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「バイオマス」へのネガティブイメージ汚染

先日、「バイオマス」やってますと言ったら、すごく訝しげな感じで「いいことなんですか?」って言われたことがあった。どうやら大規模なバイオマス発電所が急にたくさんでき、かつ、燃料が不足して海外からヤシガラ等を輸入したりしている情報をご存知で、そういうのがバイオマスと思われていたらしい。熱電併給が基本ですよ、という話はして誤解は解けました。

それにしても、これはちょっとまずい。
他にも、たとえば5/1の京都新聞には、こういう記事があった。

苦情三昧でイメージダウン必至。全然ダメだー。しかも、「国内では珍しいパーム油を燃料とし、2017年6月に稼働。」って、パーム油全然珍しくないから!w 京都新聞さーん!

ただ、住民の方から「チェーンソーの音がうるさいよ」とは、私たち(西粟倉のバイオマス事業)も言われておりました。それに真摯に向き合って、ちゃんとお話できる関係を築いてきました。対策も講じております。しかし福知山は完全にこじれてますね。

大規模発電の多発によって、グローバルな問題、ローカルな問題が起こり、「バイオマス」へのネガティブイメージ汚染が広がっています。元来、事業として成立させることが難しいバイオマス。家庭で薪ストーブ使っていても「煙たい」と言われてしまうこともあるわけで、軽く考えてはいけません。

ただ、分散型エネルギーは、太陽光も風力も、住民との距離が近いために、あるいはバードストライク(野鳥が風車にぶつかる)問題や、太陽光パネルの景観問題等、こうした"問題"が起こることは日常茶飯事。折り合いつけながらやっていく必要はあるのでしょう。ただし、根本的におかしいこともあって、そこはなんとか止めたいと思っています。とにかくも、普及が進むバイオマス。ここからさらに正念場を迎えていきます。

関係各位、頑張りましょう!笑

いつもありがとうございます。 サポートのほど、どうぞよろしくお願いします!