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自分の家を愛せないって最悪


モノの数を最小限にキープしようと努力していた頃、多少部屋が汚れてもリセットするのは簡単だった。きっと30分もかからない。そんな短時間でいつだって家はキレイになった。

今は違う。とにかくモノが多い。知人に言わせると少ない方らしいが、明らかに過去と比べると多い。

◇◇◇

2022年5月に、せっかく大阪市内のとても便利なところに住むことができるようになったのに、実のところこの1年間の半分も自宅で暮らしていない。ふらふらと出歩いたり、実家に帰ったりなどして、自分の家にいる時間が少ない。

久々に帰ってくると、部屋から異臭がした。出所は風呂場のようで、ニラの腐ったような臭いがする。

調べると汚れがどうとかいろいろヒットしたが、原因のひとつに「排水トラップの水が蒸発しきってしまい、ダイレクトに下水の臭いが上がってきている」というものがあり、一番それっぽい気がした。

どの量の水か知らないが、あのS字のパイプの水くらいなら蒸発するくらいの期間は確かに家を空けていたかもしれない。

もちろん同時に、掃除もした。徹底的にした。まずはスポンジを泡だらけしにして全体を擦ったのち洗い流し、次にカビキラーを穴という穴に吹きつけ放置。流したら次はパイプユニッシュを流して放置。それも流したら次はアルコールを吹きつけて気持ち除菌(効果があるか知らないけど、とにかく「やった感」を出すのが大事)。アルコールの次は10分ほど水を出しっぱなしにして流しておいた。

ここまでやったら大丈夫だろう。少なくとも今のところは臭いはしていない。

しかし、あのニラ臭には面食らった。さすがに自宅がゴミ屋敷の一歩手前までのところまで来ていることを実感せざるを得なかった。これからの季節、例の虫が湧くのは勘弁だ。

あとはトイレとシンクを洗ったら(シンクは同様にカビキラーもした)力尽きてしまった。ベッドシーツを洗えないのは雨のせいにして、散らかりまくった部屋でこのnoteを書いている。

自分の家を愛せないってなんだか最悪だな。それをまざまざと思い知らされた。

モノが多い現在の家をリセットするには、きっと断捨離が必要なんだろうな。それはわかってる。でも、3年前みたいに思い切ってあれこれ捨てられない。必要ないモノなんてないように思えてくる。ゴミが全部大切に思えてくる。頑張って捨てます。今が再スタート地点。

雨だ。繁華街の写真を撮りに行きたい。

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