グリーンブック


実在した天才ピアニスト、ドン・シャーリー。彼は音楽の才能だけではなく心理学、典礼芸術の博士号を持ち8ヶ国語を話すことができた(どんだけ天才なんだ)

そんな大天才ですら黒人であるという理由だけで差別されてしまうなんて本当に恐ろしい時代だ。ドンの相棒であるトニーとの友情も実話で、この二人の交流は生涯に渡って続いたそうです

こういう人種差別を描いた映画がアカデミー賞に輝くことは大きな意味があると思うしダイバーシティの時代に観るべき美しい作品として歴史に残っていくだろうな。spotifyで検索するとドンのアルバムがたくさん出てくるが、ジャズミュージシャンとの共演はほとんどなかったらしい。1950〜1960年代はジャズ全盛の時代だったのに非常にもったいないな〜と個人的に残念に思う

日本には黒人を差別した歴史は無い。そこは本当に素晴らしいと思うし誇りに思う。音楽は肌の色や言葉や思想を超えて人々の胸に響く。僕はそんな音楽の力を信じている。黒人差別の歴史についてはマイルス・デイヴィスの自叙伝を読むとグッと理解が深まるので参考にどうぞ。


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