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【不調の定番有害金属】そんなに溜め込むから体は不調をきたす

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不調を根本的に改善したい方向けのマガジンです。検査結果がある方の中で、ご自身で検査結果を深く理解したい方や、ご自身の健康管理能力を高めたい方向けに配布しています。 そもそも検査… もっと読む
同じ症状が1年以上続いたり、毎年恒例の症状に悩まされている人が対象です。世の中には多くの不調が存在… もっと詳しく
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記事一覧

35歳以上の日常に牙をむく「水銀(Hg)」の毒性

2万年もの昔から、人間は水銀を利用してきた。遥かな昔から顔料や薬に使われてきたほか、現代でも金の採鉱やハイテク機器部品から金を取り出すために使われている。 また、身近なところでは、最近まで歯の詰め物 (アマルガム) としても使われ、温度計や圧力計、蛍光灯、水銀灯などさまざまな場所で利用されている 。 さらに、火力発電、化学工場、セメント工場など、多岐にわたる産業界から放出されています。このような人間の活動により、水銀は世界中にばらまかれてきた。 口腔内にある場合、異なる

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【銅】実は体内では大事な存在だけど...銅(Cu)の毒性

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骨がスカスカになる忘れ去られるカドミウム(Cd)の毒性

イタイイタイ病の原因となった公害物質として知られているカドミウムは、21世紀初頭まで、日本での利用の95%が電池 (ニッカド電池の負極)としてのものでした。その他、合金の素材や顔料、メッキ、半導体など、産業界で広く使われている。 また、 石油や石炭の燃焼による排出もあり、その広がりは水銀と並び有害金属の双璧といえる存在です。水銀と同じように、食べ物を通じて体内に蓄積しやすいことも特徴である。 人間の体内では腎臓に偏って蓄積され、年齢とともに濃度が高くなって(濃縮されて)い

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【アルミニウム】じわじわと脳を侵略するアルミニウム(AL)の毒性

アルミニウムは、軽量で加工しやすいため幅広い分野で利用されている。地中にもっとも多く含まれる金属で、銅の1,000倍近く存在する。 私たちの身の回りでは、アルミ缶アルミホイル 食品包装などに使われており、合金のジュラルミンとしても身近な存在である。 体内に入る経路として、アルミニウムが使用されている食品添加物 (膨張剤・着色料など) や調理器具、保存容器、制汗剤などの経路が多いと考えられている。 非常に微量でも非常に有毒であることがわかりはじめ、 特に神経系統に影響を与

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【鉛】実は誰もが無意識に溜め続ける体内鉛(Pb)の毒性

鉛は、世界でもっとも多くの人が影響を受けている化学物質で、その数はじつに1800万~2200万人にのぼる (2010年ブラックスミス研究所/カナダ)。 その歴史は6000年前のローマ時代にまでさかのぼることができる。 その頃から水道管や食器、顔料、貨幣、そして鉛から甘味料を作り、ワインや料理に多用していた。日本においても、弥生時代の遺跡から鉛を精錬した跡が発見されている。 中世以降も、鉛を釉薬にした磁器、 高濃度の鉛を含むクリスタルガラス、また歴史を一変させた活版印刷でも

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【ヒ素】海藻ヒジキはやっぱ安全?何が危険か?ヒ素(As)の毒性

紀元前3世紀頃には、ギリシャの学者がヒ素のもたらす症状について書き記している。古くから顔料や薬として利用され、ヒポクラテスが潰瘍に効くと記し、中国でも膿瘍などの治療に使われてきた。 また、毒としての歴史も古く、ローマ時代からルネッサンス以降まで毒殺の道具として頻繁に歴史に登場している。現代においては、ヒ素は重要な工業原料の一つで、半導体、高速通信、発光ダイオードなどに利用されている。 ヒ素には、有機ヒ素と無機ヒ素があり、高分子の有機ヒ素よりも無機ヒ素の方が毒性が強いと言わ

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