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社長秘書が誰よりも偉そうってハナシ

GWが明けて、そろそろ新入社員の皆さんが「思っていたのと違う」「こんな会社嫌だ」と思い始める時期ですね。
私も新入社員の時は本当にこの時期会社に行きたくなかったです。。。
こんな話を昔話を振り返るようにGW中にしていました。その時に盛り上がったあるあるが「社長秘書が社長より偉そうにして厄介だ」という内容でした。

ここで少しご紹介すると新卒で入社した会社は日系大手のオーナー企業でした。なのでもしかしたらこれをご覧の方でベンチャーや外資などにお勤めの方にはあまりピンとこない内容かもしれません。そういった方は今時こんな会社もあるんだなーくらいに思っていただければと思います。

さて話を戻しますと、私のいた会社はオーナーである社長がなんでも知っておきたいという性格だったため、なんでも社長決裁が必要でした。
そのため当時まだ1番下っ端だった我々は新入社員は、上司や先輩から“社長の時間押さえてもらって“という指示をよくされていました。
本来の社長業務に加えて、各署の決裁をするとなると必然的に業務が増え時間がなくなりますよね。
そこで出てくるのが社長付きの秘書なのです。

基本的に社長付きの秘書にいつ、どのくらいの時間、どんな内容で時間が欲しいかというのを伝えるのですが、これを伝える前に重要な仕事があるのです。
それがご機嫌取りです!!!ご機嫌取りというと聞こえが悪いですが、スムーズに社長の時間をもらうための事前準備だと思ってください。

一体なぜそれが必要なのかがわかりやすいように、今までの経験と友人たちの話から秘書の人物像を下記にまとめてみました。

・お年はちょっとお姉様
・平社員へはタメ口
・別に役職があるわけでもないのに重役の秘書ということで自分も偉い(立場が上)と勘違いしている
・重役に対しても臆せず意見を言う(私の前職では社長にダメ出しをする強者秘書がいた)
・基本無表情
・社内の噂話大好物
・社長宛のお歳暮やお中元は基本自分のもの
・社長が仕事しやすいようにではなく、自分が仕事しやすいことを最優先
・スイーツ大好き
 もちろんこういった人達ばかりではありませんよ!すごく素敵な秘書の方もたくさんいらっしゃいました。

上記人柄を鑑みた上で、我々がやっていたご機嫌取り=スムーズに社長の時間をもらうための準備には
①ちょっとしたお菓子やスイーツのお裾分けをする
②前回お願いしたことに対するお礼をする
③上と同時に秘書の自尊心を爆上げするワードをいう
(●●さんのおかげです、●●さんじゃなきゃこれはできなかったですよねとか名前と共に伝えるとまんざらでもない顔で対応してくれる)

ここまで来たらあとは本題を言うだけです!でもストレートに伝えてはいけません。
スケジュール調整をしてくれる秘書への申し訳なさと、社長が忙しいのは十分に理解しているということをまず伝えた上で要件を伝えるのです。
そしてもう一つのポイントはピンポイントで希望日時を伝えないことです。
これは人によって違うかもしれないのですが、私が関わった秘書は自分が決めるから一方的に決めてくるなというスタンスでした。。。
そこで3日間くらい幅を持たせたざっくりとした希望期間と、その中でも特にこの日だと非常に助かるという旨を伝えていました。
例えば、来週前半で社長のお時間を15分クリエイティブ決裁でいただきたいです。お忙しいのは承知なのですが、火曜日までにお時間もらえると助かります。みたいな感じで。

ここまでつらつら説明してきましたが何がお伝えしたいかというと、こういうのマジでしょーもないなってことこと、でもこれも仕事のうちだということです。
5月病で早速気分が憂鬱だったり、仕事辞めたいと思っている人も多いと思いますが、もしこれも仕事のうちだと自分の中で消化するということをしてみてください。
それでもやっぱり無理だと思うなら、転職活動をしてみたらいいと思います。
無責任に転職を勧めるわけではないですが、外に目を向けるのはかなり重要なので。もしかしたら今いる会社の方がいいじゃんと思えるかもしれませんしね!

こんなふうにしょうもない仕事をたくさんしたのちに私は転職して新たな道で奮闘しています。正直前職の方がよかったという点もありますよ。けどそれ以上に外に出たとこで得られたことも多いです。
今となってはお局秘書のご機嫌取りも笑い話として話してますし、なんでも経験だと思って自分の気持ちに目を向けて一歩ずつ進めばいいと思います。

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