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数十年ぶりに「半ドン」を楽しんだ話

さて、半ドンという言葉をご存知でしょうか。
土曜日に午前中だけ仕事をするという実に生産性の低い労働形態を「半ドン」といっていました。私が仕事を始めた会社は、当時は隔週週休2日制。2週間に一度は午前中だけ仕事をするのです。実に非効率的な働き方です。私は比較的、営業所から距離のあるエリアの営業担当だったので、営業先に行ってしまうと半日では終わらないので、土曜日にはもっぱら旅費精算などの事務処理をやっていた記憶があります。そして昼になったら、昼酒を始めたり、麻雀したり。ワークライフバランスという概念がまだ生まれていない当時としては、それはそれで悪くはありませんでした。半ドンの「ドン」というのは、ネット知識によるとオランダ語で休日を意味する「ゾンターク」が転じて「ドンタク」となり、半日の休みだから「半ドン」になったとのことです、わちなみに「博多どんたく」の語源も同じとか。

で、この日曜日、数十年ぶりに半ドンを経験しました。午前中だけ新橋でキャリアコンサルタントの論述試験対策講座があり、終了時間を過ぎても質疑応答に人に答えていたけど、終わったのは13時過ぎ。これで解放です。一緒に出かける人もいないので、一人で新橋の街に繰り出します。日曜日の昼時の新橋といえば世界一の台湾料理屋「香味」の一択です。いつもは昼酒している周りの人を羨ましく見ながらノンアルでランチタイムを過ごしてるのですが、この日は違います。まずホッピーを注文。そして皿排骨。ここの排骨麺は世界一なのてすが、実は汁に浸らないパリパリが楽しめる単品での排骨はもっと最高なのです。呑みにくるといつも頼みますが、昼に食べるのは初めてです。嬉しい。さらに三代目兄に勧められた高菜炒めを食べると残念なことに満腹です。腹ごなしに新橋から月島まで歩き、月島で久しぶりの梯子酒を続けます。

たまには「半ドン」いいよ、と伝えたくての書き込みでした。まあ、午後半休を取れば同じことができるんだけど、それだとちょっと気分が違うんです。やっぱり「半ドン」が魅力的なのです。また、午前だけのクラスの担当、まわってこないかな。

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