キヤマくん

1992年生まれの27歳。長年偏頭痛に苦しんでおり、初めての頭痛外来での診察の結果、超…

キヤマくん

1992年生まれの27歳。長年偏頭痛に苦しんでおり、初めての頭痛外来での診察の結果、超速で大学病院に入院。病理検査の結果、4月にグレード4の脳腫瘍と発覚。 現在闘病中の身でございます。パソコンは苦手。趣味はカメラですが、最近はコロナの影響もあり、ほとんど出かけられていません。

最近の記事

おいおい、腕が曲げられないのに2時間も待つのかよ#019

2回目のアバスチンが終了した後に誕生日を迎えた僕は27歳から28歳になってしまいました。 アラサーの本意気を迎えたけど、なんだかんだでこんなことになってしまったため、アラサーを吹き飛ばして年寄りになったような気持ち。 自分への誕生日プレゼントにギターや帽子を買ったりもしましたが、なんか気持ちは晴れず、、、 叙々苑で焼き肉を食べたりはしましたが、食事もかなりストイックにやっているので、食事も100%楽しむことはできず。。。 久々のギターを実家で楽しみ。ぷちお盆休みを過ごし

    • 初めての血尿はウルトラビビった#018

      アバスチンのために再びの入院をしてからはテモダールを飲むだけで特に変化はなく、入院前を更に暇にしたような日常を送っていました。 そんな生活の中で急に現れた体の不調(?)が! 体調が凄まじく悪いなどと言うわけではないのですが、夜中に起きた際のおしっこの色が凄い! 寝ぼけていたのでヤケに色が濃いなくらいにしか思っていなかったのですが、起きてからチェックをしてみると完全に血尿。 しかし、体調には変化はなく少し頻尿かな?という感じ。 初めての血尿で!?!?!?という感じではあ

      • この歳で一生懸命血圧を測ることになるとはな#017

        主治医に説明されたアバスチンで注意してほしいことといえば、血圧の変化らしく、我が家でも血圧計の導入が決定。 正直、まだ27(今は28ですが)で毎日一生懸命血圧を測ることになるなんてという感じです。 初めてのアバスチンのための入院までに、祖父母との食事などさまざまなイベントをこなしていると、今までと同じように今を過ごせていてなんてありがたいんだろうという気持ちになりました。 コロナなどで世の中がかなり変わってしまい、それプラスで脳腫瘍。正直、理解が追いつく間も無く、手術、治

        • 点滴での抗がん剤のために再び入院はしたくないな?#016

          いろいろな薬をゲットし、入院生活も終わったため、ようやく普通の日常に戻れると思っていましたが、そうでもなく、、、 やはり、食事制限はバリバリにきついですし、今までと同じように過ごしていてもマイナスな感情に支配されてしまうことも多くなったという感じでした。 退院してから、一週間と数日後に外来での通院もあるわけで、、、 通院したところ、アバスチンの詳しい説明と採血での各数値の確認みたいな感じで内心は(これは今回の外来の意味は、、、)と考えてしまいました。 アバスチンは腫瘍が

        おいおい、腕が曲げられないのに2時間も待つのかよ#019

          保険外でのお薬って高いのね#015

          退院して5日。特に体調などに変化はなく、むしろ久しぶりの自宅の過ごしやすさに感動する日々。 コカコーラゼロは隠れて飲んでいたので飲めませんでしたが、病院でなかなか寝れない日々を送っていた僕としては、単純に眠れるのがso ハッピー。 久しぶりに友達と会ったり、彼女と出かけたり。 コロナの件もあるので、以前と一緒ではありませんが、それでも普通の生活に戻れたような気がしてとてもハッピーでした。 退院してから8日。これから続く抗がん剤の治療などもありますが、保険外診療での治療も彼女

          保険外でのお薬って高いのね#015

          久しぶりのファミレスがうますぎて泣いた#014 退院!!

