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運転免許の制度について考える

先日歩道を歩いていた時のこと

何気なくいつも歩く道を歩く
いつも通るガソリンスタンド
そのガソリンスタンドはレンタカーも取り扱っている
ガソリンスタンドに面した道路は対面通行のバス通り道路沿いには小さい店舗やマンションやアパートが建っている

入口と出口が分けられていて進行方向から入口
その奥に出口

私は進行方向通りに歩道を歩きガソリンスタンドの前を通り過ぎる
ガソリンスタンドの出口の前を通り過ぎた瞬間後方から「ドォーーン」っと大きな音がした

瞬間的に事故かと思い振り返る
しかし事故を起こしている車は無い
まさかガソリンスタンド内で事故かと思い3歩ほど引き返しガソリンスタンド内を見る

するとガソリンスタンド出口の壁に車が刺さっていた
音の正体は壁に衝突した車だった

車内にはご高齢の男性が1人
運転席にもたれかかっている
すぐさま声を掛けようと近寄るとガソリンスタンドの店員さんが駆け寄り声がけをしているので大丈夫かと思いその場を離れようとするが運転手に二、三言話しかけその場を離れる
店員さんを見て私も手を貸すべきだと思いその場に残り車に近寄る

運転席のドアを開け声をかける
意識はあるしかし混乱している様子は把握できた
エンジンが切られていないのでとりあえずエンジンを切る
運転手はそのまま運転を続けようとしていたので危険だと判断した
シートベルトを外し車から降車するように促すが自力では降りれない

大きな怪我がないのを確認し運転手を抱えて降ろしそのままスタンド内の待合室まで移動してソファに座らせる

外傷を確認し外から見えない部分に痛みはないかを確認する

目の焦点は合っている
多少目の辺りをぶつけたようだが問題なさそうだと思い救急車を呼び店員さんにお願いする

話を聞くとどうやらご高齢のドライバーがよくやってしまうアクセルとブレーキの踏み間違えがことの原因である

今回はたまたま壁にぶつかり止まってくれたがこれが壁にぶつからずそのまま車道に出ていたらと想像すると恐怖でしかない

タイミングだけでいうならきっと私はこの車に轢かれていただろう
そして車通りが多いこの道で多重事故を起こしていただろう
私は今日生きていなかったかもしれない

私だけならまだ良い
これがもっと多くの歩行者がいて小さい子供までいたと思うと恐怖でしかない

今回は大きな事故にはならなかった
それだけが事実であるが問題はそこだけじゃないと思えた

色々な問題があるとは思うがやはり運転免許に関しては年齢上限を決めても良いのではないかと改めて思えた

確かに地方や住んでる場所によっては車が無いと生活に支障をきたす人もいるだろう
しかし便利と言うだけでその問題に目をつむってしまっていいのだろうか

その鉄の箱は人の命を軽々と奪えてしまうものだと認識しているのだろうか

その手で握っているハンドルは誰かの大事な人を傷つけたり奪ってしまうことがあるものだと理解出来ているのだろうか

そんなことを改めて感じさせてくれた出来事である

つい先日、池袋で起きたあの凄惨な事故の裁判が一区切りついたと報道があった
当事者の方のコメントを見たが裁判は終わったけれども亡くなった2人は帰って来ない
その事実は変わらないのが痛いほど伝わってくる

私も普段から車の運転をする
とても便利でこれからもきっと利用していくだろう
行きたいと思った場所にいつでも連れて行ってくれる相棒

しかしその相棒は私の操作次第で走る凶器に変わるのだ

その事実をしっかりと理解して今日も車を運転する
私はまだ若いからこんなことを言えるのかもしれないがその時が来たら免許は返納しようと思う
車がなかったらないなりに考えて行動すればいいのだと自分に言い聞かせる

今日も事故なく家に帰れる1日に感謝
長くなってしまったが最後まで読んでくれた貴方に感謝
「有難うございます」

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