Fujio Chiba

私は仙台の中心部商店街の振興と、東北の観光や産業の振興、そして東日本大震災からの復興を…

Fujio Chiba

私は仙台の中心部商店街の振興と、東北の観光や産業の振興、そして東日本大震災からの復興をバックアップしながら、日本の歴史観と国家観を大切にし、世の芸術文化愛し、そして家族と隣人を愛し自らの住む街の担い手として活動をしています。

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旬を戴き、考える

宮城県加美町の掘って取って出しの【筍】を戴いた。 令和6年NHK放送文化賞を受賞した結城登美雄さんは、東北地方を中心に全国800余りの農山村や漁村を訪れ、地域の課題や伝統文化の魅力を再発見してテレビ番組で紹介するなど地域の再生に貢献してきた民俗研究家で、結城さんが提唱する活動の一つとして、1999年11月、第1回「宮崎町・食の文化祭」がひらかれた。 結城登美男さんは、開催当日の様子をこう話す、  「圧巻だった。体育館いっぱいに800品の家庭料理が並んでいた。ひとつひとつはどれ

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      直近の新聞掲載記事 河北新報社 安政絵図・GHQ絵図 仙台ジャズ史 「あの時」を訪ねる〜昭和の仙台・宮城〜

      • 河北新報 夕刊 [あの時]を訪ねる 昭和の仙台・宮城 令和6年3月7日(木)

        【「あの時」を訪ねる】 第26回/「駅裏」時代の仙 台駅東口 仙台空襲の戦火を逃れた 現在の仙台駅東口エリアは、 古い木造家屋、商店街が昭 和60年代まで残され「駅 裏」と呼ばれていた。196 4(昭和39)年の新聞には 「争って改装をしている商 店街と比べて万事地味。そ れだけに戦前の良さを多分 に残す」と二十人町を紹介 している。 昭和40年代から少年期をこのエリアで過ごした千葉富次男さん(61)=青葉 区=は「職人が営む老舗な ど商店が多くあり、日常生 活を賄うには十

        • 巡る季節 巡る友垣 移つろふ先の 芽吹と桜 我予祝に精を出す

           昨夜から今朝にかけて宮城県内は南岸低気圧の影響で、各地で湿った雪が積もりました。また、倒木などの影響で、列車に遅れや運休が出ているとのニュース速報がスマートフォンのニュースサイトのピックアップで流れてきます。南岸低気圧(なんがんていきあつ)とは、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく低気圧のことで、仙台の場合、概ね毎年1月から4月にかけてにかけてよく発生し、暖気を運んでくる日本海低気圧とは対照的に、日本に寒気を運ぶことが多いと言うそれは、日本列島の主に太平洋側に大雪や大雨

        旬を戴き、考える

        • 直近の新聞掲載記事 河北新報社 安政絵図・GHQ絵図 仙台ジャズ史 「あの時」を訪ねる〜昭和の仙台・宮城〜

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        • 河北新報 夕刊 [あの時]を訪ねる 昭和の仙台・宮城 令和6年3月7日(木)

        • 巡る季節 巡る友垣 移つろふ先の 芽吹と桜 我予祝に精を出す

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        • 伊達や酔狂
          9本

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          sanzu-no-kawa と日本は「言霊の幸はふ国」

          今日「令和6年1月12日」の河北新報の朝刊 「持論時論」には福島学院大学名誉教授の菊地史子氏の持論として、日本は「言霊の幸はふ国」。言葉に宿る力を侮ってはいけない。と問うた。 「大和の国は言霊の幸はふ国」とは、 山上憶良<やまのうえのおくら>は『万葉集』で「大和の国は言霊の幸はふ国」と表現したが、言霊とは言葉の持つ霊力、質的な力を意味している。言葉には神秘的な力があって、それが人々の禍福を左右する、人間に幸福をもたらす、という意味である。  言葉にはいのちが宿っており、言葉の

