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やり方でなく、あり方を~音楽座・キャリコン試験・越前市・現金書留

昨年、富山に行き、今春に高知に行ったので、いよいよ未訪県は残り4県です。福井、山口、大分、宮崎、さあ、どこから攻めましょうか。。そんなことを考えていた時に、音楽座ミュージカルの越前公演のチケット販売のニュースが来ました。福井県です!次回作「シャボン玉とんだ宇宙(そら)までとんだ」は、大好きな作品です。もちろん、東京公演のチケットは確保しているのですが、高野さん主演だけでなく、森さん主演のもみたいなと思っていたところに地方公演、しかも未踏県の福井県です。迷わず、越前市文化センターに電話で申し込みをしました。チケット代は現金書留で送るとのこと。現金書留ってどうやって送るんだっけと思いつつ、郵便局に行きました。音楽座ミュージカル、語ると長くなるのですが、「あり方」を大切にしているチームです。ともすれば、「やり方」に走る私達に気づきを与えてくれます。

さて、本題です。キャリアコンサルタント養成講座を卒業された皆様、11月に国家試験が近づいてきました。筆記試験対策、論述試験対策、面接試験対策に忙しい日々になってきているのではないかと思います。面接試験対策については、やればやるほど不安が募っている人もいると思います。そんな時考えて欲しいのは、自分は「やり方」の習得に走っていないか、ということです。面談にはもちろん様々なスキルがあり、それを習得しようとすることは大切なことです。でも、スキルのパッチワークでできたカウンセラーが、生身のクライアントに対して有効な支援ができるものでしょうか。スキルのパッチワークで面談をしては、フランケンシュタインのようにぎこちない対話に陥る可能性があります。ぎこちない自分を実感している方、いませんか。「こういう時は質問をしてもいいのですか」「沈黙が続いたのですが、どうすればよかったのでしょうか」など、いろいろな疑問や不安が出てきます。それらをすべて「やり方」で対処しようとすると、できていない自分が再認識されるだけで、不安だけが増し、本来の実力も発揮できないようなロープレをやる羽目になります。それなりに一生懸命に養成講座を受けたからには、面談の基礎の基礎は理解しているはずです。ですから「やり方」の習得に右往左往するのはほどほどにして、「あり方」を意識してはどうでしょうか。クライアントの支援者としてのキャリアコンサルタントのあり方です。GCDFの講座でいえば、第2回の冒頭で学んだハーとクレーマーの定義です。そして、受容的態度・理解的態度・誠実な態度の3つの態度です。これらをあらためて深く噛みしめて、自分で考えてみるのです。「やり方」を洗練させてパクッて試験を乗り越えようというカウンセラーは、例え試験はクリアできても、長い長いクライアント支援の道を歩み続けることはできません。考えるのです。自分の頭で考えるのです。そして、実践してみるのです。実践の瞬間も常に考え続けるのです。ロジャーズも、技法よりも態度だという発言をしていたといいます。「やり方」の習得に踊らされず、自分らしいカウンセラーとして考え抜いて試験の15分を過ごせるようなトレーニングをしていきましょう。
ただ、口頭試問と論述試験は、具体的な対策学習が効果的ですし、点数をあげられるところなので、こちらは「やり方」も意識するという現実的な対処も必要です。

そして、越前市文化センターの話に戻ります。現金書留でチケット代を送ったら、大きなレターパックがすぐに来ました。チケット送るのにやたら大げさではないかと思って開きますと、冒頭の写真のような旅のパンフレット一式が入ってます。ご丁寧にメッセージもあります。もはや心は、越前おろしそばをどの店で食べようかというところに飛んでいます。事前調査はほとんどしない派なので、福井市と越前の位置関係も知りませんでしたが、福井県の全貌も何となくわかりました。路線図も入っていたので見てみると、なかなか乗ってみたいなぁという鉄道もいろいろあります。電子チケットではなく、現金書留を送ってレターパックで届くチケット、なかなか粋じゃないかと思いました。

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