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#23 忘れないようにしたいWebアクセシビリティの視点(近藤)

グローバル企業で気になるwebサイトがありました。
Webアクセシビリティへの取組みの本気度が半端じゃないです。

  • GE Vernova(General Electricグループ)

「企業の社会的責任」はいろんな分野で言われていますが、webサイトにおいて、お題目だけでなくこういう形で体現されているのがとても素晴らしいと思いました。みんなに優しいwebサイトです。(ちょっとGEのファンになりました。)

Webアクセシビリティとは

恥ずかしながらwebアクセシビリティについての知識が乏しかったので調べてみました。

Webアクセシビリティとは「視覚や聴覚などに障がいのある方や、加齢で機能が低下している高齢者などを含む全ての人が、Webで提供されている情報にアクセスし利用できること」を意味します。

引用:KAIZEN PLATFORM

障害のある方や高齢者の方というのが取り上げられやすいですが、ポイントとしては「あらゆる状況に置かれているすべての人」が情報にアクセスできるようにする、というのが基本的な考え方のよう。
例えばメガネ忘れた日でも問題なく見れる、みたいな。

Webアクセシビリティのガイドライン

Webアクセシビリティには、世界的に共通のガイドラインがあるとのこと。

レベル A (25の達成基準):アクセシビリティ確保に最低限必要なレベル
レベルAA(13の達成基準):諸外国でも公的機関に求められるレベル
レベルAAA(23の達成基準):レベル AAAを目標とすることは推奨しない

より詳細に達成基準のリストを確認するためには、「JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン(達成基準チェックリストの例)」で公開されていますので、そちらをご覧ください。

引用:KAIZEN PLATFORM

公的機関のwebサイトは「レベルAA」を満たすことが推奨とされ、一般的な企業サイトは「レベルA」もしくは「レベルAA」の一部を満たすことが推奨されているとのこと。

達成基準「レベルA」の項目例

・ページの内容を表すページタイトルを設定する
・見出しやリストなどの文書構造を正しくマークアップする
・リンク先の内容がわかるリンクテキストを設定する
・画像と同じ役割を果たす、短い代替テキストを設定する
・文字色と背景色のコントラストを確保する
・キーボードだけでも操作できるようにする
・文字サイズや画面表示を利用者が変更できるようにする
・テーブルの構造を正しくマークアップする
・入力時のフォームのラベルを適切にマークアップする
・エラーメッセージではエラーの箇所と修正方法を明示する

引用:BAsixs

品質向上にもつながる考え方なので、みんなに優しいwebサイトを目指して、アクセシビリティの視点は忘れないようにしたいです。

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