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Bullet Kiss

 一口に新幹線と言っても色々あるもんだなあと。
 カラーリングだけじゃなく形自体様々で、眺めていてもとても興味深かった光景です。

 ちなみにこの写真を撮っていた前後、いろんな方が様々な位置からスマホでの写真を撮られていました。
 そりゃあこんな面白い光景を見たら撮るよなあとうんうん頷きつつ、同時に皆さんの位置や撮り方なんかもとても興味深く、なんだか写真てものの生活の中での有り様なんかまで考えてしまったおバカさんなのでした。


@東京駅

●撮影ノート
「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」+「Nikon Z6」
焦点距離:28mm
FNo:4.0
シャッター速度:1/50
合成ISO:125
合成露出補正:±0EV
 この写真、右手の新幹線の窓の処理をどうするかちょっとだけ迷ったんですよねえ。
 切れ長の目みたいな窓の端を全部入れるのか、それとも途中で切るのかを。
 で、2パターン撮ってみたんですが、切れているほうが新幹線が人っぽく、かつ女性っぽく見えたので、そっちを採用してみました。
 題材にある通り、新幹線同士がキスをしているように見えるのが面白くて撮った写真なので、より擬人化されてるほうがいいかなと。
 この日は天気が悪かったんですが、そのおかげで光の当たり方が穏やかで、新幹線の車体のグラデーションもよく出ています。
 このへんも人肌っぽく見える効果がありで、ラッキーだったな後付けで思ったり。

 ちなみにキャプションのほうにも書きましたが、この写真を撮っている前後に、同じようにこの光景を目にとめて写真を撮りに来る方が何人もいました。
 普通に斜めから新幹線の威容を撮る人あり、家族で記念撮影する人あり、自撮りする人あり。
 同じ光景でも様々な撮り方、そして写真そのものの意義も色々っぽくて、生活にすっかりとけ込んだ写真の文化をそのまま見ているようで、そちらを眺めているのも楽しいなと。
 この写真に関しては、そんな気持ちもタグと化しつつの一枚だなあと見返して思ったりするのですよ。

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