たかさん

40代会社員。ジャズ大好き、アルトサックス吹きで、元ギター弾き。趣味はスケボー。娘と息…

たかさん

40代会社員。ジャズ大好き、アルトサックス吹きで、元ギター弾き。趣味はスケボー。娘と息子を育てつつ、家の中の家電のケーブルを隠すことに全力を注いでいます。

マガジン

  • スタンダード探訪

  • なぜ僕はジャズができなかったのか

    10代からジャズが好きでギター→サックスを学びさんざん練習したものの、とうとうジャズができるようにならなかった現在40代の僕の経験と分析。 全てのジャズを志す人へ。

  • 最短でジャズをやる訓練方法

    よく練習、、と言いますが、間違いです。我々のような凡人以下の人間がジャズをやるために必要なのは反復練習、一種の訓練です。練習なんてものはとても崇高なものすぎて僕なんかにはできません。

  • ジャズをやるのに最低限の知識

    ここで話すことは学習でも、練習でもなく、ましてや音楽的なことではない、いわゆる訓練的なことです。職業柄訓練みたいなものです。 こんなこと知ってたってジャズをやる上では当たり前すぎて何の自慢にもなりません。自分に才能がないと思った人は、ぜひ読んでみてください。

最近の記事

スラッシュ様

昨年末あたりから海外出張ばかりで、ほとんど半分くらい日本にいない状態で書く意欲が全くもってなくなってました。 存在すら忘れてました。 そんな中ですけど、大先輩のバンドにヘルプで呼んでいただいてライブで吹かせてもらったり、超初心者の方にレッスン会みたいなことをやったり、なんだか面白おかしくやってました。 永野っていうお笑い芸人がいるじゃないですか。 あの人が最近面白くてまぁ見ちゃうんですけど、ロック好きですよね。なんか捻れた趣向ですけど、世代も近いので、メタリカとガンズと

    • また仕事でカリフォルニアに来ています。 せっかくだからライブとか行きたいなーと思ったら、グラスパー先生のライブは月末とのこと。 次は楽器持ってきてセッションに行きたいなと思ってます。

      • 仕事でハワイ〜カリフォルニアに行っていて、帰ってきました。

        • OVER THE RAINBOW

          メロディを大きく崩して演奏をしてカッコよくなる曲はあります。ができればあんまり崩さないで演ってほしいなーと思う曲の代表格がこの曲ですね。 美しすぎますよね。 メロディがもってる力がすごく強い曲なのでストレートに揺らさないで演奏してほしいなーといつも思います。 それでいうとジャズの演奏だとほぼやりすぎちゃうと思ってます。バドパウエルの演奏とか、確かにかっこいいんですけど、そんなバキバキ弾かんでも、と思います。 メロディはほぼダイアトニックで構成されていて、サビの後半だけ調整

        スラッシュ様

        • また仕事でカリフォルニアに来ています。 せっかくだからライブとか行きたいなーと思ったら、グラスパー先生のライブは月末とのこと。 次は楽器持ってきてセッションに行きたいなと思ってます。

        • 仕事でハワイ〜カリフォルニアに行っていて、帰ってきました。

        • OVER THE RAINBOW

        マガジン

        • スタンダード探訪
          2本
        • なぜ僕はジャズができなかったのか
          12本
        • 最短でジャズをやる訓練方法
          3本
        • ジャズをやるのに最低限の知識
          2本

        記事

          どっちでもいい、という感覚。アドリブとピントの話

          ジャズってアドリブですよね。即興なんですよね。というお話。 これに関しては確かに即興音楽ですし、皆さんアドリブでソロをとります。 が、はっきりいってしまうと、それを意識したり論じたりするのは半端なリスナーや、ダサい評論家や、理解度の低いプレイヤーのみです。 個人的に色々な人と話したり教わったり自分でも感じますが、アドリブかアドリブじゃないかは、どっちでもいい、もっというとどうでもいい、です。 例えば毎日現場で演奏してたら、そりゃどっちでもよくなります、そんなものは。毎日

          どっちでもいい、という感覚。アドリブとピントの話

          CRY ME A RIVER

          こういう曲の良さっていうのは本当に若い頃にはわかんないもんで、20代30代のジャズマンがこういう曲を見事やってるのを聴くと、人としての成熟度が非常に高いのかな、と思います。 僕は40代になってようやくグッとくるようになりました。まー20代30代の時はこういう曲をやろうとも思った事はありません。 ■ 背景 詳しくはWikipediaをぜひ。 日本語で書いてあります。 ジュリーロンドンの歌唱がオリジナルらしいです。 でギターはバーニーケッセルなんですね。 なんていうかな、も

          CRY ME A RIVER

          回り道は合理的かどうか

          たまたま会社で合理性に関して、尊敬する上司と話していて、思い出したことがあったので書いておこうと思います。 磯田道史という歴史家がいるじゃないですか。 僕は大好きなんです。 すごい余談ですが、僕は声が似てる人を提示して、あー言われてみれば!ってなるのが得意だったりします。 たとえばマツコデラックスと伊集院光、目を閉じて声だけを想像してみてください。 ほら、一緒。 磯田道史は、私が尊敬するサックス仙人川嶋哲郎と、声や喋り方が一緒です。庵野秀明もちょっと近い気がします。

