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共感しすぎない。程よい距離感を保つ(阿部)2023/12/5

共感はコミュニケーションをなめらかにするうえで大切なこと。
しかし、ときに共感しすぎることが思わぬ逆効果を生んでしまうことがある。過度に共感しないためには、どんなことが必要なのだろうか。

そもそも、過度に共感してしまったときのに落とし穴がまちうけているのか。ひとつは、共感することで相手の感情や思いに引っ張れてしまい、自分が冷静に判断できなくなってしまうことがあります。
相手から相談をされたら、なるべく寄り添ってあげたいと思うのが人情。しかし、寄り添うことで相手と考え方、立場、感情が同化してしまう。他人というポジションだからこそわかる第三者としての視点が失われてしまう。
同じ立場で一緒に悩み、感情的になってしまっては有効な解決手段を見失う。

こうした目の前で困っている人に寄り添ってあげたい、という本能があることを自覚し、適度な距離感を保つことが不可欠です。感情に振りまわされず、客観的な視点を持ち、視野を広くして問題に取り組むには相手の感情や思いを取り組みすぎず、相手と自分との境界を見極めておかないと落とし穴にはまってしまう。

こうした共感の境界を意識し、適度な距離を保つには自己の価値観や思考おの癖、考え方を知っておくことが大切ではないだろうか。自分を見つめ、相手の話を聴き、対話を重ねることでちょうどよい距離がつくられる。

共感は大きな力にもなるが、そのバランスを保つことで共感の力が発揮される。

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