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私達の普段の活動はすべからく「想像を現実にしている」のでは?

 ふと思い付いたことですが、私達の普段の活動はすべからく「想像を現実にしている」のではないでしょうか。多くの人が思う、想像を現実にするイメージとは異なると思いますが、違う視点で考えて今回まとめてみました。


私達の普段の活動をよく見てみる

 まず、私達の普段の活動を良く見てみると、私達はいつも欲求から想像し、その通りに動いて現実にしていると言えるのではないでしょうか。
 食事を例に説明してみます。お腹がすいて「ご飯を食べたい」という欲求がまず生まれます。次に食べたい欲求から、「何の料理を、自分で作るか食べに行くか、行くならどこで、いくらまでならOKか」ということを考え想像します。最終的に、その時一番しっくりくる想像にしたがって「お店に行く、注文して料理を食べる」という現実にしています。
 このような一連の流れは、普段の活動の全てに当てはまるのではないでしょうか。とすれば、私達はすべからく、いつだって想像を現実にしていると考えられるのではないでしょうか。

多くの人のイメージは違う

 先述した考えは、多くの人の「想像を現実にする」イメージと異なっていると思います。多くの人は、「普段の活動ではなくて、自分が好きでやりたいことを、思い通りに現実とすること」だとイメージしているのではないでしょうか。そして、このイメージに相当する「想像を現実にする」ことはなかなか出来ないと痛感していると思います。
 お仕事が一番分かりやすいと思います。まず、「誰かに貢献していることを実感したい」「お金をしっかり稼ぎたい」「自分の好きや能力を活かしたい」という欲求から、「どんな仕事を、いつ、どこで、誰と、いくら稼ぐか」という想像をします。この想像においては、自分が好きなことややりたいことを基準としています。さて、これを現実にすべく活動するのですが、「今の自分に最適な職場や仕事内容でない」「仕事で思い通りの成果が出ない」「成果を出しても正当に評価されない」といった、想像とは異なる現実に直面してしまうことが多いと思います。このため、「自分が好きでやりたいことを、思い通りに現実とするのが『想像を現実にする』ことだけど、実際の現実は全然想像通りでない!」と痛感してしまうことになります。

力はあるのにできない矛盾

 改めて、私が考える「想像を現実にする」イメージに沿ってみると、「誰でも想像を現実にする力がある。それは普段の活動をよく見ると明らかだ。でも自分の好きなこと、やりたいことになると違う現実になってしまうことが多い。」という解釈ができると思います。「力はあるのにできない」という大きな矛盾がここに起きているようです。
 この矛盾には、社会にとって重要な何かがあるように感じます。なんとなく、「可能性」のように感じています。このテーマについて、これからも時々考えてnoteにしていきたいと思います。

 皆さんはどう思いますか。


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