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20代単身のマンション購入記 その10 ~結局新築~

20代単身のマンション購入記、本編その10です。

中古物件サーチを続けるのと同時に、新築物件の検討も続けていました。物件を調べ続ける中で、以前見てスルーした物件を何度も見てしまう問題に気がつきました(学習しろ)。そこで、今出ている新築物件を全て洗い出してエクセルにまとめればいいのでは!?という結論に至りました。

だいぶ力業で荒唐無稽な気もしますが、単身向け間取りを含む物件がそもそも多くなかったので、それほど時間はかかりませんでした。

当時のエクセル(マンション名と諸条件は加工しています)

上記画像は諸条件と検討しなかった理由を記載したシートの一部です。検討しなかった理由は個人の主観に基づくものであり、特定の物件や街を否定するものではないこと、念のため申し添えます。記事を書くにあたりシートを見返していたら、検討しなかった理由欄に「上司が住んでる」などという記載もありました。ここに供養しておきます。

市場に出ている新築物件を洗い出していく中で、検討を始めたころに価格が高いという理由から深入りせずに見送った近所の物件が先着順でまだ残っていることが判明しました。改めて詳細を見てみると、価格以外の条件はほとんど希望条件と合致していました。話だけ聞いて資金計画がうまくいかなければ撤退すればいいかと思い、とりあえずエントリーすることにしました。



基本情報

商談前に当時のノートに記載していた事項です。まぁまぁ辛辣に書いていますがあしからず。愛の裏返しと思ってください。

○推しポイント
現居の近く
駅徒歩5分以内
引渡時期が早い
日当たり良好
災害リスクが低い

△いまいちポイント
部屋が狭い
価格が高い
駅周辺の商業施設が弱い
専有部の設備仕様がしょぼい

現居と概ね同じ立地条件であり、現居の気に入っている部分を維持した形で新築に住め(築年数にして約20年のタイムスリップ)、生活環境をほとんど変えずに暮らせることはとても魅力的に感じました。
ただ、同一エリアとはいえ、駅力が相対的に弱い方の駅(乗り入れている路線数が少ない)が最寄りとなってしまい、現居の最寄り駅と比較した際の商業施設や足回りの弱さは気になりました。
加えて、同時期同エリアの分譲物件と比較しても価格帯のわりに仕様が低く、特に単身向け間取りの仕様がそこからもうワンランク落とされていることが引っかかりました。

(注)単身向け間取りの仕様が広めの部屋よりも低くされているのはあるあるだと思います。何度泣かされ怒り狂ってきたか…

オンライン商談

エントリー後、対面の商談とモデルルーム見学はオンラインでの商談後ということで、まずはオンライン商談へ。

近所に住んでいるということで周辺環境の説明は少し端折って物件概要を聞きつつ、最後に価格表を見せてもらいました。

ホームページに載っている部屋以外も選択肢があり、低層階からも選べそうでしたが、それでもまぁ高い。眺望が抜ける希望階を買うには現状の予算からもう一段階上げる必要がありそうでした。
通常であればここで撤退するところですが、これまで数か月物件を見てきた感覚からして、予算を上げるか立地もしくは築年数を大幅に妥協するかしなければこのタイミングでは購入できない雰囲気になってきていたので、諦めるのは資金繰りを精査してからにすることとしました。

加えて、他物件を検討しているうちにいつの間にか建物が竣工していたらしく、実際の部屋をモデルルームとして開放しているということも検討継続の後押しになりました。


販売センター

1週間後、販売センターでの商談です。
マンションは近所なのに遠方にある販売センターで商談する謎ムーブ。もどかしさを抱えながら販売センターに向かいます。

販売センターではオンライン商談時に疑問に感じた点の確認と、資金面を中心に話をしました。ローンが承認されなければそもそも買えないので、ローン仮審査の申込も同時にしてきました。
仮審査は通算2回目でしたが、前回の仮審査で最優遇金利が出なかった銀行を外して、ネット銀行中心の計4行に出しました。予算を上げれば仮審査に通る難易度が上がり買えないリスクが高くなりますが、最優遇金利でローンが引けなかったら身の丈に合わないということで潔く諦める方針でいたので、金利が低いネット銀行を中心に申し込みました。

返済シミュレーションによれば、ネット銀行の最優遇金利で借りた場合の月々の支払額は管理費や修繕積立金込みで現居賃貸から爆上がり。部屋が広くなって専有部のスペックも上がり、築年数も20年超若返ることを考えるとやむを得ないとは思いましたが、金利が上がった際に家計が苦しくならないかが心配でした。

そして階数をどうするか。
視界が抜けそうな階で残っているのは、最上階ともう数フロア下の階(nとします)と、その1つ下の階(n-1階)の3部屋でした。
そのうち最上階は異次元の値付けでどう頑張っても自力では購入できないことは明らかだったので、n階とn-1階を見せてもらうことにしました。価格差は50万円。個人的にはn+1階くらいが眺望と価格のバランスが程良い印象でしたが、商談に臨むのが遅く販売済だったので仕方なしです。


現地モデルルーム

商談を一通り終えて、最後に現地モデルルームに向かいました。商談が午後からだったので、既に夕刻になっていました。家具が配置してあるモデルルームを見学できる他、販売中の居室については部屋に入って眺望等を実際に確認できるということでした。立地条件は現居と同じなので、夜の眺望であっても階数による抜け感の違いだけ確認できれば問題ないと考えていました。

共用部を一通り見せてもらった後、初めにn-1階(低い方)の居室へ。専有部設備の説明を受けた後、眺望の確認へ。

若干前建ての影響は残りますが、抜け感は十分にあり日照は問題なさそうです。また、視界の半分が永久眺望だった現居賃貸と比較しても悪くない眺めでした。

これを踏まえ、n階(高い方)の居室へ。
階高にして約3m高くなったことで、前建ての影響がさらに薄れました。価格差50万円をどう見るか悩ましいところです。

また、間取りですが、リビング側の柱を外にうまく逃がせており、下がり天井や梁の主張も以前検討していた物件よりは強くなかったため、専有面積の割には広く感じられました。


最後に

一通り見学した後、先着順のため他の購入申込が先に入った場合はその申込が優先されることを確認し、仮審査の結果が出るまでの間、資金面を中心にもう少し検討する旨を伝えて現地を後にしました。

以下、雑感です。

・希望通りの立地
・間取りも悪くない
・もう少し安くなってほしい(願望)
・資金面で折り合えて仕様の低さと面積の狭さを妥協できれば買える

つづく。