          sanzu-no-kawa と日本は「言霊の幸はふ国」

          地図と絵図の違いと愉しみ方の考察

          ・ 地図と絵図の違いと愉しみ方の考察【千葉富士男】 英語で陸の地図をマップ(map)と言い、海や湖の地図をチャート(chart)と言う。また狭い地域の大縮尺の地図(図面)をプラン(plan)と区別し呼ぶようだが,日本では地図という用語が共通に使われている。 ・絵図と地図の違いとは何ぞや! 時間軸で見てみると、地図という単語が定着したのは明治以降とされ、それほど古い話でなく、それ以前は絵図という言葉が一般的であり、地図という表現が本格的に使われ始めるのは森幸安(江戸期の地図考

          地図と絵図の違いと愉しみ方の考察

          テレビジョンと言う編集者が行う演出とは、

          Qさま!! あの戦国武将が愛した全国の特産・名産ご当地めしSP。     【沢山の皆様より反響】を戴きました、昨日放映されました【Q様!!】の動画が配信され 開始から6分40秒〜 小職の出演はほんの数秒ですが、全国ネットにで放送されました。 ★収録は30分程度  ①旬の食材は一番安価で、栄養価が高く、何より美味しく、季節のひと時を楽しむ食材のひとつが、真夏の【ずんだ○○】であり、一年を通して旬を無視して【ずんだ】が販売されるようになった昨今の風潮を危惧している事 ②奥州伊

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          「悪水」「土手蔭」など仙台の旧町名も 戦中・終戦直後の地図2種復元

          2023年3月18日 6:00【河北新報 朝刊掲載】 写真:復元した地図を示す厚綿さん(右)と千葉さん  仙台市泉区のグラフィックデザイナー厚綿広至さん(54)と青葉区の郷土史研究家千葉富士男さん(63)が、戦中や戦後直後の仙台で使われた2種類の地図を復元した。地形特性が由来の「悪水」など今はない町名も記され、高い関心を呼びそうだ。(報道部・桜田賢一) 仙台のグラフィックデザイナーと郷土史研究家 復元した地図は「新大仙臺全圖(せんだいぜんず)」(縦1・43メートル、横1

          「悪水」「土手蔭」など仙台の旧町名も 戦中・終戦直後の地図2種復元

          サッチモの謎 かつて仙台で訪問した「将校クラブ」は花京院にあった

          2023年3月29日 6:00 河北新報 朝刊掲載 写真 [社会館で演奏した笑顔のサッチモ(前列右から3人目)と仙台のジャズマンら=1953年12月]  「サッチモ」の愛称で知られる米国のジャズの王様ルイ・アームストロング(1901~71年)が戦後、仙台市を訪れて演奏した進駐軍の「将校クラブ」は現在の青葉区花京院にあり、進駐軍に接収される前は宗教団体が入居する「社(やしろ)会館」と呼ばれる建物だったことを同区の郷土史研究家千葉富士男さん(63)が突き止めた。 郷土史家・

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          更け行く夜の嗜みは

           令和5年2月6日夜、入浴して夕餉後に、映画:アルキメデスの大戦を観たのは3度目だったろうか。 映画を観た後は、バッグの底から本を取り出して読む。私が毎日持ち歩く布製のトートバッグは必然と重くなる。何故なら、常に3冊から4冊の本を持ち歩き、車の運転の道中の休憩時や、事務所での昼食時や、待ち時間に少しの時間があれば、さっと出して読めるから、常に同時に複数の本を携帯する習慣だからだろう。現在の携帯書は以下の3冊だが、関東の友人から頂いた、著者:朝井まかて『恋歌』の文庫本も車載し

          更け行く夜の嗜みは

          多賀城市のジャズ喫茶『パラゴニアン』!  最高の音質のJazzと珈琲 そしてワイン

          宮城県多賀城市は東北の文化交流拠点として歴史のまち、多賀城と紹介される歴史のまちです。多賀城市の名前は、神亀元年、西暦724年に創建し、陸奥国府が置かれるなど、古代東北の政治・文化の中心として繁栄した「多賀城」に由来しています。その多賀城の名は、「賀(よろこ)び多き城」と読むことができるように、東北の安寧を願ってつくられた城と言われており、宮城県の県名の由来の一つと言われています。 「宮城のはじまり、東北のはじまり」ともいえるこの「多賀城」が、2024年(令和6年)に創建1

