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20代単身のマンション購入記 その2 ~はじめてのモデルルーム~

20代単身のマンション購入記、本編その2です。
いよいよ人生初のモデルルームに行きます。



はじめに

エントリーした4物件
①東京の1LDK
②埼玉の1LDK
③埼玉の1LDK
④埼玉の1LDK

のうち、①が一番早い日程で都合がついたため、ある休日の午前中にモデルルーム訪問へ。なじみのない街だったので、お昼を挟んで現地調査も一緒にしてしまおうという行程です。
物件ホームページを見た限り希望条件を多く満たしていたため、4物件の中で買いたい度は一番高かったです。

はじめてのモデルルーム訪問ということで若干の期待を抱きつつも、マンション購入検討者の中で一番足元を見られそうな属性(20代・単身・女性)という自覚があったため、物件ホームページを隅々まで読み込み、現地周辺のGoogle mapを確認し、以下の事項をマンション用のノートにまとめてモデルルームに臨みました。前日緊張して6時間しか眠れなかったよ…

・自分の中での物件のメリットとデメリット
・販売担当者への質問事項

マンション用ノートへのまとめは後で思い出せるように、都度加筆しながら他の物件でも同じようにやっていました。


基本情報

具体的な物件名は差し控えますが、当時のメモより抜粋です。

推しポイント
複数路線利用可
駅徒歩5分以内
比較的災害リスクが低いエリア
商業施設至近

いまいちポイント
日当たりが悪そう
小規模


いざ、現地

完成済み物件だったので棟内モデルルームとのこと。モデルルームは希望タイプでなかったりオプション山盛りで実態がわからなかったりなどということがあると聞いていたので(後述)、完成済みの部屋を見ることができるのは購入検討初心者がイメージをつかむはじめの一歩としては良いのかなと思いました。

(注)多くの場合は完成前の段階で販売を開始しているため、モデルルームと現地の場所が離れていることが多いです(完成後に棟内モデルルームを設ける場合もあり)。デベロッパーによっては拠点を設け、複数物件をまとめて一か所で販売活動をすることもあります。最寄り駅すら違うこともあります。

電車を乗り継いで物件最寄り駅に到着。初めて降りる駅の雰囲気を味わいつつ、マンション現地へ。

数分後、物件着。
迷わずに着きました。記載されている徒歩分数よりも近いなという印象でした。指定された時刻まではまだ時間があったので周辺をぶらぶらして時間をつぶしました。

販売担当者と対面

エントランスに人の気配がないため緊張しましたが、エントランスを覗くと女性の姿が。名前を告げて、スリッパに履き替えてマンションに入ります。小規模マンションとはいえ、現居賃貸より高級感のあるエントランスに興奮します。
女性には女性の担当者が付くのか…ゴリゴリのツーブロックお兄さんとかじゃなくてよかった(安堵)。

エレベータを上がり、商談室となっている部屋の一室へ。廊下はホテルライクな内廊下を謳っているだけあって絨毯が敷かれ高級感があります。

案内され席に着くと、飲み物を出され、アンケートの記入を促されます。エントリー時以上に詳細な質問が多く、回答に時間がかかりましたが、本気検討なので真面目に回答します。

アンケート回答後、先程の女性が戻ってきて用紙を回収していきました。そのまま商談に入るのかと思いきや、なかなか戻ってこず、少し待たされました。

で、数分後に出てきたのは父親くらいの年齢の男性。

女性じゃないんかーい!!
受付担当者と営業担当者が別にいることすら理解していなかった超初心者でした。


物件説明と価格発表

名刺をもらい着席。購入に至った動機などを話しつつ、テーブルに用意された画面に情報を投影してもらいながら説明を受けます。
主にホームページで見てきたよ!っていう内容が中心だったので若干気合いを入れすぎたかもな…と少し拍子抜けしましたが、今後の手続きの流れや以前その場所に建っていた建物など、現地に行かないとわからない情報ももちろん得ることができました。
時間がなければ事前にホームページを確認してきた旨を伝えて重複する説明を省略することは可能と思います。

そして最後に大事な大事な価格の発表です。
販売開始前の事前案内段階だったため、価格は予定価格ということで「〇〇万円台」というざっくりとしたレンジでの発表でした。また、価格表そのものはもらえず、空欄になっている用紙に適宜転記する形式でした。
価格は事前に調べていた近隣新築相場と大きくは変わらず、希望階も予算内で十分手が届きそうでした。これはいける、いけるぞ…!

