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夜桜幻想

桜。
毎年巡って来るこの花の季節。
今年はあいにくの空模様とお休みのタイミングに恵まれず、なかなか撮りに行けなかったので、お隣の稲城市にある三沢川の桜並木に通うことになった。
クルマで15分ほどなので、自宅からは一番近くにある桜スポットのひとつでもある。

これは3月27日の夜に撮影した写真。
望遠ズームで思い切り桜の花をアップにして、遠くにある看板などの照明をボカして写したら、このような幻想的な写真になった。
ちょっと普通の夜桜とは違う雰囲気の写真で、とても気に入った。

なので、翌日に再び同じ方法で撮ったのが上の3枚である。
どれもほとんど加工していない。
コントラストなどを少し調整しただけだ。
これはさすがにスマホのカメラでは撮れないタイプの写真だと思う。
影絵みたいで大好きだ。

こちらは28日の夕方、まだ日が暮れる前に撮ったもの。
日の入り前の川面のきらめき。

バックの玉ボケは川面のきらめきで意図的にボカして写した

日が暮れるとライトアップされる。
今どきの証明なのでLEDライトだ。
ミラーレスカメラだとフリッカーノイズが出てしまうので、1/100のシャッタースピードに固定して何とかノイズを抑えた。
ライヴ撮影でも悩まされるこの現象、ミラーレスの最大の弱点じゃないかと思う。

後ろの建物の窓の明かりをバックに撮影。

三沢川は地元では人気のお花見スポットなので、大勢の人がやって来る。
橋ではスマホを構える人たちを入れて撮ってみた。
真ん中の桜の辺りの緑でもわかるように、樹によってはすでに葉桜になりかけている。

三沢川の周辺は趣もない普通の住宅街なので、余計なものが写り込まないように望遠で撮るようにしていたけど、これは超広角レンズで撮ったもの。
橋の間際に咲いている枝をアップにした。

インスタ映えな雰囲気のこちらはアートフィルターのドラマチックトーンで。
川幅が狭いから両岸の桜が川を覆うようになっているのがこのスポットの魅力だと思う。
多摩川や隅田川のように両岸が離れているとこのような写真にはならない。

最後はファンタジックフォーカスで割とありがちな夜桜の写真を。

ここは去年に初めて知った場所で、その時は少ししか撮らなかったけど、桜の数も多いし撮りでがあるので、来年も楽しみにしている。
前述したようにロケーションとしてはそれほど優れているわけではないけど、何と言っても近場なので気軽に行けるのが嬉しい。
地元ではもっと近くに麻生川にも桜並木があるけど、川自体がコンクリートの水路だから、雰囲気は三沢川の方が断然良い。

それにしても桜の開花が毎年早くなって、かつては桜というと入学式の風物詩だったのに、今や3月半ば過ぎには咲き始めてしまうのだから温暖化の影響はわかりやすい。

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