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利用者様の未来を見据えて今に寄り添うということ ~その1~

私たちのメッセージの1つに
「今に寄り添う」という言葉がある

この【今】という概念はとても難しい

過去にとらわれた状態で今を生きていると
「どうせ…」「きっと無理」「諦めている」「あの頃は…」
などいわゆる後ろ向きな声が聞かれることが多いように思う

視点が過去に向いているので、
リハビリや介護に対しても消極的になったり拒否を示してしまう

それでも私たちは
その今に寄り添う必要があると思っている

基本的に拒否があるから放置
という考え方をしていては介護放棄だ
介護を仕事にしている人がそれをしてはいけない

では、どうすればよいのか?

私の今の答えは
『視点を変える』こと

過去に捕らわれている視点を
今に向け、
そして
未来に向けていく
(いきなり未来に向けさせようとするのは難しいと思う)

そして、
一緒に頑張っていくということ
今からでもできる・大丈夫ということを伝える!

視点を変えていくと
認知症の利用者様であっても
すごく楽しそうにお話をしていただけるし、
その時の感情などを言葉として発することがいいのかなと思う
(視点を変える技術?に関しては要望があれば別の機会に書くかも)

これを
日々のコミュニケーションやアセスメントに混ぜていくことで
本人の希望を聞き取るもしくは推測することが出来るようになるし
動機付けをする際にもとても重要になる!

そこでさらに
「1人じゃない」「味方でいる」ということを
しっかり伝えることで安心感が生まれやすくなる

私たちもそうだと思うが
動機付けだけでなく、安心感が伴うと
何か行動に移しやすくなると思う

それには年齢は関係ないと思う
なので私は
動機付けと安心感をセットで伝えることによって
日々のリハビリや介助をなるべく円滑に進めることが
出来ているのではないかと思っている

あと、
選択してもらうことも重要!
こちらからはあくまでも提案で
実際に決めるのは利用者様ということは忘れてはいけない!

この方向でいいですか?とは
これでやってみましょうか?とか
最初からそうやって誘導しようとすると
なかなか合意は得られないし、
もし合意を得られたとしても
後々、話が違ってくることもある

ちゃんと選んで決めてもらうことは
自立支援の観点からも、
人としての観点からも
とても重要だと思っている

(この技術は本当にいろいろな場面で使える!)

このようなポイントを意識していくことで
前向きな人間関係を築くことができる


今回は少し長くなったので
今に寄り添うということに関しては
次回書こうと思う


では、今回はこの辺で♪

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