海外ひとり旅 in モンゴル#2 寒すぎて日の出どころじゃない。
2018年1月1日。早朝。
この日は朝早く列車に乗り込んでモンゴルの大雪原へ!
日本で事前に申し込んでおいた、H.I.S.の "初日の出列車ツアー" という1月1日にしか出ない限定のプランに参加します。
これは、このプランのための専用列車に乗り大雪原から日の出を拝んだあと帰りの車内にて現地の民族音楽のミニコンサートを鑑賞するというもの。(確か一万円くらい。)
このツアーを申し込んだ旅行客はそれぞれが違うホテルに泊まっているため、朝になるとピックアップされることになっていて始発列車が出るウランバートル駅まで連れて行ってもらえます。
モンゴル1日目はこちら↓
昨夜のカウントダウンから4時間後の朝4時30分。
私は眠い目をこすりながら、泊まっていた宿泊先のホステルの外でピックアップの車を待つことに。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・が!
待てど暮らせど迎えが来ない!!
有名なホテルではなく小さなホステルだから場所が分からず道に迷っているのか、それとも他のピックアップに時間がかかっているのか、とにかく迎えが来ない。
もちろんの外の気温はマイナス。
寒すぎて宿の中で待機したいけど、ここで中に入ったら迎えが来たときに私がいなかった(=キャンセル)となってしまうのが怖かったので仕方なく外で震えて待つこと30分弱。
ようやくお迎えの車が来てなんとか合流。
何で遅れたのかは良く分からなかったけど、きっとその辺は感覚というか時間の流れ方が日本人と違うんだろうなと勝手に思うことにしました。
↑ウランバートル駅!相変わらず地面はツルツル。
これが日の出列車のゴールデンチケット!!
朝6時。日の出に向かって出発!
ウランバートル駅から、ハンガイという場所まで列車で2時間の小旅行。
列車の中はこんな感じに装飾がされていました。
↑通路に垂れ下がるキラキラ。
車内は個室?みたいになっていてそれぞれグループに分けられて座ります。(ドアも閉まる)
なぜか風船が2つ。
窓には雪の結晶の飾り。
私はツアーに参加していた日本人の女性と同じ車両でした。
↑中は暖かいのでコートを脱いでます。
ちなみにこの列車は寝台列車になっているらしく、私の背後にある上のシートを倒せば2段ベッドになりそうな感じでした。(多分)
↑ちょっとばかりの朝食。
ペニャペニャで冷え冷えのサンドイッチが配られました。温かい紅茶が芯から冷えた体に染み渡ります。
そして走ること2時間弱。
空が明るみ始めたころ、ようやくハンガイに到着!
列車はその場で止まってくれるので外へ出ます。
モンゴルの民族衣装「デール」を来た現地の人がお出迎え。
↑もちろん地面はツルツルの鶴。
近くで焚き火をしていたので滑らないように細心の注意を払いながらペンギン歩きで火元へ向かいます。
とにかく寒すぎるので早く焚火を囲いたい、、!
あぁ、、、。
焚火がめちゃめちゃ暖かい!!!
こんなに焚火が暖かいと言う事を実感したのは生まれて初めてだ。。
早朝ということもあってか、焚火には当たっているものの、それをも忘れさせるような地獄の寒さ。
「頼むから一刻も早く日が昇ってくれ…。マジで死ぬ……!」
心の底から湧き上がってくる本音。
正直もうこの頃には "寒い" を通り越して、肌に刺すような "痛み" で日の出どころでは無くなってしまっていたけど、何とか気力で耐え切り、どうにか2018年も初日の出を拝む事が出来たのでした。
空がだんだんと赤く染まって行く、、。
ただただ、だだっ広い雪原。
太陽をさえぎるような建物なんて何ひとつない。
遠くの山から朝日が見えてくる。
あぁなんて感動的な瞬間なんだ……!
マイナス30度じゃなければきっともっと感動してたはず!
↑初日の出と私。楽しそうにしてるけど、足先の感覚はほとんど死んでる状態。
日の出を拝んだあとは待機していた列車に戻り、再びウランバートル駅へと戻ります。
列車では、みんなお待ちかね!民族音楽のミニコンサートが始まりました。
写真じゃ伝わらないけど、ホーミーを披露してくれてます。
↑素敵な音楽を奏でてくれたみなさんと記念撮影!
すっかり日が昇り切ったので、車窓からは雪原の景色ハッキリと見えてきました。
一面真っ白!銀世界とは、まさにこのこと!
↑この寒さの中で外にいる牛や馬たち。本当に信じられない……!
そして列車は2時間の長い道のりを走り続け、ウランバートル駅に到着!
このツアーは日中で終わったのでこの日の午後は街をプラプラ散策することに。
寒すぎて日の出を見た記憶がほぼないけど、これもきっと、また良き思い出◎
後半へ続く!
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