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第23話|レポート|思いの循環=経済循環ってこれか(2)【余ったものを溢れ出すだけ】【ふわふわ経済】【何が余ってる?】

前回の続き。

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やりたいことだけをやって生きるための

経済循環システムは

どんな形か。


という問いに対するアンサー。

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自分の中で導き出した答えは

『余ったものがあふれて循環する経済システム』

ポイントは、

無理に作ったものでなく、「余ったもの」

交換するのではなく、「循環する」ということ。


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(1)そもそも経済って。

いきなりだけれど、

『経済活動する気があるか』という問いは

世の中と接続する気があるか。
自分が提供できるものを誰かにあげる気はあるか。

と同じだと思っている。


ぶっちゃけ、

1人の世界でやりたいことをやるだけなら経済活動は必要無い。


世の中と接続する必要ない

誰かに何かを提供しようなんて考える必要もない。

自分の満足のためだけにとことんやりたいことをやればそれでOK。


でも

自分の満足はもうあらかた満たされちゃったよ。」

という境地を経て、


『やりたいことをやりつつ

 世の中(人々、既存のシステム・テクノロジー)とも繋がりたい』


と願うなら、その時が経済循環について考える時なのだと思う。


<参考:自遊人への道のイラスト>

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(2)まずは自分のことばっか考えて、

他人のことなんて考えずにやりきったらいい。


自分の満足があらかた満たされちゃう→世の中と繋がりたくなる』

という段階を経て、経済循環しはじめるプロセスは、

やりたいことだけをやって生きようとする自遊人にとって

大切だと思う。


「好きなことを仕事にする。」って

昔、よくそのフレーズが使われていたけれど、

自分が満足しきるほどその好きなことをやり倒してからでないと、

その好きなことを世の中のために使うのは難しい気がする。


もうお腹いっぱい

っていうくらい自分のために好きなことをしておかないと、

どこかで「自分の思い通りやりたい道」と「相手を満足させるための道」が

2つ見えた時に迷う。


我欲が満たされていたら、

相手を満足させるための道を気持ちよく選べるけれど、


我欲が満たされていないと、

好きなことをやっているのに、

自分を優先するか相手を優先するか迷ったり、

我慢したり、ストレスになったりしがちなので、

なんだかもったいない。


なので、

やりたいことだけやって生きていきたいなら、

まずは経済とか置いておいて、

自分のためだけに自分のやりたいことをやる時期があると

いいと思う。


やりきってやり尽くしたら物足りなくなってくる。

そうしたら、おのずと外に目が向く。

自分一人で楽しんでいるのに飽きる。


周りの人や応援してくれた人に対して、

ふつふつと何か渡したくなってくる。


そして、

他人を喜ぶことじゃないと自分が満足しなくなってくる。

思いが自分1人の範囲を超えてあふれ出す。


周りの人と一緒に楽しむ道を作ろうとしたり、

誰かにとって役に立てるのはどういう形なのか探したくなる。

(※実際そうなった結果、セーブポイントはうまくいっている。


その時が次のステージに行くタイミング。

経済循環をスタートさせるにはいい時期。

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ちょっと脱線したけれど、


そんなわけで経済活動コト始めは、

「自分は何を世の中に流すか」(循環アイテム)

を決めて実際にそれを提供し始めること

からはじまる。

経済の話=お金を稼げるかどうかの話

と混同するからややこしくなるんだ。


この循環アイテムは

自分にとっての「余っているもの」だとうまくいく。


余っているものを欲しい人に渡すだけで、

経済はシンプルにまわり出す。


<参考:最近気づいたこと>

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(1)なぜ「余ったもの」なのか


なぜ余ったものかというと、

余っていないものをあげると、何かが減ってしまうから。

(実際は減っちゃいないんだけれど、減った気がするから。)

余ってないものを循環アイテムにするとハードルが高くなる。

「やりたいことだけをやって生きようとする人」(以下、自遊人)

にはお勧めしない。


自遊人のモチベーションの源泉は「自由」であり、

弱点は「我慢」「義務」「制限」「抑圧」だ。


余っていない(と自分が思っている)ものを世の中に提供しようとすると、

心理的負担が生じる。

例:

・お金がない(と思っている)のに、お金を払う。

・心の余裕がない(と思っている)のに、人から頼まれたことを優先させる。

・時間がない(と思っている)のに、誰かのために時間を使う。


この心理的負担が自遊人にとっては動きを邪魔する要因になるので、

なるべく避けたい。


心や視野が狭くなっていったり、

心理的負担を癒すために、何か他の方法で補おうとするので

エネルギー効率が悪くなる。


自分の中で「余っている」と思えるものだったら、

いくら人に渡してもあまり気にしなくて済むので、

循環アイテムとしては最適。


まずは、それを道具に世の中と接続をはかってみる。


自分の余っているものを探そう。

<いくらでも持っていってくれたまえ。の図>

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(2)余っているものなんてないよ?

いやいや、何か一つくらいはあるものです。


人はそれぞれ違う価値観で生きている。

だから、当然余っているものも人によって違う。

「余っているもの」に対する視点を広く持つと、

いろいろ見えてくる。


形あるもの・無いもの問わず探してみると、

掘り出し物がたくさんある。

「お金は無いけど、心の余裕なら余るほどあるぜ!」

っていう人もいるだろうし、


「時間は無いけど、仕事の経験値なら売るほどあるぜ!

っていう人もいると思う。


循環アイテムはなんだっていい。


経済循環コト始めとして世の中に流し始めるものは、

自分にとって余っているものだったらこれらどれでもいい。


自分にとって価値を感じられないようなものでもいい。

むしろ価値を感じられないようなものの方がいい。

それが「余っている」ということなわけで。


世の中には、それを欲している人がいる。

その人と出会えばいいだけ。


さて、あなたの余っているものは何?

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(3)やりたいことだけをやると合理的

ちょっと余談ですが、

実は、やりたいコトだけをやるって、非常にエネルギー効率が良い。

生産性抜群。


ちょっと知恵を使うだけで見違えるような経済システムになります。


自分がやりたいことをやることが

誰かのどんな「欲しいもの」とハマるのか。


ここだけ、試行錯誤して考えてください。


自分がやりたいことをやる動きに

直接周りの人を巻き込んだり絡めたりして

その人たちにとってなんらかの価値になるようにしてもいいし、


やり終わった後に、知識や経験値を、

それが欲しいという人にあげてもいい。


自分はやりたいことをやってるだけだから、

満足感や楽しさは十分得られていて、

ノーストレスだし、

新たに余っているものを生み出すことができる。


やりたいことだけやって独り占めはもったいない。

世の中との接続点を探す知恵さえ身につければ、

やりたいことだけやる人生は、

非常に環境に優しい生産ラインになる。

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(4)まとめ

さて、今回の記事もそろそろ終盤。

まとめていきます。

・自遊人は、まず自分の満足のためにやりたいことをやりまくれ。
・誰かの役に立ちたくなったり、世の中とつながりたくなったら、経済循環ついて考えるタイミングだ。
・「余っているものを循環させる経済循環」について考えてみよう。
・自分にとって余っているものって何?あげてもストレスにならないものを探す。
・自分がやりたいことをやる動きが、誰の何の役に立つのかに知恵を使う。


自分の余っているものがわかって、

自分がやりたいことをやることが、誰かの役に立つ方法がわかったら(※これは後からでもいい)

あとは、それを流しはじめるだけ。


『余ってる』と『欲しい』が繋がればいい。

シンプル!これで経済は回ります。

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いやいや、世の中の全てのサービスが結局これやってるよ。

需要と供給のマッチング

みんな普通にやってるって。


メルカリも、ジモティも、ランサーズもその他SNSも、

結局このためにあるじゃないか。

と言われると、まあそうだよね。という気分なのだけれど、


タイトルにもあるように、

思いの循環=経済循環、

別名「余ったものを循環させる経済」

別名「ふわふわ経済」

は、2つの要素をプラスした結果、

結構うまくいっている。


それは何かというと、


1つ目、

交換でなくて循環で考えるということ。


2つ目、

ヒューマンブロックチェーン(目的の無い人のつながり)

をつないでいくということ。


やればやるほど、本来の自然な循環というか、

人間が一つの生態系に戻っていくようでなんだか面白いのだけれど、

次回はその辺り、書いていこうと思います。


読んでいただき感謝!

<参考:この話の続き、3ヶ月後実際どうなったの?>


広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。