          回り道は合理的かどうか

          THE FIRST TAKEに関して

          あんまり時事ネタを書くのもどうかとも思ったんですが、思うことがあったので一応。 なんとかって4人組バンドは聴いたこともないので良くわかりませんが、そもそも、音楽ってなんだと思います? K師匠に教わったことを思い出しました。 ちなみに前にも書きましたがK師匠のレッスンはほとんどが哲学的な話ばかりで楽器のこと、音楽のことをちゃんと教わった記憶はあんまりありません。 音楽そのものって実は無形で、かつ時間芸術なんです。 録音っていう記録の技術とは別のものなんですよ。 僕らは

          THE FIRST TAKEに関して

          ジャズが出来るようになるか診断

          ジャズのレッスンて大体まぁ、最初に課題としてる曲をデュオして、アドバイスもらったりする、のが流れなんですけど。 そういうのも落語に似てますよね。 ある日O師匠に言われたのは、楽譜を見るな、でした。 スタンダードブックみたいなのを持っていってそれみながらやってたわけなんですけど、 お前さぁ、何かこういうのみながらやってるけど、ちんたら間違えてるけど、なんか見る意味あるの? って言われまして、5分で覚える、ね。いいね。 本当に5分で楽譜閉じられまして。 結論たしかな

          ジャズが出来るようになるか診断

          ボーヤの話

          ボーヤっていうのはローディの事で、多分合ってると思うんですけど、ようは師匠のお手伝いです。 当時O師匠のボーヤをちょいちょいやらせていただいてました。19歳から24歳くらいまでだったんで、もう20年以上前の話です。 アンプ運んだり。チューニングしたり。 当時O師匠はスピーカー2発のポリトーン、めちゃくちゃ重いやつですよ。でもすごくいいやつ。あれを運んでたんで、ステージが2階とか地下で階段がある店だとすごくたいへんだったんですよね。 思い出深いのは、後にサックスのレッスン

          ボーヤの話

          何を犠牲にするか

          O師匠に憧れまくった僕はO師匠が参加されてる作品を買い漁ります。 どうしても手に入らないアルバムは師匠に直接借りました。 その中で平成ジャズ維新JAMなるアルバムがありまして、小林陽一が当時の若手を集めに集めてでかいセッションをやったライブアルバムです。キングレコードだったと思います。 キングは当時パドルホイールっていうジャズレーベルがあってなかなかなメンツで良い音源を出してましたよね。EVAとかAKBやるけど、こんなこともやってたですよ、キングレコード。 ちなみに僕が色

          何を犠牲にするか

          ブルージャイアントはやばい

          一応音楽漫画好きですし、最初は、おおジャズの音楽が始まった!と喜びましたけど、まぁハンパですよね。 言いたい事は簡単に言うと以下。 取材しなすぎ、監修甘すぎ 同じ話を三まわしくらいしてません?(タイムリープものだったらオッケーです) 作者がジャズをまったく知らないのも興味がなさそうなのもまだいいとして、じゃあ文化祭のあとの師匠の説教「お前はこれからジャズを知らない人間に聴かせるんじゃなくて、ジャズを知ってる人間に聞かせるんだ、厳しいぞ」みたいなこと言うじゃないですか。

          ブルージャイアントはやばい

          頭が良い、とは。

          O師匠に学んだ事。 色々学んだんですが、人生で1番役に立ってるなという一言。 O師匠には音楽的、人間的、ギター的に色々教わったのですが、未だに1番役に立ってるなと思うのは、頭が良いとはどう言うことか、です。 O師匠は非常に聡明なかたです。 しかし、自宅でのレッスンも受けましたが、例えばジャズのスタンダードブックや、理論書は一冊も持っていません。 スタンダードは3-400曲くらいは頭に入っていると言ってました。 勘違いしがちですが、彼らはそれをスコアの形で覚えているので

          頭が良い、とは。

          ジャズを教わる。落語の古典で例える。理をとる。

          ということで、なんと憧れのO師匠のレッスンを受けられることになりました。 結論からいうと、5年ほど、24歳くらいまでレッスンを受けました。 その間本当にいろんなことを学びまして。 ボーヤ(ローディってやつです)をやらせてもらったりして、礼儀作法なんかもね、ちょいちょい怒られたりもしながら。 でもほんとにレッスンでもライブでもオフでもファンに対しても音楽に対しても、紳士であり真摯な人でしたので、本当にいまだに憧れは止みません。 最初のレッスンの事をよく覚えてるので、ちょっ

          ジャズを教わる。落語の古典で例える。理をとる。

          それが良いかどうか

          ハーモニックマイナーの説明の前にもう一個、重要な事があったので書いときます。 こう言ったものを読むということは自分で解決できる能力がない前提です。 その場合、やはりレッスンや、今だったらネットに溢れる情報を元に学習していくことになるんだと思うんです。 その時に非常に大事なことは、合ってるかどうかよりも、それが良いかどうかの方が500億倍くらい重要です。 理論的に合ってる、合ってない、みたいな話とか、これは誰々のフレーズだからどうの、というのはあなたが奏でる音楽の良さとは

          それが良いかどうか

          初めてジャズギターを聴く

          大坂 原クインテットのライブで恐ろしい衝撃を受けた僕は、じゃあギターでこう言う人はいないのか、と探しはじめました。 いわゆるダサフュージョンギターとかじゃない、ストレートなジャズの人。 で、ジャズライフを読むのをやめてスイングジャーナルを読み始めたんですよね。 そのときにたまたま、人気ミュージシャンランキングというのがありまして。 今でも忘れないですけど、 ドラムの一位は圧倒的に大坂昌彦。 アルトは山田穣だったかな。 テナーは川嶋哲郎。 フュージョンじゃない、これは信頼

          初めてジャズギターを聴く