カッとワカメ

新聞やニュースサイトなどの事件の記事を読むと、犯行の動機に「カッとなって」と書かれていることがある。これまでの自分自身を振り返ると、これまでカッとなったことがないような気がする。体験したことのない「カッとなる」。一体どうなってしまうんだろう。

横断歩道を渡れずに戸惑っているおばあちゃん。見ていたらカッとなったので、おばあちゃんの手を引いて渡った。

ペットのハムスターが死んだ。目頭がカッとなる。

いつもは小食の4歳の息子。でも今日は幼稚園に持っていった弁当を残さず食べて帰って来た。息子も「カッとなってハンバーグを残さず食べたよ」と誇らしげだ。

磯の爆釣王の異名を持つベテランの釣り師の言葉。
「石鯛はなあ、釣り針の先のカッとなった部分に魚を引っ掛ける感じで釣り上げろよ」
釣り人なら誰でも知っている有名な言葉だ。

千利休が使ったといわれる茶碗。茶碗のふちが、カッとなっているのが非常に趣き深い。

薄くスライスしたハムをチーズに載せて、3分間カッとする。これで「ハムのプロヴァンス風」の出来上がり。急なパーティーなどに最適の一品です。

ネガティブなカッとが蔓延る世知辛い現代。これからの人生ポジティブにカッとしていきたい。

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