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組織版キャリアコンサルティング指導者養成講座から➁

昨年、半年近くに渡って受講した慶應義塾大学丸の内シティキャンパスの「組織版キャリアコンサルティング指導者養成講座」の卒業課題について、年末に記録に残しておきましたが、その続きも記録に残します。
最終課題は、組織内で活動するキャリアアドバイザー向けの20回に渡る支援コースのシラバスを創ることでした。その最終回では、自分自身の経験や活動、日頃大事にしていることが、自分自身のキャリアアドバイザー活動にどう影響しているのかを説明することが求められました。そこで書いたものを前回は引用しましました。ご興味のある方はコチラをご覧ください。企業組織で長らく働くとともに、キャリコンを志す仲間の育成をもう1つ仕事の柱としている自分らしさは、それなりに出ているかなと感じます。
で、今日はついでに全20回のうち、主要コンテンツとなる18回分のタイトルを記録に残しておきます。今から考えると、もっとあの辺尖らせておいても良かったなと思うのもありますが、結構、現実的で悪くないと思うのですが。タイトルのみ残しておきますが、それぞれについてそれなりの分量のシラバスも書きましたが、あまりに分量が多いのでここでの記録からは割愛します。

18回のセッションの狙いと特色


組織対応型キャリアアドバイザーが必要とされる社会的・企業的背景を理解し、求められる知識・技能を把握の上で、組織対応型キャリアアドバイザーとしての独り立ちができる自信と思いが確立できることを目指します。
キャリアコンサルタント養成講座で学ぶ寄り添い型のキャリアカウンセリング、キャリアアドバイザーとしての開発型の組織の中での元気への支援、さらにはキャリアコンサルタントとしての組織へのアプローチのいずれをも理解し、自分なりに意味と内容を語ることができ、継続的な鍛錬やスーパービジョンを必要とはするものの、自らがそれを担なうのだという腹決めができることが重要です。単に知識や技能の習得にとどまらず、態度やキャリアアドバイザーとしての「あり方」も大切とし、自らの頭で考え抜くことを求めます。組織の理解にも十分な時間を割き、具体的な組織内支援の実践の場として「部下のキャリア支援の役割を担う管理職支援」と「セルフ・キャリアドック」を重点的に取り上げます。セッションの進行方法としては、グループワークの時間を十分にとる構成とし、他者との切磋琢磨の中で、自分のできること・強み・十分にはできないこと・鍛錬が必要なことをきちんと認識し、総合的なキャリア支援を担える人材として自ら行動を起こすことを目指します。また、各回においてある程度の事前学習・事後学習も求められます。

18回のシラバスのタイトル


【1. 組織対応型キャリアアドバイジングとは】
➀ キャリアアドバイザーに対する期待の理解
➁ キャリアアドバイザーの役割の理解
【2. 組織に対しての理解の強化】
➂ 企業における今日的HR課題を理解する
➃ 人事施策とキャリアアドバイザー活動の連携を考える
➄  事業内メンタルヘルスの理解とストレスマネジメント
【3. 具体的なキャリアアドバイザーの活動】
⑥ 従来型の解決型面談と組織対応型キャリアアドバイザーに求められる開発型面談のあり方の違い
➆ キャリアデザインワークショップのあり方
➇ データベースの整備と運用
➈ 人材開発会議の活用
【4. 職場における管理職によるキャリア支援】
➉ 職場における管理職によるキャリア支援を支援する➀ その意義とあり方
⑪ 職場における管理職によるキャリア支援を支援する➁ 1on1の支援
⑫ 職場における管理職によるキャリア支援を支援する➁ 職場における学び合い支援
【5. セルフ・キャリアドックの企画運営】
⑬ セルフ・キャリアドック➀ その理解と運営
⑭ セルフ・キャリアドック➁ 全体報告を考える
⑮ セルフ・キャリアドック➂ 経営への提案を考える
【6. キャリアアドバイザーのあり方を考える】
⑯ ケースセッションを行う
⑰ スーパービジョンを受ける
⑱ 組織対応型キャリアアドバイザーとしての自分のあり方を考える

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