その後質疑応答。当日その場で購入を急かされるような事態に備えて、事前にいろいろ考えてきたせいで逆にここで時間を要しました。さぞかし面倒な客と思われていたことでしょう。しかしながら営業さんは私のしょうもない質問にも真摯に回答してくださりました。

ようやくモデルルームへ

説明を一通り終えた後は、モデルルームに案内してもらいます。かなり質問してしまったため、既にお昼を過ぎていました。

(注)通常はこんなにかからないと思います。ただ質問しすぎただけ…

モデルルームで気を付けることとして、
・希望間取りとの違い
・オプション追加による魔改造
・通常よりも小さいサイズの家具で部屋を広く見せる小細工
があるかもしれないということを情報収集の段階で目にしていたので、そこは特に注意しようと身構えていましたが、結果として全ての間取りのモデルルームが用意されており、極端なオプションも無理のある家具配置もなかったのでよかったです。オプションが入っている箇所はシールが貼られており営業さんがきちんと説明してくれました。

表向きには冷静に話を聞いている風を装っていましたが、自分の年齢よりも築年数が若い物件に住んだことがなかったので、とにかく最新の住宅設備に感動し通しでした。
食洗機や三口コンロ、キッチン天板の天然石仕様に加え、手洗いカウンター付きタンクレストイレなど、コンパクトな1LDKながら思った以上に水回りに気合いが入っていて好感が持てました。加えて、バルコニー奥行きも現居賃貸の2倍くらいあって驚きました。
中でも一番感動したのはソフトクローズの引き出しです。動かしてみていいと言うので実際に触らせてもらったのですが、初めて体感する動きにテンションが上がりました。
あと最近の住宅って段差が少ないんですね!(そこ?)
また、シューズインクローゼット&ウォークインクローゼットと収納も十分にあっていい感じです。
ただ、天井高のわりに空間の広さを感じないような気がしましたが、その時は充実した設備に心を奪われておりあまり深く考えませんでした。

続いて、希望階に案内してもらいます。
田舎の周りに何もない環境で人生の半分以上を過ごしてきたこともあり、眺望の良さは優先順位が高いポイントでした(自分で言うのもなんだがそんなことを言うなら迷わずタワマン買った方がいいと思うゾ…)。

希望階は前建てを超えてくる高さではあるものの、その数区画先には別の背の高いマンションがふさがっており、遠くまで見渡せるというものではありませんでしたが、前建てとの離隔は十分に取れていて部屋の明るさに問題はなく、都会の駅近物件としては及第点と思われました。
残念ながらその日は曇っており日照は確認できなかったので、次回訪問時に確認させてもらうことにしました。

で、何が見えるか。

戸建て、マンション、ビル、ホテル。

ホテル!?
ビジネスホテル?リゾートホテル?
(一見して何のホテルかは不明。アパホテルや東横インではなかった)

らじかせ「ホテルの看板が見えますね」
営業さん「はい。古いホテルで夜にネオンは光らないと思いますし、カーテンも閉めると思いますのであまり気にされなくて大丈夫だと思いますよ」
らじかせ「確かに夜はカーテン閉めますし、影響なさそうですね!(納得)」

最後に共用設備を案内してもらい、次回の来場予約を取ってモデルルームを後にしました。郵便受けも壁と一体化していてスタイリッシュでかっこよかったなぁ。

現地調査

遅めのお昼を食べた後は周辺を歩いて周辺環境を確認しました。

普段の買い物で利用するであろうスーパーやドラッグストア、コンビニ、駅前の商業施設の雰囲気は実際に住んでいるところを想像しながら見て回りました。また、銀行や郵便局、行政関連施設の規模感や歩道の歩きやすさ(幅・人通り・街灯)、坂道の多さなども確認しました。
現地調査にあたっては、自炊派ということもあってスーパーの買物動線・品揃え・価格帯は特に気にしていました。最寄りのスーパーが広くてきれいで安いといいよね!
生鮮食品はもちろん、惣菜や酒類、パンなども充実しているとなお良いです。

スーパーは徒歩圏に複数あり、規模もそこそこ。激安!というまでの店はないものの、いずれも普段使いするには十分な品揃えと価格帯でした。
また、駅前の商業施設が充実しており、行政手続きを含め、最寄り駅で大抵の用事は完結しそうなのもプラスポイントでした。

帰路へ

丸一日使ってはじめてのモデルルーム訪問(&現地調査)を終えました。
これから住むことになるであろう街に思いを馳せながら、買う気満々で街を後にしたのでした。