日曜日の朝は


グラント・グリーンはブルーノート創始者であるアルフレッド・ライオンに最も愛されたギタリスト。演奏スタイルは個性的でコードは一切弾かずに単音弾きしかしないちょっと反則的な人。まるで管楽器を演奏しているかのようにギターを操る天才だ

「Sunday Morning」はグラント・グリーンによって作曲された。グリーンは自身をジャズ・ギタリストとはあまり思っていなかったようで普段はジャズは聴かずにR&Bばかり聴いていたらしい。その影響もあって、この歌うようなギターが完成したのだろう。上手く弾ける人はたくさんいるけれど、歌うように弾ける人は滅多にいない。唯一無二の存在と言っても過言ではないだろう

グラント・グリーンのスタイルはジャズファンの間でも意見が真っ二つに別れていて、否定的な意見も少なくはない。でも、ぼくはジャズギタリストの中ではいちばんよく聴いているし、ジャンゴ・ラインハルトと同様の天才だと思っている

グリーンの事については後日、あらためて書きたい。噛めば噛むほど味が出てくるサウンドはもはや麻薬的だ。

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