見出し画像

小説の紙本がすべて完成

これまでKindleで出版してきた小説の紙本を作ってきましたが、今回の納品で14冊すべてが揃いました。
(分冊版で出版している小説の紙本は作ってません)

今回作ったのは、次の3冊。

『地縛』
『サイレントブルー』
『ケージ』

今回、完成した本
裏表紙

一度に3冊ずつ作ってきたのも、これでラスト。

紙本を作るために、Kindleで出版済の本文すべてを見直して、誤字・脱字のほか、大幅な追加・修正をしてきました。
(修正した本文は、Kindle版にも反映させてます)

2021年の春頃から作業を始めて、2023年秋ですべて完成。
約2年半かかりました。

全部、揃いました

印刷所に依頼する本のデータを作るのも、最初は分からないことだらけで苦労しました。

【印刷に必要なデータ】
・本文
・表紙
・裏表紙
・背表紙
・カバー表紙
・カバー表紙の袖
・カバー裏表紙
・カバー背表紙

電子書籍の原稿と大きく違うのは、当たり前ですがページが固定だということです。

フォント、文字の大きさ、ルビの位置設定、行間、ページ番号とその位置、ページの余白etc.

本になった時、内側の文字が見えにくくないか?

などを考えながら、内側の余白を調整したり、目次に各章のページ番号を設定したりと、やることは意外とたくさんあります。

本文の総ページ数も偶数にしないといけないので、奇数になってしまった時は、奥付などでページ調整。
(印刷の金額は4P単位)

本文に使う紙も種類がたくさんあって、それぞれ厚みが違うので、選んだ紙によって背表紙の幅が変わります。

表紙も端ギリギリまでにタイトルや著者名があると、カットされてしまうので、その場合は画像の調整が必要。

……などなど。

初めて紙本を作った時は、いくつか失敗してました。

とりあえずは見本用で本を作ったので、あとはそこから微調整です。

一度完成したら、ベースができたも同然。

あとは、作る本によってページ数が変わるので、そこは感覚的に調整してました。

そして、文庫サイズの本を作ったついでに、それぞれKindeのペーパーバック版も作ってます。

この作業の間、Kindleで出版した新作は『アストレアの丘』の1冊。

投稿サイトでの新作は、短編いつくか。

修正・紙本作成と新作の執筆は、同時進行できないタチなので、どちらかをやると、どちらかが中断されます。
(一点集中型なので)

ここまで長い期間がかかってしまったのも、しょうがない。

でも、これからは新作に『集中』できる!

Kindle版・ペーパーバック版は、こちらから↓

◆地縛
殺されて霊になった者が選ぶのは復讐か、それとも……。
(心霊系ホラー)

◆サイレントブルー
[怖]の連鎖は止まらない。
(心霊系ホラー)

◆ケージ
たった一つの言い伝えが、平穏に暮らしていた一家に闇をもたらす。
(怪奇ホラー)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?