出稼ぎ介護労働者の夢②
日本でプロ介護士を目指す3つの理由
結論から言うと、「日本で介護のプロフェッショナルになって、世界に羽ばたいてください」が、私の答えです。
残念ながら、日本で介護の仕事をしているだけでは、魅力的な報酬は望めません。家族を呼び寄せるにしても、共働きをしなければ一家を支えられません。語学力の乏しい外国人が働ける職種は限られています。
であるのなら、出稼ぎ労働者として、日本よりも報酬の高い国に移動したくなるのは、当然だと思います。介護が必要な国は、日本だけではありませんからね。
しかし、出稼ぎを目的とせず、プロフェッショナルな介護士になることを目指すのであれば、日本はベストな国です。理由は3つあります。
現場にたくさんのプロフェッショナルな介護職人がいる
介護福祉士という国家資格(ゴール)と、それを目指すプロセスが確立している
介護保険制度と、障害者総合支援という、別々の介護を学べる現場が存在している
以上、プロフェッショナルな介護士をめざす者にとって、これだけの条件が整っている国は、世界広しといえども、日本にしかないでしょう。
だからこそ、魅力的な報酬は望めなくても、難しい語学を習得しなくてはならなくても、日本で介護士として働く理由があるのです。
次回は、世界の介護ニーズについて書きます。
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