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ゲームと演劇の間をつくる・第1回目レポ~儀式ができるまで~

こんにちは!サカキです。
ひとつ前の記事にも書いたのですが、今期は学生をしております。

本日は、受講している授業の一つ、「ゲームと演劇の間をつくる」の第1回目のレポートを書いてみようと思います。

1)自己紹介からすでにゲームははじまっていた。

こちらの授業の担当講師は、米光一成先生。

「はぁって言うゲーム」「あいうえバトル」「ぷよぷよ」など、数多くのゲームを作られているゲーム作家でいらっしゃいます。

受講生+スタッフの方々は学生、社会人、演出家、役者、アーティスト、ゲームクリエーターの方など個性豊かな面々。

初回授業は自己紹介からスタート!ということで、まずはペアを組みました。

ペアができたら、先行の人は自分の好きな景色の見える場所を決めます。
そして、ペアの相手には眼を瞑ってもらい、先行の人はペアの相手をその場所に誘導して連れていきます。

(なんと。最初から早速ゲームのように自己紹介が進んでいく!と期待感が膨らみます。)

そして「はい!」という合図に合わせてカメラのシャッターのように一瞬だけ目を開いてもらい、その1秒の間に見えた景色にタイトルをつけてもらいます。

その後、先行と後攻で交替し同じことをやった後、全体に向けてタイトルと場所にちなんだ自己紹介をするという流れに。

「え?予想外のタイトルを名付けられちゃった!どうしよう」と困惑するのではなく、「そう。こちらの景色のタイトルは**でして・・・」と相手のアイデアを否定せず一旦まるっと受け入れて、アイデアで返す遊び心が問われる形式になっておりました。
即興演劇の用語で、この姿勢を「Yes,And」と言うそうです。

壁を間近に見る景色や、特定の場所からでないと重なって見えないオブジェクトなど、景色もタイトルも個性豊かなそれぞれの自己紹介を愉しみました。

2)儀式フェスの予告&ゲームをしてみよう

自己紹介の後は、今後の授業のカリキュラム説明。

今回の授業は最終的に「ゲームと演劇の間=儀式」を受講生全員がつくることを目標にしています。

最終発表会では"儀式フェス"のような一日をつくりあげます。
実際にお客さんもお呼びして、順番に出来上がった儀式体験をしていただく構想とのこと!

朝から晩まで次々に儀式が行われる一日というのは、なんだか不思議ですね。開催は来年の4月2日。今からとても楽しみです。

カリキュラム説明中の先生と受講生のみなさん。

そして質疑応答を終え、初回の残りの時間は「ゲームと演劇の間」のテーマのうち、「ゲーム」を実際にみんなでやってみよう!ということで、米光先生と、受講生で参加されているニルギリさんの持ってきてくださったゲームをプレイ。

米光先生作:みなさんおなじみの「はぁって言うゲーム
役者さんの演技がうますぎて深読みの結果、意見がわかれる一幕も。
こちらも米光先生作「国家予算人狼
プレイヤーのうち誰が与党側か野党側か推測しながら、
予算を集めていきます。
ニルギリさん作の「曖昧フェイバリットシングス
パッケージからゲームで使用する小物までとにかくかわいい。
となりの人の「好きなもの=フェイバリットシングス」が手札のカードとなり
順位を当てていきます。
みんな初対面なのでお互いがどんな趣向を持っているのか知り合うきっかけにも。

3)次回はついに”儀式”を体験

というわけで、自己紹介とゲーム体験が完了し、受講生それぞれの個性が何となく見えてきて、次回への期待も募ったところで時間となりました。

次回は、ついに「記憶交換ノ儀式」という儀式を体験しながら、これからどんな儀式をそれぞれ作っていくのかの構想に入ります。

自分自身、最近は仕事等でも教える側に回ることが多く、教わる側になるというのはとっても刺激的!
せっかくのこの機会に、いろいろと意見交換しながら来年には儀式を作り上げていきたいと思います。

それではまた、徒然にレポートいたします。
読んでいただきありがとうございました~

記・サカキミヤコ

広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。