デンマークとスウェーデンの地方創生:第三章・マルメ
概要
マルメは人口約35万人のスウェーデン第三の都市であり、国の中では地方中枢都市である。マルメは1970年代以降に造船業の衰退・撤退によって高い失業率が続き、人口の1割以上が市外に流出する事態に陥った。そこで2000年代以降、使われなくなった港湾を環境や居住者のウェルビーイングを考慮した住宅街に再開発して富裕層を呼び込み、インフラ整備によってコペンハーゲンとの経済的な結びつきを強めたことで、ライフサイエンス産業の育成に成功し、雇用の改善と人口の回復・増加を果たした。
この記事では、「デンマークとスウェーデンの地方創生」の第三章を閲覧いただける。
第三章では、マルメの事例について記述している。
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