          多賀城市のジャズ喫茶『パラゴニアン』!  最高の音質のJazzと珈琲 そしてワイン

          仙台領 三大飢饉と醤油と味噌と酒

          仙台領の大豆食文化を研究するために勉強中!本に見入り、文章に食い入るように読み込む哉!なるほどなるほど、最大200万石と言われた仙台領の石高も、最大98%の減収石高となりました。つまりはたったの2%しか、お米の収穫が無かった年もあったのです。                三代飢饉【仙台領(せんだいりょう)】では,特に被害の大きかった次の三つの飢饉を【三大飢饉】と呼びました。 ■宝暦(ほうれき)の飢饉 1755年(宝暦5) ■天明(てんめい)の飢饉 1783年(天明3)~  

          仙台領 三大飢饉と醤油と味噌と酒

          落語【ねずみ】と国分町・外人屋考

          仙台での立川志の輔師匠の独演会にて拝聴しました落語「ねずみ」の舞台は江戸時代の仙台の旅籠のお噺。そもそも、この落語の噺「ねずみ」は、三代目桂三木助が、意気投合した浪曲師の広沢菊春に「加賀の千代」と交換にネタを譲ってもらい、脚色して落語化したものと伝わっております。三代目桂三木助は「甚五郎の鼠」の演題で、昭和31年7月に初演。「竹の水仙」「三井の大黒」などと並び、三木助得意の「ねずみ」、名工・甚五郎の逸話ものです。 江戸時代の仙台の旅籠町と云えば国分町【こっぷんまじ】から二日

          落語【ねずみ】と国分町・外人屋考

          裁判傍聴の記録

          裁判傍聴の記録 〜令和4年夏〜 【仙台地方裁判所102号法廷】は東北地方で一番広い法定と言われています。裁判員制度で使用する法廷でもあり、法廷の特徴は,法壇が裁判官3人と裁判員6人が並んで座ることができるよう,横に幅広く作られています。 また、法廷の両脇には65型の大型ディスプレイが,法壇上には15型の小型モニターがそれぞれ設置されており,裁判員や傍聴人が,検察官や弁護人等が手元のパソコンで操作した内容などを確認することができます。 そして,証言台にはタッチペンで直接画面に

          裁判傍聴の記録

          南三陸町の北紫ウニ

          宮城県南三陸のキタムラサキウニ北紫雲丹(きたむらさき・うに) ●オオバフンウニ科 ●太平洋側は福島以北、日本海側は山形以北 ●バフンウニとキタムラサキウニで日本の90%  一般的にバフンウニと呼ばれているのが【エゾバフンウニ】と言い、オレンジ色の身を持ち赤と呼ばれている。ムラサキウニと言われているのがキタムラサキウニで、市場で白と呼ばれている。 宮城県の南三陸を含めた三陸地方では天然のムラサキウニが多く水揚げされます。  南三陸のウニ漁は、漁師さんが潜り漁独特のスタイルで海に

          南三陸町の北紫ウニ

          城山真一著 『看守の流儀』 について

          一言でいえば読み応えがあり。 謎解きあり、人間ドラマあり、それが秀逸なのが「ガラ受け」だろう。  第四話は「ガラ受け」という題。 「ガラ受け」とは、身柄を引き受ける家族や親族がいれば受刑者の仮出所が認められる制度の、【身柄引き受け人】という制度の名の略称を指す。  私は保護司を務めて久しい。刑に復した人の家族の思いを聞き取りしたり、現在の生活環境を調査し報告する事で、服役している受刑者が刑務所から出所出来るかを判断する調査をすべく、保護司が行う調査を【環境調整】といい、そ

          城山真一著 『看守の流儀』 について