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『ハケンアニメ!』を読みました。

映画を先に観てしまった、こちらの原作をやっと読みました。
(すでに読んでからさらに時間が経過しておりますが)



『ハケン・アニメ!』
 辻村深月
 マガジンハウス文庫


冒頭の写真は、映画版の表紙。中に下の画像のオリジナルの表紙が隠れています。これがないものと2種類あるのですが、娘が気づいて、両方あるバージョンを選択。どちらの表紙カバーも素敵です。

オリジナルの表紙


原作と映画は細かい部分がかなり変わっていたのですが、それでも核となる部分は変わっていなくて、皆さんが書かれているように、原作に対するリスペクトを強く感じました。原作の世界観を壊さないというのは、なかなかできることではないと思います。
配役もピッタリでした。

エクレアじゃなかったのですね。エクレアはエクレアでかわいかったけれど、原作に出てきたミスドの方が終業時間が遅い気がして、さらにハードさの描写にはなっていたのかもしれない、と思いました。

映画を観たときには、これをどうやって文章で表してあるんだろう?!と思ったけれど、原作を読むと、映像になっていることが凄い、と思えます。
映画は、映画にしかできない仕上がりになっていました。

ストーリーも映像も含め、もっと話題になっていい映画だったと思うのに。そう娘に話したら、宣伝費も制作費に充てたのではないかと返ってきました。あくまで想像ですが。その理論に納得できるくらいの作りでした。
あれはもっと多くの人に劇場の大きなスクリーンで観てほしかったです。

映画の話になってしまったけれど、原作が先でも映画は楽しめたと思います。
文庫もそこそこの分厚さだけれど、面白くて一気に読みました。時間のあるときにどっぷり浸って読むのがオススメです。


スピンオフの『レジェンドアニメ!』も読みたいです。


お気持ち嬉しいです。ありがとうございます。