっとこういうプロセス全てが自分にとってかけがえのない経験になっているのだと思うし、論文を書いた後その中のどういう部分を今後実行したり、他の人に伝えていったり出来るかも大事。そして、徐々に大学院以降のことも考えるようになってきました。何を自分は大事にしてきて何をこれから大事にしていきたいのか。

まず夏はこの一年私が大学院に通うようになったことで色々なことを彼なりに受け止め大きく成長した子どもと思いっきり遊びたいと思っています(笑)楽しみ!!

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