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いつもならうざったいポップアップにビビッときてしまった話(阿部)

インターネットを使っていると、これでもかというくらいにポップアップやバナー、広告など諸々の手法で注意を引こうとしてくる。
ユーザーを囲い込もうとしてくるそれらは、前後の文脈や情報の中身とは関係なく突然現れては消え、サイトを訪れページを移動するたびに追いかけてくる。

「あー、うざったいなー」と思っている人が多い反面、もう慣れっこになってしまって何も考えず、閉じるボタンを押しているんでしょうな。

と、不満を持つ自分ですがWebディレクターとしてさまざまなサイトを構築する中で、それらをやっていないか….というと、そうではありません。
Webマーケティングの定石と言われる注意を引く施策はやっています。その時に、自分としてはなるべく発信者ヨガリにならないように気をつけてはいます。(でも、嫌な思いをするユーザーさんもいるだろうな…)

ところが、先日偶然ラジオで「SHIFT80」というブランドの存在を知り、ネット検索したところ、ビビッとくる体験をしました。

サイトのトップページに訪れると大きくポップアップバナーが表示されます。そこには『SHIFT80のSNSをフォローすると、1フォローごとにアフリカに給食1食が届きます!』とありました。思わず、フォローしました。

SHIFT80さんは代表の坂田ミギーさんが、ケニアのキベラスラムでの体験からアフリカの子どもたちをサポートする活動をされています。そして、アパレル商品を販売し「利益(分配可能額)の80パーセントをアフリカに還元する」という、なかなか信じがたい事業をされています。驚きです。
「80%の利益を使って、世界をシフトさせる」ということでSHIFT80という社名だそうです。

この背景をラジオで知っていたので、先ほどのポップアップが現れたときにマイナスの感情がなく、ビビッと心を動かされフォローしてしまいました。

心うごかされたポップアップ!

「フォローしたら寄付になる」などの活動自体は他でも見るのですが、ブランドの活動とポップアップのメッセージが個人的な体験として一貫性を持っていたため心が動きました。

ナラティブという言葉をよく聞くようになりましたが、今回の体験はまさにそれで、SHIFT80の物語を共有し行動を起こしてしまった…..と後で思い返したのです。

こんな体験を共有できる、そんなサイトづくりを目指していきたいですね。

再度、SHIFT80さんはこちら。

私のツイッターこちら
https://twitter.com/abePANDA0214

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