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「ダウンロードはこちら」のハードル(2022.04.27宮坂)

Webサイトによくある「ダウンロードはこちら」ボタン

私もWebサイトを設計する時によく使います。
↓こんな感じのボタンだったり、テキストリンクだったり。

今日、仕事は関係なく個人的な調べ物で、とあるWebサイトをふつーに見ていました。
食品の成分表のようなサムネイル画像があり、その下に「ダウンロードはこちら」というリンクボタンがありました。

ダウンロードというハードル

この「ダウンロードはこちら」という表示を見た時に、私の頭の中には2つのパターンが浮かびました。

1)ボタンを押すと、PDFが別タブで開く
2)ボタンを押すと、何かしらのファイルが自動的にダウンロードされる

もしも、これが2だったら、正直嫌だなーと思いました。
ダウンロードって別にお金がかかるわけでもないし、何か損するわけでもないのですが・・・不要なファイルをダウンロードするというのは、イヤなのです。(もちろん気にしない人もいるとは思います)
嫌な理由は大したことではなくて、PCの容量を圧迫するとか後で削除するのが面倒だから、、というような、さもないことです。
ただ、少なくとも私のように感じるユーザーがいることは確か。

ちなみに、今回のリンクボタンは1でした。別タブでPDFが開きました。

でもこのリンクボタン・・・本当は「PDFを見る」とか「PDFを開く」の方が正しいよなぁと。。。

マイクロコピーは、なるべく親切にしたほうがいい。

マイクロコピーとは、Webサイト上のボタンやフォーム周りなどで使う、細部のテキストのこと。

今回のように、「ボタンを押したらPDFが開く」という場合は、「ダウンロードはこちら」は使わない方がいい。
私のように、少し躊躇するユーザーがいるなと思ったからです。

例えば、「フォームを入力して資料をダウンロードする」。
この場合は、『ダウンロードはこちらから』というのが正しいと思いますし、ユーザーは資料が欲しいという状態なので、そんなにハードルは高くないと思います。

本当に欲しい資料であれば、そんな心理的ハードルは飛び越えちゃうと思いますが、、、そうでない場合、「ダウンロード」という言葉のハードルは高い。

マイクロコピーは、嘘偽りなく正しく使うことが、ユーザーにとって親切だし誠実で良いなと思いました。

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