          とりあえずの話し合いも終了し、今後の流れとしては抗がん剤での治療が続くとのことでした。 今まではテモダールを毎日42日間飲んでいましたが、次回の通院からは23日の休薬期間をおいて、5日の投与ということに。 また、それに合わせてアバスチンという薬を点滴で行うと言われました。内心は(また、薬が増えるのかよ、、、)と思いましたが、仕方ない仕方ない。 死ぬか生きるかと考えたときに、何かをして生きられるのであれば文句なんてありません。 3週間後に再び入院して初めてのアバスチンを

          久しぶりのファミレスがうますぎて泣いた#014 退院!!

          外の世界がこんなに楽しいなんて知らなかった、、、#013 再入院最終週

          再入院で僕の心は大きく荒んでいました。 よくわからん食事療法、毎日同じようなことしかしない生活。 時間も全くかからないのに毛だけ抜ける放射線治療。地獄のような便秘を引き起こし、うんこが出なくなる抗がん剤。 唯一の楽しみといえば、アイスシトラスティーとこっそりと飲むコカ・コーラゼロ。 なんだこれはと。 再入院をするときには「こんなの余裕だわ」とか思っていた自分をボコボコにしてやりたいと思ってしまいましたが、ついに僕の入院生活も終わるわけです。 思い返せばウルトラ辛かった

          外の世界がこんなに楽しいなんて知らなかった、、、#013 再入院最終週

          MRIの結果はあまり良くなくてショック#012 〜入院5週間目〜

          化学療法+放射線治療の途中経過を見ようとのことで、撮影したMRIですが、家族と一緒に見たところ、造影剤を通して見える範囲は広がっているとのショッキングな発表が。 主治医が言うには、「腫瘍が小さくなる時にこうやって一時的に広がることもある」と言っていましたが、ポジティブに治療に向き合ってケトン食などの食事療法をやっていた僕としては大ショック。 「今までやったことは意味のないものだった、、、?」というレベルで主治医の言うことが右から左に抜けて行くという感じ。 家族は小さくなっ

          MRIの結果はあまり良くなくてショック#012 〜入院5週間目〜

          厳しい男の心で食事療法をやめるつもりが、女の涙に折れてしまった件#011 再入院4週目

          連日のケトン食で激しくストレスが溜まってしまった僕は、LINEで彼女に連絡し、ケトン食をやめたい旨を伝えることにしました。 しかし、いざ話し合いが始まると、話し合いというよりもあっちが一方的に何かを言ってくるという感じでこちらが何を言っても話を聞いてくれない。。。 退院したらやめたい+週に何日かは好きなものが食べられるようにしてほしい+コカ・コーラゼロが飲みたいという旨を伝えているだけなのに、、、とか思いながらも後2週間この感じが続くのも良くないと判断し、一旦話は打ち切り

          厳しい男の心で食事療法をやめるつもりが、女の涙に折れてしまった件#011 再入院4週目

          食事制限って激しいストレスでハゲそうと思ってたらハゲた #010 入院3週目

          激しい食事制限で気が狂いそうな入院生活。土日には彼女がご飯を作ってくるけども、母上のご飯の味の濃さには勝てないといった感じを伝えると泣かれるみたいな日々。 泣きたいのは僕なんですが、、、と言ってしまいそうになるのをグッと堪えていたのですが、やはりストレスは増えていくばかり。。。 そりゃそうですよね。ダイエットなんかしたことがない男がタバコ、お酒、炭水化物を一切禁じられてしまい、1日の予定はほぼ午前中に終わってしまうという日々を送っているんですから。 しかも、このとき同室に

          食事制限って激しいストレスでハゲそうと思ってたらハゲた #010 入院3週目

          入院生活でなによりも感じたのは食事はかなりの楽しみだったこと #009 2週目

          入院生活と同時にスタートした本格的なケトン食。正直なところを言うと、僕はこのケトン食を舐めていました。 脳腫瘍、しかも悪性腫瘍=死ぬかもしれないものということはもちろん理解しているので、「死んでたまるか」という気持ちで食事を我慢していたのですが、ストレスが溜まる溜まる。 もともと、僕は「味のしない飲みものを買う意味がわからない」と言いながらエナジードリンクやコカ・コーラをがぶ飲みしていた側の人間。 タバコは入院生活を送る中で普通に止められましたが、やはり糖断ちとなると激し

