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応用情報技術者試験のハードルを少しだけ下げます!

はじめに

私はIT関連業務に従事している社会人です。
本日は、応用情報技術者試験の学習者に向けて、モチベーションを上げられる一助になればと思い、合格率データを紐解きつつ、少しだけ当試験のハードルを下げたいと思います。

私は過去に応用情報技術者試験に合格しており、その合格メリットなどについては、以下の記事でも解説をしております。
もしよければ、こちらの記事もご覧いただけると幸いです。

応用情報技術者試験の難易度

応用情報技術者試験のハードルの高さ

IPAの統計情報を参照すると、直近では概ね20%〜27%程度で推移しているようで、基本情報技術者試験より、やや合格率が低めであることが分かります。

一方、受験者層は、中堅クラスのエンジニアが多く、大多数は基本情報技術者を突破している層であることも推測できるため、母数のレベルは相当程度高いと思います。

私も当該試験を受験しておりますが、問題の難易度が基本情報よりワンランク高く、かつ午後試験は記述式であることからハードルが高い試験であると感じました。
特に午後試験は、難易度のブレも大きく、当日蓋を開けてみて、自身の得意分野でも得点が伸び悩んでしまうような事象も発生しうると感じました。

ただし、午前試験については、個別の難易度は高いものの、過去問の流用が非常に多いことから、しっかりと対策をすれば、確実に合格ができるタイプの試験であると感じました。

参考ですが、応用情報の資格偏差値は65と書かれているサイトが多かったです。
難易度が高い簿記1級が66、中小企業診断士が67と記載されていたことから、応用情報は世間的には高難易度な資格と認識されているのかなと思いました。合格された方は、十分に誇れる資格です!

ただし、個人的には、応用情報の偏差値を65とした場合、必要勉強時間や、試験範囲、及び出題内容の深さを考慮すると簿記1級や中小企業診断士はもっと偏差値高いのではないか?とも思っています。

私は応用情報には合格していますが、中小企業診断士、及び、簿記2級に過去挫折をしております。簿記2級にすら挫折していることから簿記1級のハードルは非常に高いのではないかと考えています。

試験別の合格率について

以下、アイテック社が公表されていた、R3春試験の分析コメントを参考にしております。大元のソースはIPAが公表している統計情報と思いますが、参考までにアイテック社の記事のURLを掲載します。
https://www.itec.co.jp/wp-content/uploads/shiken/2021s/2021s_ap_comment.pdf

<午前試験>
午前試験受験者数26,185
午前試験合格者数14,668
午前試験合格率56.1%

<午後試験>
午後試験受験者数14,633
午後試験合格者数6,287
午後試験合格率43%

<試験全体の合格率>
試験全体の合格率24%

私が思うこと

私は、前提として以下を根拠に応用情報の難易度は高いと考えています。
①試験全体の合格率が20%台を推移していること。
②受験者の母集団のレベルが高いこと。
③特に記述形式の午後試験の難易度が高いこと。

しかしながら、前述の通り、午前試験については、対策をすれば確実に受かる試験であることが、私の持論です。

つまり、午前試験にさえ突破し午後試験にチャレンジできさえすれば、4割の確率で合格する試験なのです!

特に、受験者層が中堅のエンジニアが多いと述べましたが、中堅のエンジニアはとにかく業務が忙しく、十分に試験対策ができていないまま試験に臨んでいる層も一定程度は存在するものではないかと、私は推測しています。

実務経験が豊富であることは試験合格の一助にはなると思いますが、あくまで国家試験なので、しっかりと時間をかけて、対策をした人の方が得点しやすいですし、実務では使わないような学術的な知識が問われることもあります。

よって、しっかりと対策をして根気強く受験し続ければ、午後試験も含めて、応用情報はしっかりと合格できる資格であると私は考えています。

最後に

いかがだったでしょうか。
本日は、応用情報の合格率データを紐解きつつ、受験者の方の気持ちのハードルを少し下げ、しっかりと勉強している方のモチベーションアップに寄与できるような記事になるよう心がけてみました。

もしかすると、直近R6春試験の結果が振るわなかった方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、しっかりと勉強をし受験をしているだけで立派だと思いますし、そのような方々は必ずいつか報われると私は思っています!

私は普段忙しい中、しっかりと勉強を継続している社会人の方々を応援しておりますし、そのような方々の力になりたいなと思ってます。
また需要があれば、応用情報の午前試験、及び午後試験の対策や戦略に関する記事も執筆しようと考えております。

最後まで、本記事にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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