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20代単身のマンション購入記 その12 ~契約~

20代単身のマンション購入記、本編その12です。
見学していた近所の新築物件の購入意思を固め、契約手続きに入ります。

申込&重要事項説明

2回目の商談で仮審査の結果確認をし、売主提携のFPさんに資金計画の相談をした後、購入意思を伝えました。

購入条件の確認をした後、重要事項説明へ。
新築で販売期を分けて販売するタイプの物件は<要望書→申込→抽選→重要事項説明>と進んでいくものと思いますが、先着順物件だったため流れとしてはイレギュラーかもしれません。一般的な流れを知りたい方は他の方の購入記を読んでいただければと思います。

重要事項説明は、物件を購入しようとする顧客に対して、購入の判断に重要な情報(立地、周辺環境、共用部の管理、専有部の規定etc…)を売主が説明する場です。
営業さん(宅建士)と読み合わせや質疑をしていき、トータルで2時間弱かかりました。中盤は正直眠くなりますが、契約=ここに書いてあることは全て納得しました、ということになるので、今までの認識と相違がないかどうかはよく聞いて買主側に明らかに不利になるような事項が書いていないかだけは気を付けましょう。契約書も同じです。

また、これは完全に余談で、新卒の頃からマンションを買いたい気持ちはあったのでとりあえず理論武装だ!と思い、購入に踏み切れる環境が整うまでの間に宅建を取ったのですが、テキストで勉強した通りの手順を踏み、テキストに書いてあった必須の説明事項が重要事項説明書に本当に記載されていて、ついに勉強が活かされたなぁ…などと思いながら説明を聞いていました。不動産業界にいるわけではないので何もかもが新鮮でした。説明に入る前に宅建士証が提示された瞬間が一番感動しました…
ただ、念のため言いますが宅建なくてもマンション買えます(し、不動産屋で働けます)。

(FP相談について)
これも余談です。サービスとして付帯しているということで相談をお願いしましたが、本気で相談をするなら売主とは無関係の独立したFPをおすすめします。今回の主目的は相談というよりもむしろ自分で作成した資金計画の答え合わせだったのですが(FPさんがどうやってライフプランを作っているのか素人なりに考え方を知りたかった)、素人のザルな資金計画や自身のネガティブ寄りな思考を差し引いて考えても仮定がやや楽観的なのではないかと思わざるを得ない部分は正直ありました。一方、この機会に住宅ローンの選び方についても相談したところ、各銀行横並びで金利や団信の条件を比較してくださり、住宅ローン初心者としてはとても勉強になりました。

契約

重要事項説明から1週間後、販売センターで契約手続きをしました。その間に重要事項説明の際にもらった大量の書類に目を通し、最終確認をしてから臨みました。
<重要事項説明→契約>という順序はマストですので、先に何も説明しないで契約をさせたり手付金の振込を急がせたりしようとする業者にはご注意ください。大手ならさすがに大丈夫だと思いますが…

契約書の読み合わせをして記名・押印したら契約成立です。
当日は印鑑を忘れずに。

手付金も支払いました。手付金相当額が一気に口座から消えていきました。新築物件であれば10%が一般的な額らしいですが、物件によっては交渉の余地はあるようです。

これにて契約完了。お祝いにケーキを買って食べました。
さぁここからは引渡に向かって怒涛の手続き祭りです。

おまけ

ちなみに本編では長くなるので端折りましたが、ここまで記載した他に3~4物件の新築モデルルームに行きました(既に長いやん、というツッコミはNG)。オンライン説明会や資料請求、サイトエントリーも含めるとそれなりの数を検討しました。個人的にはモデルルームに置いてある模型を眺めるのが一番楽しかったです。かっこいいマンションの模型に囲まれたい…

それから最後に。所属する企業や団体によっては売主との提携割引があり、物件価格の0.5~1%程度の割引が適用される場合があります。商談前に申し出ることが条件だったりするので、検討前にご自身の所属先でそうした割引がないか探してみてください。状況によっては個別に価格交渉をするほうがより大幅な値引きを勝ち取れる可能性もあるかもしれませんが、値引きの余地がない人気物件であっても該当していれば無条件で使えるのは大きいと思います。
(注)売主やエリア、物件によって適用の有無や条件が異なります。