          入院生活でなによりも感じたのは食事はかなりの楽しみだったこと #009 2週目

          なんとなく始めたケトン食はかなりきつかった#008 再入院1週間目

          再入院してからは、朝に抗がん剤。だいたいお昼前後に放射線治療へという日々が42日間続くのは知っていたのですが、何よりも辛かったのは主に2つ。 1つは抗がん剤や放射線治療が終わった後の暇な時間。 もう1日ほぼヒマです。やることないからコンビニに行くくらいしかない。 仕方ないので、KindleやYouTubeを見たりしてヒマを潰していたのですが、5日位で20GBを使い切る始末。 ケータイ依存の若者といった感じで何となくあっという間に使い切りました。 もう1つの辛さは食事の自

          なんとなく始めたケトン食はかなりきつかった#008 再入院1週間目

          再入院時に体重を計測しても変化がなかった件 #007 6週間の缶詰生活

          1週間+1日だけの一時退院が終わる日に僕の心の中でも少し変化が起きていました。 めちゃくちゃ入院はしたくないけど、化学療法を行わなければというもどかしさ&抗がん剤やら放射線などの治療による脱毛や吐き気に対する恐怖感などなど、、、 前者に関しては、生きるために入院しなければいけないなという気持ちでしゃあなしでおkという感じ。 問題は後者でして、丸坊主にしてからいくべきなのか、様子を見て刈り込むべきなのかという絶妙な心境でして、、、 化学療法をやった方のブログを一生懸命チェ

          再入院時に体重を計測しても変化がなかった件 #007 6週間の缶詰生活

          退院後の一週間はあっという間だった#006 一時退院編

          夢の退院からの一週間はそれはそれはあっという間でした。。。 それまでの3週間に色々なことが起こりすぎて、何も理解できないままに物事が進んできていたので、お家でNetflixとかHuluを見て過ごす日々がどれだけ幸せだったのかということを感じるようになりました。 家族と取り寄せたねぎしの牛タンを食べてNetflixを見たり、祖父母の家にいき、東急で買ったお惣菜を食べたり。 それまでの日常と変わらないような過ごし方をできたのが何よりもありがたかった。 放射線治療と抗がん剤も

          退院後の一週間はあっという間だった#006 一時退院編

          院内で3週間過ごすと完全に外はシャバ。メシもウマい#005

          主治医から結構ショッキングな発表があったにも関わらず、「退院できます」の一言で心は踊るのだから怖いもので。。。 とりあえず、荷物をまとめて身長体重を測って退院の準備をすることに。 すると入院時には63kgあった体重が、なんと53kg! 激ヤセにも程がありますよね。僕のデブ歴史から言うとほぼ9年前の体重に3週間で戻っているんですから。 病院食がマズイおかげでスーパースリムボディに変化してしまいました。もうスキニーを履いても恥ずかしくないって感じです。 正直、病気になってしま

          院内で3週間過ごすと完全に外はシャバ。メシもウマい#005

          27歳で悪性腫瘍であることが発覚したのに予想より落ち込まない #004

          放射線治療の際に必要な石仮面の作成が終わり、「退院できるかもよ?」という看護師とリハビリの先生の情報を頼りに頭痛との戦いに挑む日々。 頭痛+目のピントが合わない+耳が聞こえにくいというストレスフルな症状と戦っていると、ある日の朝に先生が「午後抜糸します」と伝えに来ました。 その時に「一時帰宅はありますか…?」と勇気を出しながら聞くと、「考えています」とのひとことが! 2、3週間病院に監禁されている身としてはうれションしてしまうくらい嬉しいひとこと! 抜糸にはかなりビビりな

          27歳で悪性腫瘍であることが発覚したのに予想より落ち込まない #004